のぞき屋1
「ホムンクルス、おもしろい」
と書いていながら、2巻から先、全然読んでいないのは、やっぱり生理的にいやな感じが強いからかもしれません。
で、なぜか読み始めて文庫版「のぞき屋」です。
こっちは、不思議なことがおこる話では無くって、割と現実の範囲内でおこるリアルな(?)話という感じです。
まあ、いろいろ特殊能力とかは持っていて、あくまで、ホムンクルスに比べたらという感じですけれど。
ただ、読んでいる印象は、ホムンクルスとビックリするほどよく似ています。
笑っている顔の下にある本当の素顔は何か?
そういえば、大昔(中学生ぐらいの時か?)に読んだ同じく山本 英夫の「おカマ白書」も、なんかそんな印象のある1冊だったかも。
こういうテーマの一貫した人というのは、マンネリになりやすいきらいはあるのですが、かくごとにこだわりが深くなっていって、おもしろいこともあります。
ただ、わたしはどう間違えても探偵になりたいとは思わないので、そのへんで、評価的に微妙になってしまうのかも。