すべてを捨てて、すべてを手に入れる

かとりまさる,安藤慈朗,読書

しおんの王8

8巻で完結でした。
もうちょっと、長く続いて欲しい気持ちもあったのですが、そうすると、ずーーっと、しおんがあの状態のままということで、それはそれで辛いので、これぐらいの長さがちょうどだったのかもしれません。

以下、ネタバレありです。


うーん、犯人、動機については、まあ割と、当たり前すぎな感じですね。もっと、ひねくり回すのかと思っていましたが、しおんの今のお母さんの弟とかも、結局、出てこなかったし。

でも、そこまでの執着が必要と見せながらも、健全な物語としては、それを否定してしまわなければならないというか゜、この物語の最大のネックかも。
これで、主人公が男だったら、また、別の見せ方もあったのだと思いますが、女の子なので、あんまり悲惨な世界にもいけない。

さて、でもこれから、しおんが、この世界の中で棋士として大成するかというと、実は、微妙なような気がしている今日この頃です。