軽井沢シンドローム8
縁の結婚と吉沢探偵事務所の活躍をかく8巻目。
ものすごく自然につながっていくので気にならないけれど、いや、けっこう無茶苦茶というか、まあ、本来ならば全然首をつっこまなくてもいいお話に主人公がかかわっていくっていうのは、もう、たがみ よしひさの天才としかいいようがないです。
ほぼ二頭身ですすむけれど、それでも(割と)シリアスというのも、今でもないよねぇ。
希有な才能です。
探偵事務所設立から貴成さんの結婚あたり。そして、耕平ちゃんは、あんなに悩んでいたのにあっさりロスへ。特に、このあっさりロスへというのが意味がわかんなかったけれど、時代がどんどん変わっていって、それぐらい海外が手の届く時代に一気に変化しちゃったということなんですよねぇ。それは、物語としてではなく時代として。
このちょっと前か、これぐらいから、スピリッツが週刊になったのではないかと思います。
それにともなって、ちょっと、お話がとっちらかってきたというか、以前ほどおもしろくなくなってきたように感じていたのを思い出します。
今読むと、それでも充分におもしろいけれど、なんというか、大きなお話が終わって、次への模索の時期のだったんだなぁという感じがします。
なんちゅう題や。
なんだこりゃ。
入っている話は、「里見八犬伝」から始まって、「好色五人女」「夜鷹」「毒饅頭」。
「グリム童話」も、「最下層淫売」も、まったくなんの関係もないという。
どっちかというと、今まで読んでいた「小山田いく まんが昔ばなし傑作集」の続きを読んでいるような感じでした。
うーん、調べてみると「グリム童話」と「淫売」で、ちょっと教養を売り物にしたっぽいエロマンガのレーベルがあったみたいですねぇ。
内容は、普通に「小山田いく マンガ昔ばなし傑作集」でした。「里見八犬伝」の八房の解釈がおもしろいかな。でも、あれ別に、実はいい男だったりする理由はないよなぁと思います。
やっぱり、ブ男ではダメですか?