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円 劉慈欣短篇集

「三体」劉 慈欣による短編集。
「三体」の元ネタになる短編も入っているよということで、そのアイデアを広げて長編にしたのかと思っていたのですが、そんな簡単なものではなかった。

たしかに、アイデアの元になっていたり、イメージや、テーマの元になったりしているのですが、それをロンデル全部、別のものにちゃんと変換して出力しています。
凄いわ。

というか、解説読むと「三体」から抜き出して「円」がつくられたの……。おもろいわ。

まあ、基本的には、暗いというか非道いことが根底にあるのですが、不思議に楽観的なとこもあってバランスとしても悪くないです。

「郷村教師」が、1番スケールが大きくておもしろかったかな。

「詩雲」は、俳句で同じ様なことを考えていた人がいたねぇと思いました。全俳句データベース

で、1番目の詩の解釈で、爆笑してしまった。
笑う話だよ……ねぇ。

「人生」は、まあ、はじめからオチがわかってたというか、まあ、そうなるわなぁという感じでした。

劉 慈欣,
森 望.泊 功,齊藤 正高
早川書房
発売日 : 2023-03-07

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70年代日本SFベスト集成2

1巻読んでいたときは、オーソドックスでこれでいいんだよ的な感想を書いていましたが、2巻目は、1巻目に比べると変化球が多くなってきた感じですねぇ。
というか、トーンが重いのが多かったです。

まぁ多分、1巻目から本気出して飛ばすと、なかなか受け入れられないので、小出しに出していっている感じでしょうか。

最期に小松左京の「結晶星団」。これは、すごいですねぇ。筒井康隆も解説で書いていたけれど、なんというか、力業すぎるぐらい力業。

あと、松本 零士の「セクサロイド」の解説。これ、中学生ときも解説読んだことがあるのですが、筒井 康隆は自分のこと二枚目だと思ってるのだなと思った事を思い出しました。

筒井 康隆,
星 新一,山野 浩一,松本 零士,豊田 有恒,河野 典生,荒巻 義雄,藤本 泉,小松 左京
筑摩書房
発売日 : 2014-12-01

平井和正,読書天使,平井 和正,幻魔大戦,角川,角川文庫,KADOKAWA,SF

幻魔大戦15

14巻から続いて、箱根セミナー2日目から。

多分、「幻魔大戦」の最大のネックになっている部分だと思います。もう、完全に新興宗教にいってしまっている展開で、まあ、受け入れられない人は受け入れられないだろうなぁと。

それでも、物語のもっているベクトルに流されずに読んで見ると、確かに例えば井沢 郁恵の講演や言っていることが絶対的に正しいなんてことは、まったく書いてなく、そして、その講演すら暴走してしまう。
杉村 由紀は、ひたすら不信感に苛まれていく。
基本的に、だれに対しても容赦ない平井 和正です。「虎の時代」、「狼の時代」、「天使の時代」なんて、時期によっていろいろいわれていますが、まあ、そんな区分なんて変わらずに、誰に対しても、いつも、ひたすら厳しい感じがしますねぇ。

そして、物語の熱量、内圧の高さにかかわらず、ストーリーとしてはほとんど何にも起こっていないというのが怖ろしい。
東 丈が消えたのだって、この時点で確定情報かどうかもわからないという。もしかすると、「真・幻魔」と並行して読んでいた読者は、こっちの丈もどこかに行ったということに気づいたのだろうか……。

熱狂の中で、それをメチャクチャ嫌って見ている「目」の存在を感じるし、全体がものすごく冷めた目でみたシミュレーションでもあります。
そういう意味では、正しく最高にSFしているとも思えます。

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ベストSF2021

おもしろくなかった印象は、ないのですが、残っているものもあんまりないという「ベストSF2021」です。
その中では、伴名 練の「全てのアイドルが老いない世界」が鉄板でおもしろかったかな。

いや、今、目次を見ていると、柴田 勝家「クランツマンの秘仏」斜線堂 有紀「本の背骨が最後に残る」と、おもしろいのもあるなぁ。
多分、後半の作品があんまり好みじゃないかったので、印象が薄くなったみたいですねぇ。

「年刊日本SF傑作選」よりも、ページが薄くなったのでしかたないのかもしれませんが、マンガ欲しいですよねぇ。

大森 望,
円城 塔,柴田 勝家,柞刈 湯葉,牧野 修,斜線堂 有紀,三方 行成,勝山 海百合,麦原 遼,藤野 可織,堀 晃
竹書房
発売日 : 2021-11-22

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超人ロック ソード・オブ・ネメシス3

なんというか、スケールの大きな話です。
読んでいるうちに「三体」のこととかも思い出していました。

まあ、この話の元が、1960年代に書かれているのですよ。そういえば、「百億の昼と千億の夜」も1960年代です。
凄いな、1960年代の日本のSF。