4月京都ドイツゲームサークル その1 ああ!女神様

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今回は、おくれて参加の「京都ドイツゲームサークル」です。
おくれた理由は、滋賀県で普及活動をしていたから(笑)
そうです。4月の「京都ドイツゲームサークル」は、「ころぽっくるの家」のゲーム会と同じ日にあったのでした。

普通なら、先に予定の入っていた「京都」の方に行くのですが、「ころぽっくる」の方には、若干責任があるということで、そちらを優先させていただきました。
ちょっと、残念。
この日は、ゲーム会中にティータイムが儲けられるはじめての日ということで、それもちょっと楽しみにしておりました。でも、間に合うのかな?

会場についたのは、夕方頃でした。

6ニムト

会場に入ると、もちろうすでにあちこちでゲームが始まっています。
そして、子どもの歓声。こ、子ども?

なんとこの日は、「京都ドイツゲームサークル」に、子どもが初参加したした日でもありました。

「おっちゃーん」

ということで、子どもたちは、「うつぼゲーム会」にも参加しているゲームファミリーの子たちでした。

今までは、お父さんだけで参加されていたのですが、今回は、なんとお母さん、そして子ども2人を連れての参加でした。

子どもがいると単純にうれしい。
ということで、よってに来てくれた子をだっこして、ちょうど始まったばかりの「6ニムト」をプレーします。

「6ニムト」は、ドイツゲームの基本みたいなゲームです。
とっても、取っつきやすいゲームで、しかも2人~10人まで遊べちゃうという優れものです。

で、今回は、なんと最大人数の10人での「6ニムト」です。

「6ニムト」は、全員一斉にカードを1枚ずつ出して、出されたカードを規則によって場に4列にならべ、それぞれの列の6枚目のカードを出した人が、その列のカードをもらわなければならないゲームです。カードには、牛の首の絵が描いてあって、その牛を出来るだけあつめないようにします。

これを10人でするとどうなるかというと、もの凄いスピードで、場のカードが増えていくのです。
ひどい場合は、たった1回のカードオープンで、同じ列が2回も満タンになってしまうことすらおこります。
はっきりいって、どんなベテランプレーヤーも、作戦なんて立たないんじゃないかというのが、10人でする「6ニムト」なのです。

作戦なんて立たないんだったら、おもしろさ半減とか思われるかもしれません。でも、このゲームのすごいところは、それでもやっぱり作戦を考えたくなるところというか、やっぱり作戦を考えてしまうところ。そして、それがうまくいっても、はずれて牛が大量に自分のところにやってきても、思わず笑ってしまう不思議な魅力のあるゲームです。

例えば、もうすぐ6枚になる列があります。1番大きな数の列です。

50、51、55、58、60

てな感じです。

自分の手持ちのカードは、大きな数字のカードばっかりで、どう考えても、この列の続きにおかなければなりません。

61と70と104

3枚のうち、どれを出す?

「61」を出すと、これは明らかに自分が6枚目を踏んでしまいます。「70」もヤバいかも。でも、もしかしたら、「104」なら誰かが6枚目をおいてくれた後、安全におけるんじゃないか?
ということで、「104」を出します。
案の定、作戦通り誰かが「75」なんて出して

「よしセーフや」

と喜んでいたら、

75、77、80、101、103、104

とあっという間にならんで、2回目の6枚目なんてことがおこるわけです。
そうすると、あの「101」とか、「103」というのは、きっとわたしと同じ様なことを考えて、考えて出したんだろうなーとか、なんでみんな、ここばっかりおくねん!とか、そういうところが楽しいわけです。
展開、派手派手です。

このゲームは、カード10枚ですから、10回カードを出せば1回戦終了です。そして、何回戦かして、得点の合計で順位を決めていきます。

わたしは、2枚ぐらい候補のカードを決めて、膝の上の子にどっちがいいか選んでもらってました。
だって、明らかにあぶないカード以外は、何出しても同じだもん。

「こっち」

「おー、おっちゃんも、こっちやと思っててん」

この作戦なかなかよかったようで、1回戦、2回戦、牛の数1桁に押さえました。

そして、3回戦目。そろそろ、膝の上にいるのも、カードも選ぶのにも飽きちゃって、子どもが向こうに行ってしまいました。
さて、ここからが、本当のわたしの実力の見せ所。

その途端、牛が鬼みたにいにわたしのところに集中してきました。

はっ。これが、わたしの本当の実力?もしかして、彼女は幸運の女神様だった?

手放した幸運は戻ってこない……というか、泣きっ面にハチの言葉通り不幸は続き、あっという間に転落してしまったという……。

「女神カンバーーック」

と叫んでも、やっぱり女神も、幸運も帰ってこなかったという。
実は、最後の2、3枚選んでもらわな勝てへんのやろか?

よ、弱。