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戦後民主主義と少女漫画

まるで大塚 英志の様な題名ではないですか。
でも、あんまり政治よりの話ではなかったです。というか、あんまり一貫した語りじゃない印象です。

大島 弓子論からはじまるのですが、論旨的には、

「昔の大島 弓子は良かったが、『綿の国星』以降の大島 弓子は、イマイチだ」

みたいな感じなのですが、それは、ただ単に、自分がそういう物語に感応できない年齢になっただけにしか見えないんですよ。

わたしは、今、大島 弓子がかいているマンガも、ものすごく深いと思います。
日常の風景の中から、彼女が、なにを切り取ってきているを考えると、

「少女漫画的な空間の緊張感を保ちきれない」

とは、とても書けないと思います。

オメエが、ゆるみきってるんだ!

まあでも、岡崎 京子が、大島 弓子の後継者だというのは、言われてみればたしかにそうです。今までは、そういう目で見たことはなかったから、ちょっと感動しました。

でも、「かわいい」がファシスト的であぶないとかきながら、自分は「純粋少女」のピュアなところをもっていると宣言する男は、やっぱり、ちょっと信用できないと思った1冊でした。

飯沢 耕太郎
PHP研究所
発売日:2009-05-16
 

 

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杉浦日向子の江戸塾

これを読んでも、

「江戸って素敵!!」

とか、

「江戸に住んでみたい!!」

とかは、思いません。
わたしは、やっぱり、田舎ものですから。

でも、江戸の街が、他の街とは違って、ものすごく「変」で、雑多で、いろんな意味で、魅力的な街であることは、とっても伝わってきます。

だから、杉浦日向子は、江戸のことを研究するのに一生を捧げたんだなぁと……そっちの方が、感慨深いものがあります。

山崎えり,読書みるみるお金が貯まるカンタン節約術,山崎 えり,PHP文庫,PHP研究所

みるみるお金が貯まるカンタン節約術

まあ、結局、手間でお金をかっているという感じですね。
無理。

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おもちゃの王様

ということで、第1回の「ゆうもあゲーム会・草津」の日に待ち合わせした「ぱふ・草津店」で購入した相沢さんの新刊です。

イラスト+説明で、いろいろなおもちゃが紹介されています。
「好きッ!」や、「まだ好き…」を読んでいたら、お馴染みのものすごくオーソドックスなおもちゃが多いのですが、なんかもう、見てるだけでうれしくなります。

おもちゃの様子や、それを使って遊んでいる様子のほとんどが、写真じゃなくて絵なんですね。
そのあたりにも、秘密がありそうな気がします。
白黒の写真よりも、絵の方が魅力を伝える力があるのかも。

「ゲームとパズル」という一節もありまして、また、ゆうもあゲーム会・草津で遊ぶおもちゃの参考にしたいと思っています。

おもちゃの王様―世界中で愛され続ける定番ベストガイド

相沢 康夫 / PHP研究所(2003/11)