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プロジェクト:シャーロック 年刊日本SF傑作選

創元文庫版の「年刊日本SF傑作選」も、残りわずかとなってきました。2020年からは、竹書房から出ているので、あと2巻ですね。

「プロジェクト:シャーロック」っていうのは、題名が格好良くて、まず、そこで勝利している感じがあります。
AIもので、オチも好きです。我孫子 武丸、覚えておこう。

ベストは、松崎 有理の「惑星Xの憂鬱」。
かろんちゃんか、薙刀持って殴り込みをかけるところは、圧巻で大好きです。マンガだ、マンガ(笑)

まあ、眉村 卓や、新井 素子、筒井 康隆が入っているのは、ちょっと無理があるかなぁと思います。多分、一線でもなければ、その年のベストでもない。
でも、「傑作選」の中には、入れておきたい名前でもあります。
この3人の中では、特に筒井 康隆が、イマイチというか、わたしには合わないんですよねぇ。
まあ、筒井 康隆のドタバタというかスクラップスティックものは、元々、よくわからん人なのでねぇ。

眉村 卓、新井 素子は、好きなので、単純にうれしいのですが、これがベストかといわれると微妙ですよねぇ。まあ、その年に、短編を書いてないといけないというのは、ハードル高いですけど。

レギュラー陣としては、宮内 悠介と伴名 練は、やっぱり固い。安定のおもしろさです。そして、酉島 伝法は、相変わらずのワケワカメ。

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東京創元社
発売日 : 2018-06-29

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行き先は特異点 年刊日本SF傑作選

毎年、というか、巻ごとにあんまり変化が無くなってきたと感じるのは、こっちの読むスピードが上がって、1つ1つにこだわって読んでいないからかもしれないとも思います。
まあ、読みやすい方が、いいんですけどね。

今回は、写真にお話をつけたやつが好みでした。飛 浩隆「洋服」と秋永 真琴「古本屋の少女」。元の本が、ちょっと欲しいかも。これはでも、売っている本ではないのかな。

あと、上田 早夕里の「プテロス」は好み。

なんだろう、「プテロス」も、「ブロッコリー神殿」も、同じ様な話だと思うのだけど、やっぱり、何かいているかわからないぜ酉島 伝法。

久永 実木彦「七十四秒の旋律と孤独」は、ミスリードが素晴らしかった。わたしは、これで充分と思うけれど、けっこうプロの壁というのは高いですねぇ。もう一捻りですか。

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東京創元社
発売日 : 2017-07-28

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アステロイド・ツリーの彼方へ 年刊日本SF傑作選

2015年のSF。
ここ何冊かは、普通に読みやすい。ということで、前半は、スーッとあんまりひっかかりなしに読み進めていきました。
まあ、毎回読めない酉島 伝法の小説も載っていたのですけれど(笑)

梶尾 真治「たゆたいライトニング」。まあ、「エマノン」シリーズは、おもしろいよねぇ(マンガしかしらんけど・笑)と思って読み進めていって、想定内、想定内。

北野 勇作「ほぼ百字小説」あたりから、様子がおかしい。
「ほぼ百字小説」は、最初は、なんだこれおもしろいのかと思っていたのですが、お話がたまって、繰り返されたり重なってきたりしたあたりから、メチャクチャおもしろくなっていく。
次はこうくるなというのを逆手に取った展開をしていくのが、SFという感じでした。

菅 浩江「言葉は要らない」は、ロボットもの。2冊前で宮部 みゆきの「さよならの儀式」でちょっと不満だった部分が全部解消されていて、あぁ、こういうのが読みたかったのよと感動しました。
この人のもっと読みたいな。

上田 早夕里「アステロイドツリーの彼方へ」も、AIと人との交流という感じで、こういう異種族間の交流ものが、やっぱり自分にとっては好物だなぁと改めて。

なに、この怒濤の後半の作品群。

石川 宗生「吉田同名」も、ハチャメチャでおもしろかった。SFって、これでいいんだと思います。
なんだろう、ここに感想書いた4編は、どれも、ちょっと懐かしい時代に呼んでいたSFの香りがするような気がします。
それこそ、星 新一や、小松 左京の時代の雰囲気。

影響を受けているというのもあるかもしれないけれど、もしかしたら、時代が一周した感じもあるなぁ。

「60年代日本SFベスト集成」を、ゆっくりゆっくりですが、このシリーズ「年刊日本SF傑作選」と並行して読んでいるせいで、よけいにそう感じるのかもしれません。

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東京創元社
発売日 : 2016-06-30

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極光星群 年刊日本SF傑作選

さすがに、年刊のシリーズ本を読むのに1冊3年かかっていたらまずかろうと、この巻から、ちょっと読み方を変えてスピードアップしています。前の巻の感想から3カ月。

ということで、ちょうど10年前のSFです。
まあ、前巻ぐらいから、メチャクチャ読みやすい作品ばっかりになっているし、もうちょっとスピードアップして、3カ月に1冊ぐらい読めるようになったら……1年で4冊ぐらい読める予定なので……2025年ぐらいになれば追いつくと思います。

今回、印象に残ったのは、「機巧のイブ」、「百万本の薔薇」、「Wonderful World」、「銀河風帆走」あたりです。「機巧のイブ」はなんかで有名になっていて作者はしらないけれど題は知っていた。「百万本の薔薇」の高野 史緒は「ムジカ・マキーナ」でうまいのは知ってるし、「機巧のイブ」はなんかで有名になっていて題は知っていた。瀬名 秀明も有名どころ。今まで、そんなにわたしの心に引っかかるところはなかったのだが、今回は良かった。ということで、有名どころというか話題になっていた作品はやっぱりおもしろいなぁと確認した感じです。
まあ、「銀河風帆走」は、「創元SF短編賞」の受賞作で、まったくノーマークですが。

なんか、わかりやすいお話を好む傾向になって生きているなぁと思います。年取って、あんまり考えたくないのかも。そうすると、「SF読んでる意味は?」って、ちょっとなる気もしますが、ミステリーよりも、こっちの方が、ずっと好きなんですよねぇ。

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東京創元社
発売日 : 2013-06-28

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結晶銀河 年刊日本SF傑作選

前巻から、3年以上かかってしまいました。
ほぼ10年前。10年前なんて、ついこの間のことのようです。なんか、一種SF的な時間の流れの中を生きている気がします。

伴名 練「ゼロ年代の臨界点」とか、山本 弘「アリスへの決別」とか、わかりやすいのが好きです。月村 了衛「機龍警察 火宅」とかもハードボイルドで悪くない。

でも、酉島 伝法「皆勤の徒」とかは、意味も、なにがおもしろいかもさっぱりわからないのでした。いやぁ、これ、苦しかった。

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東京創元社
発売日 : 2011-07-27