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キャプテン・アメリカはなぜ死んだか 超大国の悪夢と夢

題名から、アメコミの現在や、アメコミを通してみる現在のアメリカみたいな内容を期待していました。
……そういう話ではなかったです……。

まぁでも面白くて、この後、この人の本を何冊か購入しました。

これは、でかくて無茶で、不思議なアメリカそのものについてのお話。
アメリカ、半端ない国です。スゴい。

マトリックスの監督の話とかは、衝撃的でした。あと、日本でも翻訳されている虐待体験の自伝の真相とか。
小さなエピソードの積み重ねなので、もっと掘り下げた話が聞きたいと思うところもあったけど、これは、この雑多な見通しの良さが魅力なのでしかたないか。
見も蓋もない、救いもあんまりない話も多いですが、作者の、何というかモラル(?ちょっと言葉が違うような気もする)が、読んだ後の感じを悪いものではなくしています。

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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー

映画見てきました。「キャプテン・アメリカ」。
感想を書いている暇がないけど、面白かった。

映画も、もっと脳天気な作りかと思っていたらけっこう真面目でした。でも、この本は、ちょっと重すぎな感じです。読むのに時間がかかった。

おもしろいですが、アメコミのもっているというかキャプテン・アメリカのもっている独特の歴史が、ものすごく重くのしかかっている感じです。
それが、魅力でもあるんですけどね。

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堺 三保
小学館集英社プロダクション
発売日:2011-09-29

 

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マイティー・ソー

映画、「マイティー・ソー」見てきました。

神サマが空から降ってくる馬鹿馬鹿しい映画です。
そして、ストーリーは、ほとんどひねりのない、ものすごく単純な物語です。

でも、それでいいのだと思います。
だってこれは、神話だから。

ソーは、はっきりいってただの乱暴者です。陰謀家のロキがたくらむ陰謀も、

「そんなこともわからんのかーー!!」

というぐらい、愚直な罠ばっかりです。
そして、それにしっかりはまるヒーロー。

「出てくるヤツは、馬鹿ばっかりかーー!!」

素晴らしい。その単純さ、まっすぐさが、神サマの属性であり、この映画のすばらしいところです。

大笑いしながら見ていました。

だいたい、この映画、わたしがよく利用している映画館では、「吹き替え版」しかなかったです。
要するに、子ども用??
まったく、その映画館の判断は、正しいと思います。

………子どものお客は、まったくいなかったですけども。
ビジュアル的に、あんまり子どもにウケそうな要素はないですね。

こんなに楽しい映画なのに、あいかわらずアメコミの映画って、入場者少なかったです。
でも、マーベルの映画も、ちょっとずつ有名になってきたのか、「アイアンマン」の頃にくらべると増えてきたかなぁ。

えーと、この映画を見て、ドキドキするかといえば、しないと思います。でも、モヤモヤとしたものは残らない、楽しい気持ち、リフレッシュされた気持ちになるのではないかと思います。
それは、原作を知っている知らないにかかわらず。

もちろん、ちょっと原作の知識があれば、楽しめる部分もいっぱいあって、最近のマーベルの映画って、本当に、いろんな層に伝わるようにきっちり作ってあるなぁと思います。

次は、「キャプテン・アメリカ」かな?

そして、ソーには、「アベンジャーズ」で、またあえるのでしょうか?

楽しみです。

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ニューアベンジャーズ ブレイクアウト

映画用のコミックスかと思っていたのですが、これは、リセットがかかっていないアベンジャーなんですね。
ということで、知らない設定がいっぱい。というか、アベンジャーズが、解散していたこともしらなかったよ!アベンジャーズ自体も、ほとんどしらないしなぁ(笑)
「ヒーローズ・リボーン」のリセットかかったキャプテン・アメリカを知っているぐらいか。

キャプテンアメリカを中心に、解散したアベンジャーズにかわり、新しいアベンジャーズをつくっていくというお話です。集めてくるメンバーが、もう、バラバラ。

ピーター・パーカーは、わたしのなかでは、クローンに普通の人生を任せて、スパイダーマン専業になっていたのだが… ?そして、彼が、今までヒーローチームに所属していない理由が、とっても良くわかりました。うるさすぎ…というか、しゃべりすぎです。
1人のときのおしゃへりは、それほど気にならないのですが、みんながそれに答えちゃうと、一気にグダグダに。

ウルヴァリンって、コスチューム脱いだのでは?

そして、どのアメコミも、思わせぶりなところで終わっています。

このミッシングリングをなんとかしたいのだが……日本にいる限り、無理かなぁ。

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デビッド・フィンチ,David Finch,
ャスダ・シゲル
ヴィレッジブックス
発売日:2010-05-29
 

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インクレディブル・ハルク

前作の映画は、けっこう散々でした。
まあ、今にして思えば、あのオチがひどすぎたので、それ以外は普通のできだったのかも。

今回、またまた、ハルクの映画ということで、あの映画の続きなら、もう見に行かんとか思っていたわけですが……、マーベル、わかっていますねぇ、仕切り直しだそうです。

ということで、見に行くことに決定して、映画館で調べたのですが、

……滋賀で、やってねぇ(笑)

えーと、大阪でならやっているな、……1日2回しか上演しないっていうのは、どういうことだ……。

いやぁ、調べてみて、ビックリしました。こんな扱いなんや。
まあ、前作が前作ですからねぇ。でも、マーベルのヒーローって、もしかして、日本では「スパイダーマン」以外は、これぐらいの扱いなのかも……。
ああ、「X-MEN」は、それでも、ましだったのかな?わたしは、このあたりは、DVDで見たので盛り上がりはわかんないですねぇ。
「ファンタスティック・フォー」は、2作目、いつの間にかおわってたし……。
そういえば、「アイアンマン」は、全米でヒットするまで、日本の公開決まらなかったみたいだし……。

で、深夜の大阪は高槻の映画館。ねぇさんと2人で見に行ってきました。
金曜日の夜。

さて、映画です。
よかったですよ~。

今回、語りなおしということで、ハルク誕生からちゃんと語られていて、初めて見るねぇさんにも、優しい映画です。
前作は、ブルース・バナーのパパの実験が引き金になっていて、親子の確執みたいなのが中心になっていました。
今回は、マーベル好きにはおなじみの例のスーパー・ソルジャー計画がらみです。

結局、ハルクって、正義のために戦っているわけではないので、ストーリー展開的には、カタルシスって、少ない気がします。
逃げて、追い詰められて、怒りを抑えきれずにハルクに変身して暴れて、あららっていう感じでまた逃げる。
この繰り返しです。

で、前作は、本当に真面目に、単調に、この繰り返しをやった訳です。
でも、今回は、これが、なかなか軽快に進んでいきます。

今回の敵は、スーパー・ソルジャー計画の収穫として、ハルクを狙っている軍部です。
で、バナーの恋人は、なぜか(なんという偶然!!)この軍を指揮する将軍の娘(しかも同僚の科学者)だという……。

いや、ツッコミどころは、いっぱいあるんですよ。
ミスター・ブルーとは、どうやって知り合ったんだ?チャットか?とか、
あの他国での軍事行動を、どうやって、言い訳するつもりだったのかとか、
ティム・ロス、なんでそこまで……とか、
軍隊、帰る前に、点呼ぐらいしろよとか、

でも、それをチャラにするぐらいに、いろんなネタが効いていました。

1回1回ハルクになるたびにはじけちゃうズボンの話。
エッチのドキドキでも、変身するのという話。

あたりは、まあ、ジャブ。

ニューヨークのタクシーの話は、本当にすばらしかったです。

ベティ・ロスというか、リヴ・タイラーって、本当に妖精だって、思いました(笑)
なんで、この人が、バナーとつきあっているのかは、謎なんですけども、なんか、そんなこと気にならないぐらいの妖精ぶりでした。

もちろん、トニー・スタークこと鉄男さんの出演も、うれしいのです。

こうやって考えていくと、ストーリーの中心ではなくって、枝葉のところをものすごく上手に作って、大まかな形はかわっていないのだけれども、楽しい映画にしています。
映画って、ストーリーとか、テーマとかも、大切だと思うのですが、人を楽しませるのは、そういう部分だけではないのだなあと感じさせられた映画です。

あぁ、唯一の不満は、ニューヨークで暴れたのに、スパイディが出てこなかったことぐらいかな(笑)

クロスオーバーは、盛り上げるのは、かなり難しいのですが、ファンとしては、すごく楽しみです。

「アベンジャー」するのかぁ。その前に、単品の「キャプテン・アメリカ」はないのかな?

わたしの夢は、「マーヴルズ」だな。

でも、その前に、もうちょっと、日本の人たちに、マーベルのヒーローが浸透しないかなぁ……。
「MARVEL VS. CAPCOM」の新作にも、期待しよう。

この映画の観客、わたしたち以外は、男の人が1人いただけでした……。
金曜日なのに……。