夏目友人帳14
消えてしまったので、書き直し。
今年、最後の1冊です。まあ、最後に読んだ1冊という意味ではなくて、最後の投稿的な意味ですが。1
なんか、今調べてみたら、前巻読んだのが7年前でした。そんなじかんたっていたんだ。
でも、そんなに時間を感じずに、すっと入っていくことができました。
ゆったりした時間が、物語の中にもながれている感じがします。レイコさんのことも少しずつ見えてきた感じです。
- ということで、この元の記事が投稿されたのは、おそらく2019年の12月31日です。 [↩]
今回は、泣いてしまうのはなかったけど、なんだか状況が動いていく感じがあって良かったです。
特別編の2編も、今と比べると遠くまできたな思わせるもので、ここに配置されているということも、計算されている気がする。
この人は、キャラクターの微妙な距離感をかくのが、本当にうまい。
的場との距離も、これからどうなっていくのか気になります。
夏目のはなしも、レイコの話も、どっちも、いいです。
レイコなんて、はじめはただの乱暴者かと思ってました(笑)
でもなんか、寂しさが見える感じです。
今回も、ちょっと長い目のお話が2編です。
前巻ぐらいから、物語の密度がギュッと詰まってきたような気がします。何というか、涙腺がゆるゆるになっているのは、年のせいだけではないと思います。
見えぬけれどもあるんだよ…。
そう歌った詩人が、決して幸せな一生を送ったわけではないことは知っているけど、願わずにはいられません。
幸せにと。