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カフェ・インターナショナル

「カフェ・インターナショナル」は、けっこう有名なゲームです。
ゲーム大賞ノミネート作品で、カードゲーム版も出ています。
巷の評判によると、カードゲーム版よりも、元になったボードゲーム版の方が、おもしろいというウワサです。

今回遊んだのは、このボードゲーム版の方です。

えーと、ボードには、国旗のかかれたテーブルが列んでいます。
テーブルの周りには、イスが4つ。
このイスの上に、手札になる人物のタイルを置いていくゲームです。

人物タイルには、色々な国の男女がかいてあります。
自分の手番になれば、この人物タイルを1枚か、2枚、イスの上においていきます。

ただし、テーブルにかいてある国旗と、イスの人物の国があっていなくてはいけません。
また、テーブルには、最終的に、男2人、女2人が席に着いているようにしなければなりません。

テーブルに2人以上座らせると、点数がもらえます。同国人の場合は、さらにボーナス得点がはいります。

テーブルに、国旗がかいてあるのに、同国人でない場合があるのか?
実は、イスですが、2つのテーブルにはさまれたかたちでおかれているイスも存在します。そういうイスは、どっちの国の人を座らせてもいいわけです。
しかも、うまくやれば、どっちのテーブルからも点数を得ることができます。

どうしても、テーブルの席に手札がおけなかったり、置きたくなかったりした場合は、カウンター席に置きます。
カウンター席は、置いた瞬間に、かいてある点数をもらえたり、マイナスしたりしなければなりません。
たしか、前半は、けっこうプラス点なのですが、置くところのなくなる後半にマイナス点がかたまっていたと思います。
けっこう、イジワルだ。

あと、どこにでもおけるワイルドカードの「国際人(?)」というのがあって、この札は、7ならべのジョーカーみたいに自分の札と取り替えっこできます。

たしか、テーブル席が全部埋まったら、ゲーム終了。
今までの点数から、残った手札の分×5だけ点数を引いて、最終得点になります。
ただし、お約束として、手元に残したジョーカーは、マイナス10点になってしまうから、要注意です。

けっこう、頭をギシギシと使う感じのゲームでした。
人の持っているタイルは公開されているので、もっとディープに考えようと思えば、できると思いますが、わたしには、自分のタイルをどこに置くのか考えるだけで精一杯でした。

ちょっと、盛り上がりに欠けるような気もしました。
でも、頭を使うゲームが好きな人には、楽しいかもしれません。

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ファミリービジネス(幕末版)

今回、わたしが遊んだゲームは、「カフェインターナショナル」とか、「サムライ」とか、「プール・ポジション」とか、けっこうパズルぽい考えるゲームが多かったのですが「ファミリービジネス(幕末版)」は、けっこうシンプルで派手派手な感じのあるオモシロいゲームでした。

元は、「ファミリービジネス」という、禁酒法下のアメリカのギャング抗争のゲームだったそうです。
だから、カードは、いろいろなファミリーの有名なギャングたちが、メンバーたちがかいてあるのだと思います(見たことないので、想像)。
でも、あんまり日本人は、ギャングになじみがないということで、舞台を日本の幕末の抗争に移して、ちょっとパラメーターとかをつけて作りなおした同人ゲーム(?)が、「ファミリービジネス(幕末版)」です。

プレーヤーは、幕末の勢力の1つを選びます。
「土佐藩」とか、「新選組」とか、「長州藩」とか、「薩摩藩」とかいう感じですね。
そして、その勢力のカードをそれぞれ受けとります。
カードには、1枚1枚、実在の人物の名前や、写真、パラメーターが、かいてあります。それをテーブルにみーんなならべて、ゲームスタートです。

手札を5枚持って、スタートします。
こっちのカードは、誰かを処刑リストにのせたり、防御したりと、いろいろ特殊な能力が使えます。

1枚山からカードを引いて手札にくわえて、手札からカードを1枚使ったり、すてたりというなが自分の手番の流れです。

基本的には、自分の意外のどこかの勢力のメンバーを選んで、処刑リストにいれるというのが、オーソドックスな流れです。

処刑リストに載せられた人が、6人以上になると、抗争が始まります。
抗争というのは、ようするに処刑リストの左にいるものから順番に、処刑されてしまうのですね。
手番の人が、カードを引く前に、1人ずつ処刑されてしまいます。これは、リストから人がいなくなるまでずっと続きます。

カードには、誰かを処刑リストに載せる以外にも、処刑リストに載っているカードの順番を後ろにするカードや、処刑リストに載っている人を助け出すカードなんかもあります。

そして、自分のメンバーが、全滅した人から負け抜けしていって、最後のまで生き残った人が勝ちです。

普通のファミリービジネスは、これだけのルールのようですが、幕末版は、ちょっと、特殊なカードが増えているようです。

例えば、新選組だと武力が高いので、「天誅」とかいうカードが使えたり、知力の低いキャラクターは、寝返らされたりします。
また、「安政の大獄」だったかな。一気に、リストの人間が一掃されるような派手なカードもありました。

えーと、人の恨みを買うと、けっこう集中攻撃されたりするようです。
人間関係、重要(笑)

でも、今回みたいに、初対面の人間が向き合っている場合はどうなるか?

有名人、集中攻撃です。

坂本龍馬とか、桂小五郎とか、西郷隆盛とか、やっぱり、よく知っている人から、集中的に狙われていくという……。

はっ。新選組。メンバーけっこう有名(笑)
ということで、近藤さん、土方さん、沖田さんと、次々にやられてしまいました。

しかも、原田左之助は、騙されて寝返ってるし……。

いや、たしかに、最初派手に動いて、ちょっと周りの恨みをかっていたりはしたのですけどね。

なかなか、単純で、おもしろいと思いました。
ちょっと、子どもと遊ぶには、題材が殺伐としていますが……。

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マネージャー

最初に、あそんだゲームは、「マネージャー」でした。
これは、なかなか、読み合いの厳しいゲームでした。
ランダムな要素があんまりないゲームです。

プレーヤーは、自分の会社を経営します。
基本的に、製品を作って、売ってお金を得るわけです。
それに、株がからんできます。

こんな感じでゲームが進みます。
まず、銀行にお金を払って、製品をつくります。
この時、設備投資をして、オートメーション化を進めておくと、安く製品をつくることができます。

で、それぞれできた製品を売るのですが、ここがこのゲームのメインの部分。一斉競りをします。

プレーヤーは、自分の製品をいくらで売るのか決めて、カードを伏せます。製品をつくるコストよりも、高い値段を設定しなければ、もうけにはつながりません。たがら、プレーヤーとしては、できるだけ高い値段を設定したいわけです。

全員が、自社製品の値段をつけることができたら、その値段を一斉にオープンにします。

まず、1番安い値段をつけた人は、無条件で製品を売ることができます。
おもしろいのは、ここからで、次に2番目に安い値段のプレーヤーを見ます。
そして、この1番目のプレーヤーと2番目のプレーヤーの差が1000マルク以内である場合は、2番目のプレーヤーの製品も売れます。
2番目のプレーヤーの製品が売れた場合は、3番目に安い値段をつけたプレーヤーと2番目のプレーヤーの差をくらべます。またまた、その差が、10000マルク以内なら3番目のプレーヤーの商品も売れます。

という風に、前のプレーヤーとの値段の差が1000マルク以内であると、うまく製品を売ることができるのですが、差が1000マルク以上つくと、それよりも高い値段をつけたプレーヤーは、製品を売ることができません。

製品が売れたプレーヤーは、当然、自分のつけた値段の分だけ収入があります。でも、売れなかったプレーヤーは、無収入です。
無難な値段をつけてもいいのですが、それぞれのプレーヤーの思惑がからむと、驚くほどの高値で売れて高収入をうけることができます。

また、この製品が売れたときの値段は、次の株価の変動にも影響してきます。

1番安値で製品を売ったプレーヤーは、株価の変動は0です。
2番目のプレーヤーは、「+1」。3番目のプレーヤーは、「+2」というように株価があがっていきます。4番目以降のプレーヤーは、すべて「+3」です。

でも、いくら高い値段をつけていても、製品が売れなかったプレーヤーの会社の株価は、「-1」されてしまいます。

株価変動の後は、株の売買です。
最初は、プレーヤーは、自社株しか持っていません。この株を安値で買って、高値で売ることで収入を得るわけです。

こうして、プレイしていって、誰かが10台目のオートメーション機械を買った時点でゲーム終了です。

実際のゲームのおもしろさは、やっぱり、この値段設定のときの腹のさぐりあいですね。
赤字覚悟で、売りに行く人もあったり、これぐらいの値段なら大丈夫だろうと思っていると、自分以外はみんな同じ値段設定をしていて、自社製品だけが売れなかったりします。

もう1つの勝負所は、株の売買。これは、売却したときにけっこう大きなお金が動きます。
でも、あんまり自社株を売りに出ていると、

「こいつ、まじめに会社経営する気がないな?」

と思われてしまったりします(笑)
そうすると、株が売れない。
おいしいのは、株が下がりきったときに購入して、後からその株が上がればいいのですが、実は、株の上がり下がりは、自社株でないがり、なかなか自分の思惑で操作することができないんですね。

速く、他の人と差を付けてオートメーション化を押し進めていくというのが、けっこういい手かもしれません。そうすると生産コストがさがるので、値段設定の時に、自分は収益があがるけど、他のプレーヤーは赤字になる値段を設定することができます。

シビアな世界なので、けっこう突出したプレーヤーと、へっこんじゃうプレーヤーの差が明確に出ていたような気がします。

ちょっとゲーム終盤は、1強多弱とか、2大企業とその他みたいなりがちそうなゲームでした。

でも、この人の情報をいろいろ探りながらの値段設定というのは、なかなか楽しかったです。

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スカッドセブン

2月14日。
今から思えば、バレンタインデー。
MMGに行ってきました。
たしか、妹の結婚式の前の日(笑)そして、天気があんまりよくなかったような気が。えーと、夕方ぐらいから降り出すという話だったのかな。ポツポツ降ってたのかな。
まあ、そんなお天気ということもあり、今日は、みんなの出足も悪そうだなぁと思いながら、時間ちょうどぐらいについて会場のドアをあけると、

「おおっ」

すごい人でした。
そのときは、そんなに思っていなかったですが、もしかすると、2月のゲーム会で、ウワサの「スカッド・セブン」がプレーヤーを呼んだのかもしれません。

いや、わたしは、情報が遅いので、そんなウワサになっているとは、全然知りませんでした。

どっちかというと、「サムライ」とか、自分でも購入したのですが、やってみる機会がなかったので、1回あそんでみたいなぁというのがありました。

えーと、「スカッドセブン」は、結局、わたしは掲示板に書いたような理由で遊ばなかったわけですが、すごい楽しそうなゲームであったのは、確かでした。

「スカッドセブン」が始まると、他のゲームをしていた人もみんなギャラリーになって、応援しながら見ておりました。

めちゃくちゃスペースの必要なゲームで、おそらく、日本の家屋でやるのは、かなり無理があると思います。

CDがついていて、CDをかけながらゲームします。CDからは、音楽や音が流れてくるのですが、それはけっしてBGMではなくって、重要な意味をもっています。

プレーヤーは、テーブルに座って、カードゲームをしています。
カードが一定の条件になったら、プレーヤーのうちの1人は、突然、銃をもって走りだします。
悲鳴があがったり、音楽が変わったりする前に、決められた的を撃たなければなりません。

えーと、ゲームする人以外にも、的を元にもどす人とか、銃のタマを回収する人とかが、必要です。
それも、ゲーム人数の中に入っているんでしょうか?

ゲーム時間は、CDの長さと同じ17分。
最後は、ヘリコプターが迎えに来て、プレーヤーたちは、ジャングルから帰還しておわるようです。

この17分の間に、けっこう何回もね銃を持って走り回らないといけないということで、ものすごいアクション量でした。
えーと、「コンチェルト・グロッソ」のアクション量をかるくうわまわっていましたよ。あれは。

なんか、机のすわった位置によって、的までに走る距離が、長い人と短い人がいて、若干不公平な感じもしたのですが、多分、このゲームは、そんな細かいことをあんまり気にせずに遊ぶゲームなのだと思いました。

終わった後、みんな息がきれていたのは、ご愛敬。
見てる方の息も、きれてたりして(笑)