武装錬金5
みんなの声援のページ。
作者も書いている通り、クライマックスだと思います。
この人が、なにをしたかったのか?どんなマンガを描こうと思っているのかが、とってもよく伝わってきます。
あとは、全体的に、いろんな意味でおもしろすぎですが……。
「武装錬金」で、和月さんは、とっても正しい少年マンガを描こうとしていると思います。
「満面の微笑みでゴマかしてやがる」
というのが、今回のわたしの笑いのツボでした。
でも、この合言葉だったら、わたし世代の人は、みんな言えるような気がしますが。
こうやって、まとめて読むと、それほどひどい出来というわけでもないと思います……。
ただ、「キャラクターではなくオレが暴走しています」と、そこまで冷静になれるのだったら、ちょっと押さえるべきかも。
前作の失敗を生かして、新しい「武装錬金」は、いろいろな部分で研究の成果が見られます。
まず、前作の1番の失敗は、「武器」。
主人公の武器が銃で飛び道具。いろいろな武器での戦いをかこうにも、敵に飛び道具以外のモノを持たせると、明らかに主人公の方が卑怯者になってしまいます。けっか、敵も全部ガンマンになるのですが、そうすると早撃ち出来る者が勝つという単調な展開に……。
ということで、仲間というか、ライバルキャラに投げ縄とか持たしていたけど……。
基本は、やっぱり「ガンフロンティア」みたいに、主人公は飛び道具を使わずに、友だちがその名人というのがバランスいいのですね。
今回の「武装錬金」の主人公の武器は、槍。もちろん、今は直接攻撃で使っていますが、投げたりというレベルアップもしていきやすそうな武器です。
あとは、ヒロインもけっこう研究したという話を聞きました。
で、オーソドックスにすすめていくのかと思っていたのですが、どうして、和月さんのキャラクターは、こんなに、おもしろい方へおもしろい方へ1と流れていってしまうでしょうか?
蝶の人とか……。
なんと1話ごとにライナーノートをつけています。
あいかわらず、自分を追いつめているなぁ。