3月のライオン11
ものすごい「悪意」。どうしようもない「悪」は、多分、こんな顔をしている。
ツイッターで羽海野 チカがものすごく辛そうなつぶやきをしていたのは、多分、これをかいていた時なのかなぁと思ったりしながら読んでいました。読者ですら、持っていかれそうなのだから、共感型でお話を作っている作者は、もちろん、もっと持っていきれそうになっていたんだろうなぁ。
桐山くんは、あかりさんとひっつくのかと思っていましたが、そうでもないのかなぁ。
久方ぶりの新刊。
てっきり、わたしはあかりさんとひっつくのだと思っていました。
まあそれは、よく考えたら、たんにわたしの好みからくる願望なのでした。
思い起こせば、何巻も前から、彼の目はそっち向いていたよなぁと納得した1巻。
しかも、この巻の中ですら、けっこう決定的なシーンがあるのに、父親の前で宣言するまで、気づかなかったわたしは、アホだなぁと。
この「3月のライオン」と「海街ダイアリー」は、わたしのなかでは、同じ棚に入っていて、ものすごく劇的なことがおこっていたり、変化が目に見えているわけでないのに、静かに確実に物語が前に強く動いてるのを感じる不思議な話です。
表紙が柳原棋匠って、ダレとく?
でも、内容にものすごくあってるし、読み終わると、これしかない表紙だと想えるんですけどね。
羽海野 チカ、ハチクロ以上にどの世代にも物語を届けようとしているのが感じられます。
どのシーンを切り取っても、好きで、せつなくなるマンガです。
まあ、せつなくなりすぎるところもあるのだけれど、ものすごくまっすぐ前を向いて歩いていく、そして甘くはない、この物語の人々が好きです。
野口先輩、かっこいい。