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大野安之,読書

That’s!イズミコ4 新装版

「バイポーラ」って盛り上がり方からして、全6巻の「ズミコ」の5、6巻ぐらいの話かと思うじゃないですか。それが3巻にあるって、どうよ。

そして4巻目は、イズミコというよりは、サガとユーコの関係性が中心になってきます。

お話の決着のつけかたとしては、この手のマンガでは2種類しかないと思っているのですが、そのどっちにもっていくにしても、枝葉的なところの整理をしておこうという感じだったのかなぁと。

そのへんのバランス感覚としては、「うる星せつら」の後半で、しのぶの落ち着き先を考えた高橋 留美子とよく似ている。物語の構造も、「うる星」と「イズミコ」はけっこう似ていると思います。
そういえば、どっちも、劇画村塾出身でしたっけ?