けっこう仮面2 転校生は媚薬の香り
毎回、なにかの物語のパロディになっていて、オチのパターンが決まっているところが、けっこう、当時としては、新しかったんじゃないかと思います。
毎回、なにかの物語のパロディになっていて、オチのパターンが決まっているところが、けっこう、当時としては、新しかったんじゃないかと思います。
けっこう期待して読んだんですが、あっさり系で、ちょっと物足りない感じでした。
渋澤 龍彦の「世界悪女物語」なんかは、けっこう楽しく読んだので、作者が女性だからかとも思います。
また、「歴史が語る」という題名なのですが、あんまり歴史に関係のある感じではなかったからかもしれません。
でも、マルグリット・デュラスの話とか、アガサ・クリスティーの話とかは、けっこう好きなので、基本的に、わたしが知っている人の話でないと楽しめてないだけかもしれません。
年齢別に分類してあるせいもあるのですが、後半は、権力を極めた女性が、若い男と……というのが多かった気もします。しかも、女性は、たいして美しくなかった……という話が多かった気が。
このあたりに、作者の好みを見てしまうのは、けっこう意地悪な読み方かもしれません。
「愛人 ラマン」が、70歳の時の作品だというのが、本当にビックリしました。それを知っただけでも、価値はあったかも。
「キューティーハニー」は、まだ、ハードな設定があったのですが、こっちの方は、もう、本当に好き放題ですね。
元が、読み切りだったからでしょうか?
まあ、基本パロディなので、元ネタとかは古くなるのですが、それでも、今読んでも斬新というか……もう、永井 豪しかできない世界が全開です。
めっちやくちゃ、懐かしいな……。
昔兄が、このシリーズを全部文庫でもっていました。
わたしは、吾妻 ひでおのパートを拾い読みしたぐらい。
今読んでみると……時代を感じるところもあけど、けっこうおもしろいな。
続き、出ないのかな……多分、出ないな。
お岩さんの四谷怪談です。
子どもの頃は、お岩さんのことを呼び捨てにしたら呪われるとよく言われてしました。
でも、京極 夏彦ですから、ドロドロドロとオバケが出てくるわけではなくて、なんか、すれ違い恋愛小説みたいになっています。
この「不思議などないのだよ」的なところとか、扱っている人間の感情の面とかで、ちょっと好みはわかれるところだと思うのですが、わたしは、けっこう気に入っています。
京極 夏彦は3冊目なのですが、この人の本って、計算されて書かれているんだけれども、伊坂 幸太郎みたいにものすごく巧い感じはしません。源泉は、もっとドロドロしたものなんだろうなぁと思います。
だから、今まで読んだ2冊は京極堂シリーズで、今回のはまた別のシリーズ(らしい)なんだけれど、しかも、時代背景も全く違うだけれども、読んだときに同じような印象を受けます。
でも、印象は似たような感じなのですが、
「どうなるの??」
と先が気になって、サクサク読めます。