アン・マキャフリー,川副智子,読書ちょびっツ,わがセクソロイド,アイザック・アシモフ,アン・マキャフリー,ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア,セクサロイド,ファウンデーション,ファウンデーションの誕生,僕の妻は感情がない,劇的任務

歌う船

古典の部類に入るSFです。
今回、作者が書いたシリーズがⅠ冊にまとまった本ということで、今回、Kindleで購入、車の中でアレクサに読んでもらっていました。

アン・マキャフリーは、「パーンの竜騎士」のシリーズの短編をなにかのアンソロジーで読んだことがあるはず。
そして、「歌う船」も、最初のお話は読んだことがあるはずと思っていたのですが違っていたみたいです。記憶がない可能性もあるのですが、けっこう最近読んだ本ではない記憶はしっかりしているので(笑)

いや、女の子が電脳に繋がれているイメージは、けっこう強烈に覚えていて、多分、それは、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの「接続された女」ですね。
これが、ずっと「歌う船」を読んでいるあいだ、イメージの中にありました。
「接続された女」は、けっこう酷い話(出来の善し悪しではなくて鬱よりな話という意味)で、ずっとその話がいつはじまるのかと、ちょっとドキドキしながら聞いておりました。

「歌う船」は、そんなに酷い話ではなかったです。
短編の連作集で、歌う船と呼ばれたヘルヴァという女の子が主人公のお話です。
この女の子は、生まれたときに障害があって、一生、宇宙船の「頭脳」として生きることを運命づけられている。宇宙船型のサイボーグなんですね。でも、女の子。そして、「筋肉」と呼ばれる宇宙船のクルーとバディをくんで、宇宙を飛び回る。
もちろん恋愛的な要素もあって、ということで、まあざっくりいうと異類婚ものです。ざっくりしすぎというこもありますが。わかりますね、大好物です。
多分、機械とつながっている女の子ということで、「攻殻機動隊」草薙 素子とかの原型です。いまならいっぱいいるヒロインたちの最初の1人です。

でも、最初の「歌う船」の感想は、おもしろいんだけれども、やっぱり古いなぁ。なんかものすごくあらすじみたいな話だなぁでした。
いや、今のラノベとかだったら、この短編1話だけで10巻はいかないまでも、5巻ぐらいは書くと思います。

以下、ネタバレありです。

ロバート・W・チェイムバーズ,大瀧啓裕,読書THE KING IN YELLOW,クトゥルー,チェイムバーズ,ラムレイ,ラヴクラフト,ロバート・W・チェイムバーズ,創元推理文庫,大瀧 啓裕,東京創元社,神話

黄衣の王

最初の4編は、あぁ、クトゥルー神話(に勝手に取り込まれた物語)だなぁ。いい雰囲気と思っていました。

が、突然途中から、「魂を屠る者」という長編が始まって、なにを読まされているのだと(爆)なんというか、魔法スパイ大作戦みたいなのが始まった。

いや、これはエンターテイメントでおもしろくて、わたしは好きです。好きですが、「黄衣の王」のあと読むと、ラヴクラフトとラムレイが、同一作者だよと同じ本に入れられているような感じが、もの凄い。
恐怖に、愛で打ち勝っちゃう話だしね。マジで。

「黄衣の王」系列の話も、まだ、数編残っているということで、それをまとめてⅠ冊にして、「魂を屠る者」はⅠ冊にした方がよかったのではとちょっと思います。

まあ、チェイムバーズが、幅広いということは理解できた。

アマサワトキオ,三方行成,加藤元浩,古橋秀之,坂永雄一,大森望,宮内悠介,宮部みゆき,斉藤直子,日下三蔵おうむの夢と操り人形,アマサワ トキオ,グラーフ・ツェッペリン 夏の飛行,サンギータ,三方 行成,創元SF文庫,古橋 秀之,坂永 雄一,大森 望,宮内 悠介

おうむの夢と操り人形 年刊日本SF傑作選

2017年のSF。
そして、創元版「年刊日本SF傑作選」完結。

まあ、完結するからいって、アンソロジーの何かが今までと変わるか訳ではないのですけどね。

柴田 勝家の「検疫官」は、物語による物語の否定ということで、おもしろかったです。

表題作の藤井 太洋「おうむの夢と操り人形」も、思考実験としてものすごくSFらしく、そして小説としてもおもしろい。
でも、書かれていること皮肉でもあるのだけれど、人にとっておうむ返しをしてもらうことって、とっても大切なことなのかもと思ったりもする。

高野 史緒「グラーフ・ツェンペリン 夏の飛行」は、ノスタルジックな感じで良かったです。ちょっと退屈かな。その退屈感も含めて雰囲気を作っているところもありますねぇ。

最後のアマサワ トキオの「サンギータ」が、今回のⅠ番の収穫でした。これは、凄い。
クマリ、SF、仏教、ヒンズー、なんか不思議なものがごった煮になって、なんともいえない味わいになっています。
あぁ、そうだ。
これ読んでいるときに、あぁ、もしかしたらクマリというのも障害をもった子を生きながらえさせるため、古代に生まれた考え方の1つなのかもしれないと思いました。たしか、日本でも目が見えなかったり、足が不自由だった子を神としてまつることで、村から追放しないようにしていたという話を聞いたことがあります。

大森 望,日下 三蔵,
宮部 みゆき,斉藤 直子,日高 トモキチ,肋骨 凹介,柴田 勝家,藤井 太洋,西崎 憲,水見 稜,古橋 秀之,田中 啓文,三方 行成,道満 晴明,宮内 悠介,坂永 雄一,飛 浩隆,長谷 敏司,高野 史緒,アマサワ トキオ
東京創元社
発売日 : 2019-08-29

上田早夕里,伴名練,円城塔,加藤元浩,大森望,宮内悠介,小川哲,小田雅久仁,山尾悠子,彩瀬まるシャーロック,プロジェクト:シャーロック,マンガ,上田 早夕里,伴名 練,円城 塔,創元SF文庫,加藤 元浩,大森 望,宮内 悠介

プロジェクト:シャーロック 年刊日本SF傑作選

創元文庫版の「年刊日本SF傑作選」も、残りわずかとなってきました。2020年からは、竹書房から出ているので、あと2巻ですね。

「プロジェクト:シャーロック」っていうのは、題名が格好良くて、まず、そこで勝利している感じがあります。
AIもので、オチも好きです。我孫子 武丸、覚えておこう。

ベストは、松崎 有理の「惑星Xの憂鬱」。
かろんちゃんか、薙刀持って殴り込みをかけるところは、圧巻で大好きです。マンガだ、マンガ(笑)

まあ、眉村 卓や、新井 素子、筒井 康隆が入っているのは、ちょっと無理があるかなぁと思います。多分、一線でもなければ、その年のベストでもない。
でも、「傑作選」の中には、入れておきたい名前でもあります。
この3人の中では、特に筒井 康隆が、イマイチというか、わたしには合わないんですよねぇ。
まあ、筒井 康隆のドタバタというかスクラップスティックものは、元々、よくわからん人なのでねぇ。

眉村 卓、新井 素子は、好きなので、単純にうれしいのですが、これがベストかといわれると微妙ですよねぇ。まあ、その年に、短編を書いてないといけないというのは、ハードル高いですけど。

レギュラー陣としては、宮内 悠介と伴名 練は、やっぱり固い。安定のおもしろさです。そして、酉島 伝法は、相変わらずのワケワカメ。

大森 望,日下 三蔵,
我孫子 武丸,彩瀬 まる,新井 素子,上田 早夕里,円城 塔,小川 哲,小田 雅久仁,筒井 康隆,酉島 伝法,伴名 練,松崎 有理,眉村 卓,宮内 悠介,山尾 悠子,横田 順彌,加藤 元浩
東京創元社
発売日 : 2018-06-29

佐々木淳子,佐藤史生,山田ミネコ,手塚治虫,星野之宣,松本零士,横山光輝,水樹和佳子,石ノ森章太郎,福井 健太あそび玉,ジルベスターの星から,マンガ,佐々木 淳子,佐藤 史生,冬の円盤,創元SF文庫,山田 ミネコ,手塚 治虫,星野 之宣

SFマンガ傑作選

70年代の傑作SFマンガ。

ほぼまあ、コレ知ってるよね的な作品です。で、どれも好きです。はじめて読むのは、筒井 康隆のと佐々木 淳子の作品ぐらいかな。佐々木 淳子は、ものすごく気になっていたけれど、ずっと読んでなかったマンガ家さんです。
まあ、あの時代の少女マンガは、特に凄いですよねぇ。もちろん、入っていない名作もいっぱいあるけれど。
好きなやつが1冊にまとまっているというだけでも、価値ありかな。

山田 ミネコの「冬の円盤」が入っているのが、ものすごいチョイスだなぁと。萩尾 望都の「あそび玉」にしても、竹宮 惠子の「ジルベスターの星から」にしても、最高傑作というよりも、原点な感じの作品が選ばれているのがわかります。
この選び方も、一貫していて納得感があります。古典感がでている。

筒井 康隆のマンガとかは、もっと他の入れる余地があっただろうと思ったりもしますが……。

福井 健太,
手塚 治虫,松本 零士,筒井 康隆,萩尾 望都,石ノ森 章太郎,諸星 大二郎,竹宮 惠子,山田 ミネコ,横山 光輝,佐藤 史生,佐々木 淳子,高橋 葉介,水樹 和佳子,星野 之宣
東京創元社
発売日 : 2021-11-29