修羅の門 第弐門6
「バキ」にしろ、これにしろ、なんか戦いにいたるまでの前振りが長い。
そして、それがまた、けっこうもどかしくも楽しいですよねぇ。
彼の人の真実の愛の物語。そして、おそらくわたしが読む、栗本 薫による最後のグイン・サーガ。
わたしにとっては、イヤなヤツ代表の彼の人でしたが、こういう裏があるのなら、許せるかなぁと。というか、被害者にしか見えなかったりします。
まあ、人間関係の基本は共依存かもしれない。
これから書かれていく「グイン・サーガ」は、このことを本編で出す必要はないけれど、それでも、この物語が裏にあるということは前提にして欲しいです。
そしてマルガの話は書かれないにしろ、いつかは、ローデス・サーガの続きは書かれてもいいなぁと思います。
みずうみ
マルガ・サーガ(2)
(天狼プロダンション)
栗本 薫
マイナー系のマンガ誌で、ブイブイいわしていた(ように当時私が感じていた)藤原 カムイが、メジャーな「ドラクエ」をマンガ化するということで、凄く違和感があって、当時は期待もしていなかったです。
特にこの1巻目は、ストーリーもお約束的展開で、藤原 カムイ、終わったとか本気で思っていました。
でも、どんどん読み進めていくと、独特のアクがなくなったせいで、読みやすくもなって、すごい面白いのです。ということで、完全版も読んでいます(笑)好きです。藤原 カムイのドラクエ。まあ、「エデンの戦士たち」が途中で終わっているのは気になりますが。
そして、マイナー系のものの続きも読みたいですけどね。「彼方へ」とか。
けっこう、ドロドロした原作者とマンガ家の話を聞いたり読んだりしましたが、まあ、作品の評価とは関係ないか。けっこう、いがらし ゆみこの悪評が聞こえてきますが、まあ、生きるためには仕方ない部分もあったりするのかなぁと。して、ストーリーのない絵は、自分のものという意識もあるかも。まあでも、その絵の魅力はストーリーから出てきたものだし、やっぱり難しい問題があるなぁ。
なんか、キャンディにばっかり行動させて、男の子達は、けっこう不甲斐ない感じだなぁと思ったりしました。
その行動力がキャンディの魅力で、男の子が行動的すぎると、このお話成り立たなくなっちゃうんですけどね。