色いろおふとん
今日から、お盆ということで仕事場が閉鎖になります。
きのうは、その1日前ということで、ほとんどの人が、休みをとって、仕事場は、ガラーーン状態でした。
まぁ、仕事もほとんどない。
いや、本当はあるんだけど、こんな状態では、やる気が出ない(笑)
ということで、仕事場にてお留守番状態でウダウダしていたわけです。
と、同僚が、子どもを連れて出勤してきました。
ほんとうは、休みなのですが、仕事場にちょっと忘れ物したとか、少しだけ仕事があるという感じですね。
うちの職場は、こういうサービス残業多いです。まぁ、今のわたしみたいに暇な状態のときもあるのですが、忙しい時期は、サービスの嵐です。
連れてきた子どもは、小学1年生。去年、職場で行った夏の旅行に一緒に行った記憶があります。
というわけで、同僚のお母ちゃんが、ちょっと作業をしている間に、子どもをかまう。
「おっちゃん、知ってるか?」
おぼえてねぇか。
けっこう遊んだんですが、1年前のことですからねぇ。
その頃は、わたしはまだ小さいことゲームしたりはしてなかったです。
まぁ、あんまり人見知りしない子なので、逃げたりしないで<b>あやしい奴がいるーー</b>とこっちを見ているわけですね。
ゲームボーイをしっかりと握りしめております。
しばらくすると、思い出しはしないようですが、慣れてきて、害はなさそうだとわかるようになります。
で、そうすると、子どもなりに気をつかって話題提供してくれる。
なかなか、社交的なよい子です。
この子の場合は、ゲームボーイでした。
「マリオ」のソフトが入ってて、電気つけて、
「見ときいや」
と自分で動かして見せて、1面クリアしたら、
「はい」
と言ってわたしてくれます。
で、まぁ、わたしも、ピコピコ(表現古い)と遊んでゲームオーバーになっちゃうと返すわけです。
こんな敵が出てきたよ~。
声で知らせたりするのですが、せめてテレビみたいにみんなで見ることができる画面があれば、いいのですが、ゲームボーイは、横からどんな動きしているのか見えません。だから、コミュニケーションの道具としては、ちょっち難しいものがあります。
うーむ。なんか、いいものなかったかな?
なぜか、わたしの車には、この2週間ぐらいずっと、所有しているゲームのほとんどが積みっぱなしになっています。
で、この子と2人でできて、おもしろそうなのあったかな??
「ちょっと待っててね」
車まで取りにいったのが、「色いろおふとん」でした。
はい。買っちゃいました。このかわいいゲーム。だって、かわいいんですもの。
「これやってみます?」
「やりたい。やりたい」
と言っているところに、
「なにしてもうてるねん」
と、お母さん。
「え~、もう帰るの~?せっかく、これから、遊ぼうと思ったのに~」
と言ったのは、お母さんとだいたいタメ年のわたしです。
「まぁ、もう帰るけど、もうちょっとぐらいは、見とくわ」
「やったー。じゃあ、一緒にするか?」
「そうやなぁ」
やったー。だから、お母さん大好き(爆)
若干問題発言(?)も含みながら、3人で遊びました。
「5人の妖精さんがねています。自分の5人の妖精さんに、妖精さんと同じ色のおふとんをかけてあげるゲームです。
サイコロをコロコロってふって、出た目の色のおふとんをかけてあげます」
親子で、うんうんとうなずきながら、わたしのインストを聞いています。インストしやすいゲームです。
「でもねぇ、1人だけ、『まだ眠くないよーー』って、夜更かしして遊んでいるイタズラ妖精さんがいます。この子です」
「うん。ホンマに、イタズラって感じがするなぁ。見てみ、あんたにそっくりやで」
言われて、子どもニヤリと不敵に笑っております。
「サイコロをふって黒がでると、この子がやってきて、もうねちゃってる子からおふとんを1枚とっていってしまいます。
はやく、5人の妖精さん全部に、おふとんをかけてあげた人が勝ちです」
4歳からのゲームです。サイコロ運がほとんどのゲームですが、考えなければならないところも、ちょっとだけあります。
「わたしから」
もう、順番は決まっているようです(笑)
最初にそろえた人が勝ちなので、1番が得なんです。でも、そんなことを考えたわけではなくって、単純に気持ちがはやっているんでしょうね。
いい傾向だ。
最初のうちは、「黒」以外なら、なんの目を出しても自分の妖精さんにおふとんをかけてあげることができます。
けっこうみんな順調にいって、4周り目ぐらいで、子どもが「黒」の目。
「ざんねん。イタズラさんが、とっていっちゃいました。好きなのをイタズラさんにかけてあげてください」
これが、初「黒」です。
次、お母さんの番。
「あっ、同じ色や」
同じ色が出ると、おふとんがもらえません。
で、わたし。コロコロ。
「おっ。リーチだ」
なんと、4回サイコロをふって、1回もスカなくいきなりリーチです。
子ども。コロコロ。
「あーっ。同じ色や」
お母さん。コロコロ。
「あっ、お母さんも、リーチやで」
そして、わたしの番。
はっきりいって、ストレートで終わってしまうと、ちょっとあっけないですよねぇ。
コロコロ。
ストレートでした(笑)。
うむ。宇治川の流れとさいの目だけは、わたしでもままならないのだよ。
「もっかい。もっかい」
お母さんのリクエスト(笑)
で、2回戦目。
今度は、1回戦目とうってかわって、「黒」の目ばっかりでるシーソーゲーム。
「また、黒や」
イタズラ妖精妖精さんの上には、おふとんの山が。暑そうだ。
今回順調なのは、子どもです。
「あっ。わたし、あと1つやー」
あと、「赤」だけです。
そして、赤は、イタズラ妖精の1番上のふとんです。
わたしとお母さんは、あと2人の妖精さんにおふとんをかけなければなりません。
お母さん。コロコロ。
「よし。リーチや」
この時点で、場にはおふとんがもうありません。みんな、イタズラ妖精の上につまれています。
と言うことは、子どもが、「赤」を出して1番上のふとんをのけてくれない限り、大人はだれも、ふとんを取ることができません。
そして、1番上のふとんをとったら、この子は、5人ともおふとんかぶせることができて、終了です。
「あれ?この時点で勝ち確定かな」
それでも、サイコロをコロコロと。もう、みんな、赤がでるように応援しています(笑)
「出たー」
「やったー」
なんか、ルール間違ってるかな?
なかなか、おもしろかったです。
帰り際、
「ソフトは、『マリオ』に以外になにもってんの?」
「これだけ。だから、サンタさんにお願いしようと思ってんの」
ちょっと気の早い話です。
「でも、これもおもしろかったし、サンタさん、これでもいいなぁ」
よしよし。マリオと同じぐらいにはウケたかな。