バルバラ異界3
どうも、エズラに端を発しているみたいですが、まだまだ、全体像は、見えてこない。
本当に、次の4巻目で完結するのだろうか?
SFは、かなりきっちりまとめてくるとは思うのですが、けっこう、投げ出して終わっちゃうかも。
火星が、どうからんでくるのかが、1番、わからん……。
どうも、エズラに端を発しているみたいですが、まだまだ、全体像は、見えてこない。
本当に、次の4巻目で完結するのだろうか?
SFは、かなりきっちりまとめてくるとは思うのですが、けっこう、投げ出して終わっちゃうかも。
火星が、どうからんでくるのかが、1番、わからん……。
えーと、「残酷な神が支配する」から後、この「バルバラ異界」は、購入はしていたけれど、ずっと未読のままでした。
まあ、1番の理由は、萩尾 望都は、読むのに体力と根性がいるからなのでした。
そのくせ、泥沼のように(?)一気に読ませようとするからねぇ。そして、一気に読みたいたぐいのお話だし。
ということで、夏で仕事も一段落した今の体力のある時期に、読んで置こうということで読み始めました。
えーと、凄い。
これは、あんまりにも陳腐な表現ですねぇ。
前作の「残酷な神が支配する」は、リアルな理解しやすい物語だったと思います。まあ、劇的なドラマの連続が、リアルといっていいのかどうかという問題はありますが。
エンターテイメントと人物の心の動きを両方バランス良くかいた物語でした。
それ以前の物語は、どっちかというとSF以外は、心理面にウェイトがおかれていたと思います1。
それが、変化してきたのが、多分わたしは、「あぶない丘の家」あたりだった気がします。
この作品は、日本舞台で、エンターテイメントで、登場人物がどう見たって日本人に見えなくて、でも面白くて、いろんな意味で「凄い」作品でした。
萩尾 望都のターニングポイントだったかも。
でも、ウケたかどうかはわからないので、
それから、一連のバレエシリーズがあったのかな。バレエシリーズあたりは、そのまま「残酷な神が支配する」の流れに続いている気がします。
短編なので、あれほどドラマチックではないけれど。
で、今回の「バルバラ異界」なのですが、近未来設定のSFです。そして、舞台は、日本です。
そうなんか、「あぶない丘の家」の流れを感じる。
というよりも、萩尾 望都の今までの作品の総決算な感じがします。
全4巻。
どんな話になっていくんでしょう?
「プロローグ」を読んで、しばらく日を置いて。
一章を読み出したら、毎日一章ずつ。
でも、6日目だけは、止まらずに一気に「エピローグ」まで。
あぁ、十数年前も、確かこんな読み方で、この物語を読んだなぁと。
ジュブナイル小説は、眉村卓の学園SFシリーズとか、筒井康隆の「時をかける少女」なんかを読んでいたのですが、あのあたりは、どっちかというと、大人が書いた子ども向きの小説みたいな感じがありました。
「星虫」は、そんななかで、なんというか、大人ではない人が書いた「切実さ」みたいなものがあったのが、印象に残っていました。
だから、ものすごくおもしろかった覚えがあります。
今、こうやって読んでみても、おもしろさはやっぱり変わっていません。
ただ、自分のなかの「切実さ」は、確実に年とともに減ってきている気がします。
そして、この物語のいろんな荒さも、ちょっとみえる気がします。
例えば、友美と秋緒の関係。いつの間に、秋緒は、あんなに友美のことを認めたんだというところとか…。
それでも、充分におもしろく、ストーリーを知っているにもかかわらず、ドキドキしました。
あの時代の自分の感受性は、やっぱり、今より敏感だったようです。
メガネの女の子が、星虫をとってしまって、泣き崩れてしまうシーンがあったのですが、このシーン、星虫が落ちた瞬間に、女の子の視力がガタッと落ちた(元にもどった)という描写があったはずだと記憶していたのですが、まったくの記憶違いでした。
気になって、元の新潮社版の方を見てみても、同じ描写でした。
むかしは、わたしもそういう書いてないところまで想像して、読んでたんだなぁということ、今は、けっこう考えずに、感じずに読んでるところがあるなぁと、よくわかりました。
まあ、だからといって、あの時みたいな読み方に戻れるわけではないんですけどね。
それはそれで、辛いことも多いので、わたしは、今の感性も好きです(笑)
まあ、もっとも、もうすでに1冊持っている本ですから、普通は、これだけでは、購入して読もうとは思わなかったはずです。
買ったのは、「イーシャの船」が、続けて刊行されたからです。
「星虫」は、「おもしろい」。だけど、「イーシャの船」は、「好き」なのです。
「よんじゅうめんそう」ではなくて、「しじゅうめんそう」なのだよ。
いやぁ。「幻の女」なみに強引なトリックだ。
しかもなんか、まだとけていない謎もあるような……。
しかし、敵は二十面相以外にいないのだろうか。
ポストと本の背表紙は、素晴らしい。
ブラボーー!!と笑ってしまいました。
これは、王道っぽいお話でいいですね。
まあ、小林少年が活躍する分、二十面相というか四十面相の方は、だいぶん間抜けになっていますが。
しかし、髑髏な人たちは、なんであんな格好をしていたのか……謎だ(笑)
はじめのうちは、SFだったらどうしようと、ドキドキしました。
なんせ、全世界規模のスケールですから。
犯人は、あいつだろうと思いつつ……どうやって説明するんだろうかと、ちょっと心配までしてしまった。
しかし、このテーマは、けっこうすごいですよ。この時代から、このテーマってあったんですねぇ。
ふぅ・うぉっち・ざ・うぉっちまん?
これは、続きがよみたいなぁと感じさせられる一編です。
リレー小説は、多分、1番最初を書くのが、1番楽な気がします。
タイトルも、惹かれます。
うーん。
こっちより、「畸形の天女」の方が好みです。
やっぱり、基本的にミステリー向きな読者じゃないな。わたしは。