蒼のマハラジャ4
いよいよ、インド独立。
めざしていた自由のはずなのに……。という4巻目。
モイラの笑顔が少ないのが辛い。
「いつだって正しいものの方が強いから…」
シルバのセリフは、やっぱり自分の支えになっているところがあります。
読み返したいと思っていた神坂 智子です。
歴史とのからみが大きい「蒼のマハラジャ」から。
たしか、角川の初マンガ雑誌だった「ASUKA」の初期に連載されていたはず。
「T.E.ロレンス」とかは、まあ、ノンフィクションなのですが、これは、フィクションと歴史が綺麗に融合していて、ものすごく見てきたように自然にお話が動いていく。
いや、はじめて読んだときは、実際にベースになる実話があったのだと思っていました。
まあ、かなり冒険活劇ですが。それでも、このマンガというか、この人のマンガでなければ摂取できない物語としての養分があるなぁと思います。
これから先、このマンガに出てくるある言葉で、わたしは何度も勇気をもらいました。
北原 文野版「銀河鉄道の夜」です。
こうやって、何回も、読んだり、いろいろな人のかきなおしを読むと、宮沢 賢治が、あえてかかなかったものや、時間がなくてかけなかったもの、かいてからけしていったものについて、いろいろ考えることがでてきます。
ものすごくストレートなメッセージを持っていて、でも、それを押しつけにならないように、ならないようにと、暗喩で包んでいく。
その過程が、少しずつ見えてくる気がするのです。
何回読んでも、不思議な話です。