やがて君になる3
燈子と侑の関係が、おこす周りへの波紋。
その波紋にぶつかった紗弥香から、また、波紋が広がっていって。
それは、けっして硬質なものではなくて、気づけない者には気づかないぐらいの本当に、水の上の波紋みたいな感じです。
そして、「好きにならない」と言うたびに、それがどんどん呪いになっていくような。
最終刊。
好事魔多し。
一気にたたみかけられて、けっこうジェットコースターでしたよ。そして、お話とお話の間のイラストが、最終話で繋がって、そこも、お見事。
タヌキの神様がでてきたときには、爆笑しました。
それから、神の嫁というのが、孤独を慰めるための方便であったというのも、ちょっとやさしいなぁと感じました。
この手の話、秘密のまま終わるのが多いと思うのですが、まわりにいろんな不思議を告白して終わっていくのが、なんとも素晴らしい。多分、あえかなものを守るためには、それが1番大切かも。
そして、一緒に老いていけるというのも、しあわせなことです。