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夢狩人1

前は、「姫君と泥棒たち」を再読して感動していたのですが、今回「夢狩人」を再読して、本当にビビりました。
この話、凄い。

今まで、ほぼ続き物のお話を書いてこなかっためるへんめーかーの初めての続き物のお話が「夢狩人」です。
その初ともいえる連載に、今までずっとかいてきた物語とは、まったくトーンの違うお話を、しかも、今までのお話の集大成的なものとして持って来ている。

世界自体は、今までずっとかいてきたファンタジーなのに、かかれているのは、今までの短編のコメディでは表現できないないような物語になっています。

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強殖装甲ガイバー13

上手く立ち回る巻島は、困らない故にパワーアップできないという構造がすごいなぁと思います。
それでも、ちゃっかり、晶の装備を取っているという(笑)

異次元から出てくるというこは、ギガンティックは1つしかなくても、距離は関係なく共有できるのかな。

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地政学ボーイズ-国がサラリーマンになって働く会社-2

まぁ、こういう見方をすると、なんでウクライナが焦点になっているかとかは、すごく理解できます。
単純な「善悪」ではなくて、地政学的な見方はとても大切なのですが、そうすると割り切れないものが出てきてしまって、人の心としては安定しない状態になってイヤなのかもしれないなぁと思います。

しかし、ドイツが真面目なのって、第二次世界大戦の前からの気質なのか、第二次世界大戦の反省からそうなったのかは気になるところです。
今、また、ドイツが右よりになってきているのが、真面目さ故の暴走だとしたら、ヒットラーの悪夢再びということも……と、日本の状況も含めて、あんまりいい未来が見えてこないです。

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灰仭巫覡1

大暮維人のオリジナルマンガです。

自然災害みたいな妖怪を退治していく話かな。そこに、東と西の自然観の違いとかがからんでいくみたいです。
陰陽師みたいに反閇のステップを踏んだりしているのが、なんかダンスみたいな感じなっているのとかは、けっこう、期待できます。
主人公は、どっかで見たことがと思ったら、ちょと、「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の鬼太郎のお父さんにちょと似ている(笑)

また、始まったばかりで登場人物もゴチャゴチャ、話もゴチャゴチャしていて、おもしろいかどうかは未知数なのですが、ちょっと期待値は高いです。

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北神伝綺

「かりん歩」。そして、ちょうど今、柳田 國男の「山の人生」も読んでいて、しかも、ラジオの「カルチャーラジオ 文学の世界」で「遠野物語を読み解く」(新谷 尚紀)を聞くという、全部全然意図していないのにというのに、「最強の繋がる楽しさ」を体験しています。

まあ、前に書いたとおり、自分の興味というのはけっこう狭いんだから、それが、ギュッと重なることは確率的に高くなるんだろうとは思いますが、なんか、不思議な感じがします。

そて、「北神伝綺」ですが、マンガ版は1回読んでいるはず。でも、こんな話やったかぁというのが、今回の感想です。
いや、前読んだときは、「MADARA」シリーズの外伝ぐらいにしか思ってなかったのかも。もっかい、マンガを読み直してみなければと思いました。
めちゃくちゃおもしろい。
柳田 國男が、めちゃくちゃ異能者です。ほぼ、そのまま「文豪ストレイドッグス」に出てきても大丈夫なぐらい。
大塚 英志のフィクション、容赦ないなぁという感じです。史実の側面を自分でわかっていて歪曲というか誤読していくみたいな。

そして、ストーリー自体は、ほぼ何にもなくて何にも進んでいないんですよ。これも、凄いな。
だいたい、柳田、けっこう怯えたりして、北神に「このことをフィールドワークしいこい」とか言っているのですが、ほぼ、真相も何もかも、お前、自分で知っているだろうという。
で、なんでそんなことを北神にさせているかというと、答え合わせですらなく、多分、「物語をそこにあらわにする」ためだけにさせています。

語ることは騙ること。
柳田が集めてきたような世間話とか、伝承とかは、多分、話されるごとにどんどん変質していきます。
もちろん、話す人の気質でも変化していく。
また、ときには、聞き手の気質によってすら話される内容は変質します。請われて話されるものがたりは、多分、聞き手にとって聞きたいことに近づいて行く。それは、聞き手が改ざんするという意味ではなくて、自然とコミュニケーションとして、話し手が聞き手にあわせて変化させてしまうこともあるのではないでしょうか。

そして、もちろん柳田は、そんなこんなことは承知していた。それでも、その話の中だけではなく、そう話されなければならなかった状況そのものにも、目を向けていこうとしていたのだと思います。
でもそうやって、語っていくことは、とても陰謀論とも親和性が高いということも、このお話は、警告しているのかもしれません。
文系の学問の楽しさって、多分のいろんな点と点が繋がって、なにかの形に見えたときにそれを発表し合う見たいな楽しさが本質にあるのだと思うのですが、たしかにそれは、とても、陰謀論と似ています。

どこからが学問で、どこからが陰謀論なのかは、わたしにはわからないなぁ。
今回、「北神伝綺」と「遠野物語を読み解く」の2つから思ったのは、柳田のなかで、その2つを分けるものというのは、「世間をよくする」かどうかだったのかなぁと思ったりしました。

それでも、フィクションとしての「北神伝綺」の柳田は「世間をよくする」ために、山人を滅ぼすことに加担したりしているし、「遠野物語を読み解く」の方でも南方 熊楠の「猥雑なものの民俗」を否定した話がでてきていました。
やっぱり、人にとって「世間をよくする」は、いろいろ違いがある。

まあ、柳田が「山人」の研究から離れたのは、単純に、興味が移ったというのが多分本当のところだと思います。

いや、この「北神伝綺」は、兵藤 北神の話ではなくて、柳田 國男のお話なんだなぁと思います。