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ニューエントデッカー

では、気を取りなおして(?)、ゲームの紹介です。

「ニューエントデッカー」は、エントデッカー(発見者)いう名前通り、発見していくことにより、点数が入っていくゲームです。
なにを発見するかというと、それは、新大陸です。

時は、大航海時代。
4人の探検家たちが、まだ見ぬ大陸を求めて、未知のの海原に船をこぎだします。

ゲームボードは、とっても大きいです。
上部には、点数パネルになっている「海蛇のマス」。右側には、ボーナス得点がもらえる「族長小屋に続く密林」があります。
そして、ボードのメイン、大部分をしめるのは、これから探検する「未踏海域」です。
その「未踏海域」を囲むように、船の出発地点となる「外周マス」が配置されています。
発見タイルというのがありまして、これには、プレーヤーがこれから発見するいろいろな地形が描いてあります。いろいろな地形といっても、「海」と「陸地」しかこのゲームにはありません。その「海」と「陸地」がいろいろに組み合わさった絵が、タイルに描いてあるわけです。
プレーヤーは、この裏向けに山になった発見タイルをめくって、「未踏海域」にならべていって、どんどん、白紙の地図を埋めていくわけです。

タイルを置くルールは、「カルカソンヌ」なんかと同じです。タイルの同じ地形の辺同士をひっつけて置きます。
でも、地形が「海」と「陸地」だけなので、おけるかどうかの判断は「カルカソンヌ」よりもさらに簡単です。

ゲームは、その「外周マス」の好きなところに、最初のプレーヤーが探険船をセットしたところから始まります。
外周マスのどこからスタートしてもいいのですが、外周の東西は出発するのに1コイン、外周の北側は出発するのに2コインいります。南側から出発するのは、ただてす。だから、普通、普段は、たいがい南側の外周から出発します。

探険船をセットしたプレーヤーは、発見タイルを何枚引くのか宣言します。裏向けの発見タイルは、1枚1コインです。お金がある限り、何枚引くと宣言してもOKです。
確実に「こんな地形がほしい」という強い希望がある場合は、表向けにして種類別に分けられた発見タイルを買うこともできます。でも、これは、1枚4コインと割高です。
コインが、このゲームでどれぐらいの価値かというと、8コイン出して公開された発見タイルを1度に2枚も買った人がいたら、

「うわー、お金持ちー」

とみんなから羨ましがられます。
公開された発見タイルを1度に3枚買った人は、いまだ見たことありません(まあ、1回だけのプレーで、言い切ってしまっているので、あまり信用はありませんが……どうですか、みなさん?)

宣言が終わったら、銀行にお金を払って、実際にタイルをめくります。
これが、このゲームの第一のドキドキ・ポイントです。

めくったタイルは、直ちにボードに配置されなければなりません。「海」は「海」と接するように、「陸地」は「陸地」と接するようにです。
配置できない場合は、そのタイルは捨てタイルとなります。残念ながら、お金は返ってきません。

タイルが配置できれば、「海」の部分に描かれている「航海路」にそって、探険船は移動していきます。
配置した発見タイルに「陸地」があれば、その島に「拠点」を置くことができます。「拠点」には、1コインで置ける「探検隊」、3コインかかる「上陸基地」、6コインかかる「開拓地」の3種類があります。

ただし、「拠点」をおいてしまうと、そのプレーヤーの手番は終了です。
だから、「3枚発見タイルをめくる」と宣言して3コイン払っていても、1枚目の発見タイルを引いて陸地が発見されて、そこに「拠点」を置く場合は、その時点で手番終了になって、コインは返ってきません。

拠点を作らない場合は、探険船を「航海路」にそって動かした後、さらにそこから続く発見タイルを宣言した枚数まで(または、どこかに拠点をつくるまで)引くことができます。

次の手番のプレーヤーは、はじめのプレーヤーと同じように外周マスからスタートすることができます。
でも、はじめのプレーヤーが、発見タイルを置いたところは、発見タイルで、ふさがってしまっています。そういうところは、発見タイルの航海路の切れ端まで探険船を進めることができます。
ただし、途中に経由する陸地(前をとおる)に、他のプレーヤーの「上陸基地」や「開拓地」がある場合は、そのプレーヤーに、通行料として2コイン払わなければなりません。
だから、人が行きたがるようなところに「上陸基地」や「開拓地」をつくっておくと、吉です。

こうやって、タイルを配置して、陸地にどんどん「拠点」を置いていくわけです。

陸地に置かれた拠点。それが、このゲームの主たる得点源です。
といっても、通行料以外は、拠点を置くことで点数が入ってくるわけではありません。点数は、「陸地」がつながって、「完全な島」が出来上がったときに入ってきます。
ちょうどこれも、「カルカソンヌ」の「都市」が出来上がったときとよく似ています。そして、「完全な島」ができると、拠点をそこから取り除くところもよく似ています。

さて、「島」は、その大きさによって価値が決まります。1タイル1点です。1番小さな島は、2タイルで出来る2点の島です。
点数は、その島に拠点を置いていたプレーヤーで分配されます。ただし、その島発見の「貢献度」によって、もらえる点数が違います。
「貢献度」は、置いていた拠点をプレーヤー同士比べることで決まります。

さて、拠点には、それぞれ安い方から「探検隊」、「上陸拠点」、「開拓地」と3種類あります。
1番強いのは、「開拓地」です。これは、各プレーヤー1個ずつしか持っていません。しかも、値段は6コインです。これが、置いてあるプレーヤーがいたら、その人が、貢献度ナンバーワンです。
同じ島に「開拓地」が2つ置かれていた場合、または、「開拓地」がまったく置かれていない場合、次は「上陸拠点」を比べます。上陸拠点は、各プレーヤー2つずつ持っています。多い人から、貢献度が高いことになります。
さらに、「開拓地」の数も「上陸拠点」の数も同じだった場合、次に「探検隊」の数を調べます。多い方が、より貢献しています。

貢献度1位のプレーヤーには、島の価値と同じだけの点数が与えられます。
貢献度2位のプレーヤーには、1位のプレーヤーの半分の点数が与えられます。
貢献度3位のプレーヤーには、2位のプレーヤーの半分の点数が与えられます。

同点だった場合は、両方のプレーヤーが同じ点数をもらうことが出来ます。

さて、こう聞くと、「開拓地」や、「上陸拠点」が大事だと思ってくるでしょう?
でも、「探検隊」もけっこう大事です。

1つは、安い。1コインで置けます。それから、数。他の拠点が1~2個しかないのに比べて、「探検隊」は11個もあります。
そして、なによりも、大きいのは、「探検隊」コマは、「族長小屋」へと行けるのです。
さて、「族長小屋」とはなにか?それは、最初にしたボードの説明を思い出してください。ボードの右側には、「族長小屋に続く密林」があると書きました。
発見した島には、原住民が住んでいて、その族長は、いろいろな宝物を隠し持っているのです。
それは、「落花生」、「パイナップル」とか、「ゴムの木」、「タバコ」とか、「じゃがいも」、「とうものこし」などの植物です。
そして、この植物を手に入れることが出来れば、それに見合った点数が手にはいるのです。
ただし、それらの宝物を手に入れるには、族長小屋に探検隊が何回も何回も(少なくとも他のプレーヤーよりも)足を運ばなければなりません。

「上陸拠点」や「開拓地」は、完全な島が完成したら、そのまま手元に返ってくるだけです。
ですが、「探検隊」のコマは、「完成した島」から、「族長小屋に続く密林」に移されることになります。

「族長小屋」は、全部で7つあります。「完成した島」に「探検隊」を置いていたプレーヤーは、順番に好きな族長小屋に1番近い最初に空いているマスに「探検隊」を移すことが出来ます。
1番最初に、「族長小屋」のとなりに探検隊コマを置いたプレーヤーは、宝物のチップの入った袋から1枚宝物チップを引いて、それを見ることが出来ます。そして、他の人には見えないように、そのチップを族長小屋に隠します。
これが、このゲームの<b>第2のドキドキポイント</b>です。
↑ 族長小屋は、チップを隠せるようにわざわざ、はさみこめるかたちになっています。「これ、チップ表だけ印刷して、裏むけとけばいいだけじゃん」とか、そういうことは、言わない。

「族長小屋」に続く道に、どんどん探検隊コマを置いていって、その「族長小屋」への道に1番たくさんコマを置いたプレーヤーが、この宝物をもらうことが出来ます。同数の場合は、先に置いたプレーヤーがもらえます。
でも、1番に置いたプレーヤー以外は、チップの点数がわからずに当てずっぽうに置かなければならないかというと、そんなことはありません。
各道は、3番目か、4番目のところに、目のマークがあります。そのマークの場所に探検隊コマを置いたプレーヤーは、チップを引くことは出来ませんが、「族長小屋」の内のチップをそっと覗くことが出来ます。

こうして、冒険航海、「完全な島」の発見、「族長小屋」への日参などを続けて、未踏海域すべてのマスに発見タイルが置かれたら、ゲーム終了です。

最後に、「族長小屋」に置かれたチップの点数を公開して、それらの点数を合計して、1番点数の多かったプレーヤーの勝ちになります。

さて、次回は、実際のプレーの様子です。あっさりしている予定。
1ゲームで、3回もとるんかい。
(^_^;)\(・_・) オイオイ。

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ニューエントデッカー

さて、前回は、途中から参加ということで(さらに「スコットランドヤード」を遊んでいたので)、持っていったけど遊べなかった「ニューエントデッカー」をプレイしました。
「ニューエントデッカー」は、時間がかかりすぎるということで、今までプレーしたことがないゲームでした。
今までは、子ども相手に、1日30分程度の細切れの時間だけが、わたしに許された(笑)ボードゲームの時間でしたので、軽いゲームしか遊べなかったのです。

「うつぼゲーム会」を知り、月に1度は1日中ゲームができるようになったのですが、やっぱり2時間近くかかる重いゲームを子どもと遊ぶために持っていくのは、ためらわれます。

それでも、カタンなどの有名なゲームは、ネットで遊んだりできるのですが、このゲームは、そういった日本語のサイトもなさそうでした。

だから、わたしは以前は、ルール確認のためマニュアルとにらめっこして、1人で4人分の役をして遊んでいました。
ちなみに、最初の方に買ったゲームは、ほとんど全部こんな風にして遊んでいます。「ミシシッピクイーン」も、「エルフェンランド」も、「アフリカ」もです。
比較的ルールが簡単で、遊ぶ機会もあった「ヒューゴ」や、「ブラフ」、「6ニムト!」などはしていません。
「ラー」や、「あやつり人形」、「カタン」などは、やろうとおもったけど不可能でした(笑)。

あぁ、そうそう。大事なのを忘れていた。「指輪物語」は、1人5役でプレーしても、いまだクリアしたことがありません(笑)
これ、ゲーム会にもっていったら、誰か遊んでくれるかな??

ん、なんか話がずれてきたな。だから、ようするに、以前は家で1人さびしくカードをめくってはならべたりしていたわけです。
そして、1人プレーした感じによると、

「時間かかるけど、けっこうオモシロそうだぞ」

と思ったわけです。

ちなみに、「ミシシッピクイーン」では、

「けっこう石炭余るぞ」

とか思っていて、
「エルフェンランド」では、

「1人では全然オモシロくないぞ」

とか思っていて、
「アフリカ」では、

「思ってたより、チョー簡単。これ、子どもと遊べるぞ」

とか思っていたわけですね。

ここで、他のゲームの話を入れるから話がわかりにくくなるな。集中します。

で、期待はふくらんでいたけれど、遊んでくれる人がないよーーというとっても不幸なゲームだったわけです。

「京都ドイツゲームサークル」は、わたしが行かせていただいている唯一の大人と遊べるゲームサークルです。
しかも、半日、ボードゲームをすることができます。

ここだ!ここしかない!!

ということで、京都に「ニューエントデッカー」を持って行かせていただきました。

なんで、1月の第1回のゲーム会から参加しているのに、4月や5月の第3回や、第4回になって持っていくことになったかというと、実はわたしが遠慮していた……なんてことは、全然なくて、

第1回は、「エルフェンランド」を
第2回は、「フラット・エキスプレス」を
第3回は、「ミシシッピクイーン」を

と、その回、その回ごとに、しっかりと自分の「持ってるけどやっていないゲーム」を遊ばせてもらっています。そしてやっと、「ニューエントデッカー」順番が回ってきただけという話です。

さて、「ニューエントデッカー」ですが、このゲーム「カタンの開拓者たち」のゲームデザインをしたトイバーという人がゲームデザインされたゲームです。
それどこから、「安田均のボードゲーム大好き!」によると、なんとこの「ニューエントデッカー」の前身である「エントデッカー」と「カタン」は、はじめは同じゲームの1部だったそうです。

「エントデッカー」は、船に乗って新しい島を発見していくゲームです。「カタン」は、島を開発・発展させていくゲームです。
だから、きっとそのゲームは、島を発見して、開発・発展させていくゲームだったのだと思います(そのまま合わせただけや)。

でも、「エントデッカー」だけで2時間ぐらい、「カタン」で90分ぐらいかかりますので、それらを合わせたゲームって……。
3時間~4時間ぐらいですか?
それって、簡単なウォーゲームのレベルですねぇ。

作った人たちも、

「これは、やること多すぎやー」

と思ったそうで、2つのゲームにわかれたのだそうです。

そて、このゲームのルールなのですが、すごいよ。
わたしの持っているのは、エポック社の日本語ルールが入っているやつなのですが、箱と同じサイズのマニュアルは、なんと8ページです。

でも、遊んでみると、それほど難しくないです。わたしにとっては、「カタン」より簡単です。

そのルールを、読む人にわかるように、簡潔に伝えられるかどうかは、ちょっと自信がないなぁ。

ということで、ルール、実際のプレーの様子(覚えているのか?)は、また、次回にまわします。

しかし、今日のは、「京都」のレポートとは、とてもいえないなぁ。
看板に偽りありです。

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5月17日(土)、「京都ドイツゲームサークル」に参加してきました。

会場に入ると、おられるとは思っていなかった方がおられてビックリ。しかも、その後、いろいろなところのWebのレポートを見てみると、その方は、前日(しかも夜)には関東の方におられたことが判明。

もしかして、ドッペルベンガー?

いえいえ、せっかくこのゲーム会のためだけに京都に帰ってこられたのに(笑)、しかも、わたしの為にカジノチップを買って来てくださったいい人にそんなこと言ったら、バチがあたります。

「カジノチップがほしい」

と書いていたことをちゃんと覚えていてくださったんですねぇ。

「やったー。おみやげ?」

そこまで、甘くありませんでした(笑)

さて、最近、遊んだ時期とレポートを書く時期が1カ月ほどあいてしまうという事態になりまして、実はあんまり細かいルールとか、ゲームの流れとか、結果とか、実は全然覚えていません。

印象に残ったことを中心に書いていきますので、おかしなところがあったら、ツッコミお願いします。

6ニムト

人が集まってくるまでの軽いジャブということで、最初のゲームは「6ニムト!」です。
そういえば、4月も、行ってすぐに「6ニムト」(しかも10人で)をやっていたような記憶があります。

定番ゲームですねぇ。5、6人といい人数で遊んだような気がします(いい加減なレポートですいません)。

今回の「6ニムト」のわたしの記憶は、ちょうどいいぐらいの人数でやった。初心者の方がおられた。点数をつけずに1回で終わった。とこれぐらいです。

負けがたまってきた人、一言。わたしが言ったのではないよ。

「これ、『牛』、集めるゲームやろ?」

この前、子どもと「そっとおやすみ」したとき、子どもも言っていました。

「これ、『おねむちゃんカード』を集めるゲームやもん」

ゲームしてるときって、子どもに還っているのかもしれませんねぇ。