隙間

富樫倫太郎,読書

妖説 源氏物語 2

今回は、前巻にくらべて、怪談色はちょっと薄めでした。

しかし、この時代を題材にとるという発想は、すごいなぁと思います。
華やかな源氏の時代が終わって、まだ、薫や、匂宮は、運命の女に出会っていない。
まさに、隙間の時代。
だからこそ、想像力を働かせる余地があるのかもしれません。

今回の「魔の刻」というのは、ボードゲームのお話でした。
題材にされているゲームは、「バックギャモン」。
「バックギャモン」って、こんな時代から、日本に伝わっていたんですねぇ。
ちょっと、ビックリしました。