柳原望,読書かりん歩,ファンタジー,柳原 望,MFコミックス,MFコミックス フラッパーシリーズ

かりん歩4

「かりん歩」最終巻。
主人公、成長しなかったは、確かに。ある意味、ホワホワ系の主人公は、はじめから完成されていて、満たされているというのがあるのかなぁと思ったりしました。

まあでも、かりんに友だちいなくてもてないという属性があるのは、ファンタジーな設定なのではないかと思います。
あの手の人は、モテるよねぇ。気づいていないだけで。
そして、一人でもそんなに困らない。コンプレックスぽく感じているように見えるけれど、決してそれほど深刻ではないのだと思います。

まあ、良かった。
次は、「高杉さん家のお弁当」にするのか、「まるいち」にするか、迷います。

柳原望,読書かりん歩,柳原 望,MFコミックス,MFコミックス フラッパーシリーズ

かりん歩3

そういえば、この人の昔の「一清&千沙姫シリーズ」も、尾張と美濃の間にある国が舞台で、しかも、内容的にも、地政学的というか、地理学的なお話だったような気がします。

思えば、愛知愛というか名古屋愛、強いな。

大塚英志,読書かりん歩,マンガ,北神伝綺,南方 熊楠,大塚 英志,文学,柳田 國男,講談社,遠野物語,遠野物語を読み解く

北神伝綺

「かりん歩」。そして、ちょうど今、柳田 國男の「山の人生」も読んでいて、しかも、ラジオの「カルチャーラジオ 文学の世界」で「遠野物語を読み解く」(新谷 尚紀)を聞くという、全部全然意図していないのにというのに、「最強の繋がる楽しさ」を体験しています。

まあ、前に書いたとおり、自分の興味というのはけっこう狭いんだから、それが、ギュッと重なることは確率的に高くなるんだろうとは思いますが、なんか、不思議な感じがします。

そて、「北神伝綺」ですが、マンガ版は1回読んでいるはず。でも、こんな話やったかぁというのが、今回の感想です。
いや、前読んだときは、「MADARA」シリーズの外伝ぐらいにしか思ってなかったのかも。もっかい、マンガを読み直してみなければと思いました。
めちゃくちゃおもしろい。
柳田 國男が、めちゃくちゃ異能者です。ほぼ、そのまま「文豪ストレイドッグス」に出てきても大丈夫なぐらい。
大塚 英志のフィクション、容赦ないなぁという感じです。史実の側面を自分でわかっていて歪曲というか誤読していくみたいな。

そして、ストーリー自体は、ほぼ何にもなくて何にも進んでいないんですよ。これも、凄いな。
だいたい、柳田、けっこう怯えたりして、北神に「このことをフィールドワークしいこい」とか言っているのですが、ほぼ、真相も何もかも、お前、自分で知っているだろうという。
で、なんでそんなことを北神にさせているかというと、答え合わせですらなく、多分、「物語をそこにあらわにする」ためだけにさせています。

語ることは騙ること。
柳田が集めてきたような世間話とか、伝承とかは、多分、話されるごとにどんどん変質していきます。
もちろん、話す人の気質でも変化していく。
また、ときには、聞き手の気質によってすら話される内容は変質します。請われて話されるものがたりは、多分、聞き手にとって聞きたいことに近づいて行く。それは、聞き手が改ざんするという意味ではなくて、自然とコミュニケーションとして、話し手が聞き手にあわせて変化させてしまうこともあるのではないでしょうか。

そして、もちろん柳田は、そんなこんなことは承知していた。それでも、その話の中だけではなく、そう話されなければならなかった状況そのものにも、目を向けていこうとしていたのだと思います。
でもそうやって、語っていくことは、とても陰謀論とも親和性が高いということも、このお話は、警告しているのかもしれません。
文系の学問の楽しさって、多分のいろんな点と点が繋がって、なにかの形に見えたときにそれを発表し合う見たいな楽しさが本質にあるのだと思うのですが、たしかにそれは、とても、陰謀論と似ています。

どこからが学問で、どこからが陰謀論なのかは、わたしにはわからないなぁ。
今回、「北神伝綺」と「遠野物語を読み解く」の2つから思ったのは、柳田のなかで、その2つを分けるものというのは、「世間をよくする」かどうかだったのかなぁと思ったりしました。

それでも、フィクションとしての「北神伝綺」の柳田は「世間をよくする」ために、山人を滅ぼすことに加担したりしているし、「遠野物語を読み解く」の方でも南方 熊楠の「猥雑なものの民俗」を否定した話がでてきていました。
やっぱり、人にとって「世間をよくする」は、いろいろ違いがある。

まあ、柳田が「山人」の研究から離れたのは、単純に、興味が移ったというのが多分本当のところだと思います。

いや、この「北神伝綺」は、兵藤 北神の話ではなくて、柳田 國男のお話なんだなぁと思います。

柳原望,読書かりん歩,柳原 望,民俗学,MFコミックス,MFコミックス フラッパーシリーズ

かりん歩2

丁度同時期に、「北神伝綺」を読んでいて、甘粕事件のお話があったりして、同時期にいろいろ繋がるなぁとビックリしていたりします。
いろんな角度から、同じ事象を読むというのは、それだけで、なんか立体的に物事が見えてくるような気がして良いです。

まあ、民俗学とか、これだと地理学とか、地政学とか、興味が似たいようなところにあるので、なんかのタイミングで絡みあうのは、当たり前といえば当たり前なのですが。
でも、「かりん歩」は、読む前には、地理学の話だと思っていませんでしたからねぇ。

それでも、「一清&千沙姫シリーズ」のころから、作者的にはその傾向があった気がしますし、そういう傾向のお話をわたしが好むということかもしれまぜん。

興味のままに楽しんでいたら、いろんなものが繋がっていく感覚というのは、でも、楽しいものです。

理央,読書かりん歩,ヤングチャンピオン・コミックス,地政学ボーイズ,理央,秋田書店

地政学ボーイズ-国がサラリーマンになって働く会社-1

でこねぇさんからのオススメで読んだ。
多分、「かりん歩」をオススメしたので、その流れで目についたのではないかと思います。

世界情勢を人間関係にあてはめてたら、こんな感じだよねというお話です。各国、それぞれ、割と平等に見てる感じかな。
日本は、まあ、みんなと仲よくしたいので、ちょっと卑屈です。昔はヤンチャしていたらしいですが(笑)

うーん、すごくおもしろいかというと、微妙なラインではありますが、まあ、基礎知識をつけるには悪くないかな。