栗本薫・中島梓傑作電子全集8 伊集院大介2
これ、「伊集院大介2」ではあるのですが、「天狼星」と「新・天狼星」がはいっているので、「天狼星」と「新・天狼星」の間で書かれた伊集院大介シリーズでの人間関係とかが、ちょっと分かりにくいというのはあるなぁ。
「伊集院大介」で、書かれた順に並んでいると分かりやすいのだが……まあ、そうすると、「ぼくら薫くん」シリーズとかをどうするのかという問題もあるしなぁ。
あと、カップリングをするんなら、「新・天狼星」と「真・天狼星」を一緒にした方が、よかったのでは。まあ、「真・天狼星」を読んでいないから、わかんないですが。
天狼星
読んでるはずですよねぇ。
田宮 怜も名前知っているし、シリウスとの決着がつかなかったのも、ぼんやりと覚えている。
しかし、まったく細部を覚えていません。というか、多分、以前読んだときも、悪趣味すぎで全然頭に入ってこなかったのかもしれません。
まあ、現実でももちろんですが、小説でも別に猟奇殺人とか、わたしは求めていないなぁということが良くわかります。
ということで、再読でありながら、シリウスの正体は、なぜかずっと誤解していました。
「ぼくら」の薫くんも、伊集院 大介も、なんか女の人の趣味は、不思議というか微妙な感じです。
天狼星2
胡蝶さん出てきたのは覚えているけれど、あとはまったく覚えていないです。
まあ、最初の「天狼星」よりは、悪趣味なところが後退していて、わたし的には読みやすかったです。なんか、「絃の聖域」に舞い戻ったような「芸」のお家のお話でした。
ただ、シリウスのしたかったことって、ソレなんというのが、ちょっと衝撃的というか、小っちゃいというか。
無印の「天狼星」は、シリウスがなにをしたいのか訳がわからないという怖さがあったけれど、「2」はその辺の嫌な感じは弱くなっていて、読みやすいといえば読みやすい(あくまで「天狼星」よりはですが)。
だからなのかなんなのか、猟奇的なシーンも、許容範囲内な感じです。
最後のヘリコプターは、なかなかベタベタで笑いました。
天狼星3 蝶の墓
これも、実は連れているお嬢様は……というネタバレは覚えていたのですが、他の部分はほとんど覚えていませんねぇ。
登場人物すら、まったく覚えていないという……。いいんです。その方が、何回でも楽しめるから(笑)
といいつつ、なんというか、今回の再読時、精神的にも肉体的にも、けっこう追い詰められている時期に読んだので、あんまり内容が入っていないのも確かです。
なんで、伊集院大介が、わざわざあんな謎設定のお話を晶にしたかとか、よくわかっていないです。
でも、最後のサーカスにお話が集中していって、今までの登場人物が一堂に集まってという展開は、なんというかワクワクしました。
まあ、森 カオルなんて、ほとんどなんのために出てきたのかまったくわかんないですけどね。
でも、みんな出てきて、なんか「ここがクライマックスよ」という盛り上げ方は、最高でした。
次の「真」とか「新」の「天狼星」は、この話を別の角度から書いたものでしたっけ?
それとも、省略された姫奪還の冒険中の話なのかな。
多分、そっちは全然読んでないはずです。
新・天狼星 ヴァンパイア 恐怖の章
なんか、事件はほとんど起こらずに晶がダンスを頑張る話が中心です。いや、事件はおこってはいるけれど、主人公は関わらせてもらえないが正解かな。
そして、ラスト、やっと始まった感じ。
新・天狼星 ヴァンパイヤ 異形の章
なんか、事件解決からのブラックアウトみたいに終わっていますが、晶の事件は終わっても、ヴァンパイヤ事件とか、ゾディアックカードの方は、まったく終わってないし(爆)
というか、晶の周りの事件とゾティアック・カードの事件、本当になんも関わりなかったんかいと、ちょっと、ツッコミ入れたくなります。
割とシリウスも、いい人になってるし。
「真・天狼星」は、これを含んだヴァンパイヤ事件やゾディアック・カードの話になるのでしょうか。