毎日かあさん6 うろうろドサ編
リアルな子どもは、あっという間に大きくなりますねぇ。
そして、浪花 愛の「来訪者」シリーズの時にも感じたのですが、こうやって、大きくなっていくのを見ている子どもって、なんか、本当に知り合いの子どもを見ているようです。
でも、この人の子どもは、ある意味、ものすごい経験をつんで大きくなっているよなぁ。
リアルな子どもは、あっという間に大きくなりますねぇ。
そして、浪花 愛の「来訪者」シリーズの時にも感じたのですが、こうやって、大きくなっていくのを見ている子どもって、なんか、本当に知り合いの子どもを見ているようです。
でも、この人の子どもは、ある意味、ものすごい経験をつんで大きくなっているよなぁ。
完結したのではなかったのか……。
番外編ではなくて、しっかり、24巻とクレジットされています。
まあ、内容的には、完結のその後の2人で、千秋(と峰)がオペラをオペラをやる話で、作者的には、ちょっとお遊びの小編のつもりなのかなぁ。
でも、けっこう、大きな話に、発展していきそうな感じもありますねぇ。
そろそろ、お話が中人人物に移ってきている感じですね。
わりと、思った通りというか、ストレートな展開です。どんでん返しは、あるのかな?
わたしは、沙子ちゃんも、恵ちゃんも、けっこう好きです。
「源氏物語」をはじめて読んだのは、高校1年のときです。なんで、時期まではっきり覚えているかというと、夏休みに勉強の合宿があって、そのときに渡された本が、「源氏物語」の現代語訳の抄本だったのです。
で、あんまり、いい印象がなかった。主人公が、好きじゃなかったですからねぇ。昔から、意味もなくもてる男には、反感が(笑)まぁでも、女の子のキャラがたっているのは、とても印象的でした。
で、その後、大学の古典で「源氏物語」を勉強する様になって、その前後で、「あさきゆめみし」を読んだら、けっこうおもしろくて、しかも、古典の授業が、今までになく良くわかる(笑)ということがあって、何回か、自分のなかで「源氏物語」ブームがおきて、現在にいたります。
ということで、この「千年の黙」も、去年読んでいた井沢 元彦の「GEN 『源氏物語』秘録」も、そういう自分のなかの「源氏物語」マニアな部分で読んでいる1冊です。
今回の「千年の黙」は、現代から「源氏物語」の成立を推理していくお話ではなくて、「源氏物語」が書かれた時代そのものを舞台として、どうしてそれが、その時代すでに、今の様なかたちになったのかという謎に迫っていきます。
それも、名探偵・紫式部が(笑)
これは、けっこう、惹かれるシチュエーションでした。
3つのお話ができていて、1話は、「枕草子」にも書いてある猫騒動のお話。2話目、3話目が、源氏物語の成立についてのお話です。
マニアとしては、2話目、3話目が、刺激的で好きです。雰囲気は、1話目がいい感じです。
読む前は、もっと軽いお話を想像していたのですが、けっこう読むのに時間がかかりました。
でも、この人の人物評価は、けっこう、わたしには納得のいくものでした。
そう、やっぱり、そんな大往生は、ゆるされないですよねぇ。
あと、これを読んでいて思ったのは、なんか、「源氏物語」の成立…というか、書かれ方とか、読まれ方って、今の同人誌とかともしかしたらよく似ているのかも……と思った。
人に教えるというのは、大変なことで、1つのことを教えるためには、教えることの倍ぐらい深くそのことがわかっていなければなりません。
だから、なにかの専門家に教わるというのは、確かに正しい。
ただし、専門家は、教えることの専門家ではないので、そこに、教師が入り込む隙もあるのかも。