こぶたのレース その2 ゆっくり、いこう

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こぶたのレース

えーと、4月に新しく2年生になった子たちと遊びました。
去年、いっしょに遊んでいた2年生たちは、当然3年生に。

なんか、やっと慣れてまともに遊べるようになったかと思ったら、遊ぶ子どもが入れかわるという……。
まあ、たくさんの子にボードゲームを伝えることができるという面ではいいのですが、また1から説明のしなおしとか考えると、ちょっと悲しいものがあります。

このあたり、上の子が下の子に教えるとかのシステムを考えなきゃいけませんね。

まあ、まずは、基本ということで、「こぶたのレース」を遊びました。

さて、つい1か月前まで、1年生をしていた子たちです。
現代っ子の生活経験の弱さというのは、なかなか、おそろしいものがあります。

「こぶたのレース」は、ただのスゴロクですから、何の問題もなく遊べそうに思えますが、そんなことはありません。

なんと、2年生になった今日の日まで、スゴロクを遊んだことのない子は、けっこういるのです。

で、そんな子と、スゴロクをすると、どうなるか。

「3。1、2、3」

3が出たので、コマをマスにそって3つ動かします。
まず、これができない子が、けっこう多いです。

「1、2、3」

と数えつつ、1の時に自分のはじめにいたマスを数えてしまう子がいます。
これは、まだまだマシな方です。

「1、2、3」

かけ声だけで、コマが全然、マスの上に乗っていない子もいます。

幼稚園の子の話ではありません。
1ケタ+1ケタぐらいの足し算なら、繰り上がりのある計算もしっかりとしてしまう小学2年がです。
順序を数えるものとしての数は理解していても、実は、1対1対応が、まだしっかりと理解できていないのですね。

むかしは、お手伝いをして、ものを数えるとか、それこそ、スゴロク遊びとかを兄弟とかとして、小学生はいる前までに、そういうことを経験できていたわけです。
でも、遊びが変わってしまって、そういう経験は、本当に少なくなってしまったようです。

で、そういう子たちに、また、1つ1つ、

「ここは、こうやって数えるんだよ」

という風に、教えながら遊んでいます。

とりあえず、今日は、チップのルールも、黒い目のルールもなしです。
背中に乗ったり、乗られたりを楽しみながら、ゆっくりと遊びました。

知育、知育とは、言いたくないですが、こうやって、遊ぶことでまなべることって、とっても多くて、また大切だと思います。

へんに、勉強っぽい装いをつけなくても、とっても簡単なゲームを楽しむ中で、子どもたち自身が大切な力をつけていくものです。

まあ、ゆっくり、ゆっくり、ルールも守れるようになって、楽しめるようになっていうこな。