SUPER CROOKS スーパークルックス
また、ヴィランの話かぁ。
まあ、さらにでっかい悪い奴から、金をむしり取れという感じで、ものすごく後味が悪いということはないのだけれど。
それでも、好みではないなぁ。
マーク・ミラーの持ち味といえばその通りなんだけどねぇ。
これもまだ、フランク・ミラーとマーク・ミラーの見分けがついてない頃に買った1冊(笑)気付よ。
アメコミだけと白黒です。なんというか、影絵みたいなスタイルでかっこいいです。
映画も見に行っていて、これも白黒の画面がかっこいい映画でした。
まあそれだけに、コミックスも映画も、若干なにをしているのか見えにくいというのはあると思います。
そして、ストーリーが、バイオレンスで、メロドラマで、暗いです。
たしか、映画はねぇさんと一緒に見に行っていて、ちょっと気まずい感じだったかも。
コミックスの方が、お話的にはメロドラマにウェートが置かれている感じで好みです。
「キングスマン」の映画を見てきて、けっこう期待してた1冊。
まあ、最初に見たものにイメージが引っ張られるというところはありますが、映画の方が面白かったかな。
映画とコミックスを比べると、コミックスの方がリアルな感じがするかな。まあ、スーパースパイものなので、リアルというのはちょっと変かもしれませんが。映画の方が、ブッとんだ感じです。
なによりも、映画のナイスミドルなハリー・ハートが格好良かったので、彼が出てこないというだけでけっこうショックな感じがありました。あと、ガゼルが女じゃないのも、ちょっとショックでした。
まあそれは、映画→コミックスの順番で見たせいかもしれません。このコミックスは、これはこれで、面白いです。映画から期待したものではなかったというだけで。基本、ヒーロー側の話なので、そのあたりも読みやすいです。
映画と原作がこれだけ変わるのなら、「キックアス」の映画も、1回見る価値がありそうだなぁと思っています。
多分、「MILLARWORLD」というレーベルが出る前の小プロのマーク・ミラー作品。
内容は、「NEMESIS」と同じ感じで、ヴィランの話です。
ヒーローを全部退治してしまった後のヴィランだけがいる世界。そういう、逆転の発想が、この人の味ですねぇ。
ヒーローがいないから、ヴィランやりたい放題……でもなくて、他の並列世界のヒーローたちに気づかれないように、悪事はあまりにも、おおっぴらにできないという。
それ、楽しいのか?
割と、退屈な人生から脱出した割には……生きがいは少ないような……。まあ、邪魔なヤツはいない方がいいか?
まあそれでも、なんとなく成長物語として読めて、なんとなく共感する部分もあって、というふうにこの壊れた物語を感じさせるところが、すごいバランス感覚なのだと思います。
ただ、前も書いたけど、そんなにヴィランの話を読みたいわけではないのです。