どろろと百鬼丸伝1
アニメ版「どろろ」がおもしろかったので、買った1冊。
まあ、「どろろ」を原案にしているマンガって、けっこうあって、みんなそれなりにおもしろいのですが、みんなそれなりに未完であるような気がしないでもない。
これは、物語のクライマックスが、体を全部取り返すというのとうまく繋がってないからのような気がします。
さて、このマンガでは、どこまで連れてってくれるのでしょうか?
どろろ梵、完結。
元の「どろろ」が、次第に権力との戦いのお話になっていったのは、もともと、「どろろ」が、忍者物などの劇画に挑戦しようとしてつくられたものなので、仕方なかったのかも。
百鬼丸誕生そのものが、権力を得るため儀式だったし、物語として、それが内包されていたのだと思います。
でも、本当は、こっちの方向に進む道もあった気がします。そんな「どろろ梵」でした。
そして、物語は終わらない。
突き抜けて、広がっていきます。
素敵だ。
後半は、かなり権力との戦いがメインテーマになってきています。
そう考えると、「どろろ梵」は、そのあたりは、ちょっと続編として弱いか。
これは、白土 三平の忍者ものなんかが、けっこう影響している気がしますが、その影響をうけながらも、ちゃんと、全然別な手塚 治虫の世界が展開されているのが、けっこうすごいです。
いろいろ読みながら、実は、手塚 治虫の最高傑作は、「どろろ」じゃないかと思ったりした。後世に与えている影響も、けっこう多い気がします。
まぁ、途中で未完のまま終わっているので、よけいにそう感じるのかもしれません。