1月うつぼゲーム会 その1 オバケだぞ~

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ミッドナイトパーティ

きのうは、ご心配をおかけしました。
まだ少し、のどは痛むのですが、1日働いてきて、熱も上がらずということで、体調は、もどりつつあります。

そろそろ、だいぶんたってしまいましたが、1月26日に参加した「うつぼゲーム会」の方のレポートを載せていこうと思います。
そのうちに、各ゲーム会ごとに、まとめてページをつくりたいと思っていますが、それは、いつになることやら(笑)

前置きは、これぐらいにして、さて、スタートです。

月に1度の「うつぼゲーム会」でした。
子どもたちとゲームが心置きなくできるぞーーということで、今回は、ウキウキ気分で朝から参加です。
まあ、「きみは、いつも子どもと遊んでるじゃないか」と言われるとそのとおりなのですが、いつもはすごく限られた時間の中で遊んでいますので、なかなか「心置きなく」とはいかないわけです。

実際に、短い時間で遊ぶゲームと、時間を気にせずに遊ぶゲームでは、同じゲームでも面白さが変化するものもあります。
じっくりと考えるゲームは、やっぱり腰を落ち着けて、時間を気にせずにやりたいものです。

子どもたちが集まってきて、最初に盛り上がったゲームが、「ミッドナイトパーティ」でした。
オバケのヒューゴくんの登場です。

ボードには、地下室(地下牢?)からのぼって来る階段と、それを取り囲むようにつくられたろうか、そして、そのろうかを囲むように部屋が配置されています。
プレーヤーは、自分のコマの色を決めます。コマは、ジェントルマンのかたちをしたものとレイディのかたちをしたものがありますが、かたちは雰囲気だけのものです。
オバケのヒューゴくんは、地下につながる階段の1番下で、パーティが始まるのを待っています。

プレーヤーは、順番に1体ずつ、自分のコマをパーティ会場のろうかに配置していきます。
このとき、ろうかの同じマスのなかには、1人の人しか入れません。

全員が、レイディとジェントルメンのコマをボード上にすべて配置すれば、ゲームスタートです。
プレイヤーはサイコロを振って、出た目だけコマを動かしていきます。
このバーティのお客さんたち、今夜は、社交が目的だからなのか、いっこうに部屋の中に入ろうとはしません。ろうかを、グルグル一方通行に歩いているだけです。
きっと、歩きながら、

「あーら、奥様。お聞きになられました?」

とか有閑な人らしい、むなしい会話を続けているわけですな。
動き始めれば、同じマスに人が入っても大丈夫です。
サイコロの目の分だけ、グルグル、グルグルとまわっていきます。

でも、そのサイコロの6つの目のうち2つには、なんとオバケの絵が描いてあります。
はじめオバケは地下の階段の1番下にいるのですが、サイコロでオバケの目が出ると3歩ずつ階段をのぼって、みんながパーティをしている廊下にとびだしてくるのです。

オバケが1階に飛び出すと、パーティは、パニック状態におちいります。みんな我先にろうかから部屋に飛び込みます。
そして、部屋に飛び込むと、オバケが入らないようにすぐにカギをしちゃうので、部屋には、早い者勝ちで1人しか入れないのです。

オバケに追いつかれたり、追い越されたりすると、捕まって地下室に送られてしまいます。さて、うまくオバケから逃げ切れるのか?
はやく捕まれば捕まるほど、マイナス点が大きくなります。

今回、プレーされていたゲームは、わたしの持っているリメイク版、謎の中国語版「ヒューゴ」ではなくて、昔に発売された日本語版の「ミッドナイトパーティ」でした。
ルールも、それにあわせて、改定された「ヒューゴ」ルールではなく、「ミッドナイトパーティ」ルールで行われました。

どこが違うのかというと。このゲームでは、パーティのお客さんであるジェントルマンやレイディのコマを動かして遊びます。そのとき、「ヒューゴ」では、自分の色のコマしか動かせません。でも、「ミッドナイトパーティ」では、だれのどの色のコマを動かしてもよいことになっています。
ですから、「ミッドナイトパーティ」だと、

「オバケより後ろにいるから追いつかれなくて安心」

と思っていると、人に自分のそのコマを動かされて、オバケのすぐ前に持ってこられたりするわけです。

今回、わたしは、ゲームに参加せず見ていただけでした。
大人も交えて遊ばれていたのですが、とっても盛り上がっていました。
「ヒューゴ」ルールで、わたしも何回か遊んだことがあって、そのときの感じでは、楽しいけれど何回も遊ぶと飽きてしまうかなぁでした。ちょっと、小学校の高学年以上でゲームに慣れている子は、物足りなく感じるかなぁと思っていました。
でも、今回の「うつぼゲーム会」での「ミッドナイトパーティ」は、だれてしまうこともなく、大盛り上がりを見せておりました。

ゲームをよくされるファミリーの子どもたちも、このゲームは、はじめてみたいでした。そして、何よりも、一緒に遊んでいる大人たちが、子どもたち以上に、ワーワー、キャーキャーと楽しい雰囲気を作り出していたのがよかったのかもしれません。

その後、お昼からも、「ミッドナイトパーティ」は、遊ばれていました。
ルールがわかりやすいこと、かなり多人数(8人まで)でプレイできること、なども含めて、やっぱりこれから子どもたちにゲームを進めていく上で、かなりオススメのゲームです。

盛り上がっているテーブルを横目で見ながら、こんど、地元の子どもたちと遊ぶときは、1回、「ミッドナイトパーティ」ルールで遊んでみようと思うりんでした。

ひとつ告白をしておくと、今までずっと、オバケの名前を「ヒューゴー」だと思っていました。
このサイトの今までの日記や、掲示板には、ずっと「ヒューゴー」と書いていました。
でも、それは過ちと教えてもらいました。
正しいルールブックに載っている日本語の名前は、「ヒューゴ」です。
ここで、今までの嘘をお詫びするとともに、訂正させていただきます。

「コンピューター」と「コンピュータ」みたいなものでしょうか?
思いこみというのは、おそろしい。
わたしは、レオ・レオニの「フレデリック」を、ずっと「フレドリック」だと思っていた人なので……。

そのうち、ここで書かれているものも、訂正させていただきます。
そのうち、そのうち。