こんな絵でも…こんな絵だから…

つの丸,読書

みどりのマキバオー2

昔、

「『マキバオー』?オレ、あんな絵のマンガ読まない」

とか言っていました。
そのとき、すすめた友だちは、

「あんな絵やけど…あんな絵だからこそ、このマンガは、いいんだよ!!」

と熱く語っていました。
そして、今、他の人に、同じ様にすすめる自分がいます(笑)

例えば、マキバオーや、騎手の菅助が、小さいこと。それは、ギャクではなくて、きちっとした意味があるんですよ。
そして、その事が、物語としっかりと結びついています。

「函館山の誓い!!」は、おぶ調教師が言われたようなことを、最近、わたしも言われたことがあるので、身にしみました。

なんで、手前らが、こいつらの限界を決めちまうんだ?
オレは、こいつらができるようになると信じてるよ。
手前の判断で、転ばないように先回りして、世話してやんのが親切で、いいことなのか?
人それぞれに対応するというのは、そういうことじゃねぇだろう?

それがわからないのなら、ずっと、わたしとは理解し合えないかもしれない。

自分のことをどうこうしたいと言っている訳じゃない。でも、こいつらがなんか少しでもできるようになったら、自分でできることが増えたら、うれしいじゃないか。
そういう欲望なら、確かにある。