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6月中頃。
白紙さんが、西にちょっとだけ帰ってこられるということで、いつもの場所で、いつもの時間にゲーム会が開催されました。

名付けて、「プロジェクトコア高槻店 白紙さん、ちょっとお帰りゲーム会」です。

突然ということもあり、参加したのは、主催者白紙さんと3名の愉快な仲間たちの合計4名のボードゲーム好きな大人たちでした。

大人のゲーム会ということで、遊んだゲームの簡単な感想ぐらいにしておきますね。
けっして、ルールを覚えていないとか、そんなことは……ちょっとあるけど……。

アメンラー

けっこう、時間のかかるゲームです。
ゲームの中に、「競り」があったり、「ジレンマ」があったりと、けっこういろんな要素がきれいにまとまって詰め込まれている感じのゲームでした。

土地を競り落として、そこにピラミッドを建てていくのですが、土地によって、いろいろと特徴があります。
その特徴が、けっこういろいろあるのに、どれが得なのかわからないところというか、結果的にそれほど差が出ないようになっているところは、クニツィアらしいバランスの取り方のようです。

前半戦の旧王朝時代が3ラウンド、後半戦の新王朝時代が3ラウンドの合計6ラウンドあれます。そして、各ラウンドの最初に、土地の「競り」が行われます。

競りで時代に手に入れた土地というのは、その時代を通じてずっと自分のものになります。
でも、時代と時代の節目にあたる3ラウンド終了時にすべての土地の所有が白紙の状態にもどります。
そして、4ラウンド目からは、これまで人が手にしていた土地を手に入れることが出来ます。

前半の3ラウンドは、初めてしたゲームということもあり、あまり人と絡まないような競りをしていて、「ちょっと地味」という感想を持っていたのですが、このあたりからは、けっこう楽しいです。

なんと、時代がかわっても、土地には、以前そこを支配していたプレーヤーが立てたピラミットだとかが残っているわけです。
だから、明らかによく開発された「おいしい土地」がでてきます。
そうすると、そこを巡って「競り」が絡んできます。

前半戦に、いっぱい開発をして点数を稼いでいたプレーヤーは、その分お金が少なくなっていて、後半戦おいしい土地を手に入れにくくなるというあたりも、バランス考えてあって、前半戦沈んじゃったから、もう浮上できないということもありません。

わたしは、その「人が開発した土地を手に入れたりするのが楽しいなー。自分がメチャクチャ力入れても、別のプレーヤーに取られた途端にピンチになるっていいよなー」と思ったので、それが出来るのが、後半戦の3ラウンドだけというのが、ちょっと不満でした。

どうせなら、前半戦、中盤戦、後半戦と、3時代あれば、3時代目の「競り」の攻防なんて熱いだろうなぁと感じました。

いや、「これ以上、ゲームの時間を長くしてどうするねん」という意見もあると思いますが……。

また、1回やってみたいゲームです。

コプフ・クラーゲン

サイコロをいっぱい使ったゲームだったような。
たしか、「終わらないゲーム」とかよばれていて、確かに終わらなかった記憶があります。

でも、こういう単純な賭け事ゲームは、好きだと感じたのを覚えています。
えーと、たしか金塊カードを集めるゲームだったのですが、その前にチップを集めなければならず、そのあたりが二重構造になってて、まどろっこしいのかな。

単純に、チップ集めるゲームにした方がおもしろいのかもしれません。

カウントダウン

その他、「するっとKANSAI」のカードゲームなど、貴重なゲームも見せびらかしていただきました。

「いや、このゲームは、見るだけ。ゲームになってないから」

コレクターアイテムのようです(笑)

最後にしたゲームは、「カウントダウン」でした。

これは、同人ゲームなのですが、なぜか「うつぼゲーム会」などでも、ときどき遊ばれております。
サイコロを振るだけの「運」オンリーのゲームです。だから、子どもたちでも、簡単に遊ぶことが出来ます。でも、とっても盛りあがるよいゲームです。

何で盛りあがるかというと、不思議なことに、このゲームをしているときって、サイコロの目が偏る人は、ひたすら偏るんですよねーー。

「なんで、一気に2、1、0」

が出るんやーみたいな。

この前、わたしは、4ゾロ即爆発の現場を目撃しました。
それは、このときのことではなかったのかな??

いろんなところでゲームをやるようになって、混ざってきてしまっています。

そして、ゲームは終わり、白紙さんは月の世界(?)に帰っていってしまいました。
また、遊びませう。

すいません。
いつも、何の断りもなく、ネタにさせていただいています。
「ここは秘密」、「ここはダメ」ということがあれば、ご連絡下さい。
↑ と書いておけば、許されると思っているわたしであった。

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すいません。
上の会の名前は、今、つけました。

プロコア高槻店に行ってきました。

遊んだゲームは、

「アメンラー」
「コプフ・クラーゲン」
「カウントダウン」

の3ゲームでした。
ゲームの名前を教えていただき追加、訂正しました。

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デュボン

5歳の可能性には、限界がないのだなぁ。とつくづく感じた午前中がおわって、「その4」は、午後からの様子です。

午後です。
昼食が早く終わって、まだファミリーが帰って来ていないということで、わたしが、「デュボン」を教えてもらうことに。
この前、プロジェクトコア高槻店で購入した「ギプフ」と同じシリーズです。
そういえば、「ギプフ」も、まだ1回もプレーしていません。
ちなみに、前回の「うつぼゲーム会」では、子どもたちが、コマをおはじきのコマの代わりにしてはじいていました。

ドーナツ型のコマを使います。コマは、ドーナツ型で、いくつも積み重ねられるように、みぞがついています。
2人でする対戦ゲームで、プレーヤーは、白と黒のどちらかになります。白いコマ、黒いコマ、どちらも11個ずつあります。
それから、3つのデュボンコマとよばれる赤色の特殊なコマがあります。
最初は、ボードにこれらのコマを1つずつ交代で並べていくことから始まります。

ボードにすべてのコマがおけたら、ゲームスタートです。
1回交代で、自分のコマを動かしていきます。
コマは、6方向を囲まれていないとき他のコマの上に移動することができます。
最初、1つも積み上がっていないコマは、隣のコマの上にだけ移動することができます。
積み上がったコマの一番上にあるコマの色が、積み上がったコマ1セットの持ち主ということになります。
コマは、積み上がれば積み上がるほど、移動の距離が増えてきます。2つ積み上がれば、2つ離れたマスまで移動しなければなりませんし、3つ積み上がれば、3つ離れたマスまで……。と、どんどん移動距離が伸びていって、最後には、ゲームボードからはみ出してしまい動けなくなってしまいます。

デュボンコマは、単独では動くことはできませんが、上に黒白どちらかのコマがおかれると、普通のコマと同じように動かすことができるようになります。

移動した結果、3つあるデュボンコマと接続できないコマや、積み上がったコマのセットは、すべてゲームボードから取り去られます。

移動できなくなったらパスになります。
白黒どちらも移動できなくなったら、ゲーム終了になります。
自分の色のコマ、積み上がったコマのセットをすべて積み重ねて、高い方が勝ちになります。

ちょっと、試しにという感じだったので、コツとかは全然わかりませんでした。
でも、「高くしたら勝てる」けど、「高くしすぎると動けなくなる」というのと、「デュボンコマを自分の積み上げたコマのなかに取り込んでおけば、とりあえず接続を切られる心配は少なくなる」ということぐらいは、理解できたかな?

囲碁とか、将棋をイメージしていましたので、もっと時間がかかるかと思っていましたが、20分~30分ほどで1プレー。思ったほど、重くなかったです。
もっとも、これから、「勝とう」と思って考えるプレーをしていったら、そのイメージは、どんどん変わっていくのかもしれませんが……。

もう、2、3回やって、ちょっとコツの部分まで理解したかったですが、子どもたちが帰ってきました。
うん。子どもたちと遊ぼう。

「きみらは、このゲームのルールは知らんの?」

「うん。これは、おはじきにするしかしらんわ」

きれいなコマなので、おはじきは、やめてーー。われるー。
ヒーン。

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ダーク・サイド

さて、これで「プロジェクトコア ゲームウォーク」の日記、最終回です。
長くかかりました。
今回のように、いろいろな日記のシリーズをまぜこぜに書いていくということをしたわけですが、やっぱり、後になればにるほど記憶がうすれていくのは、いかんともしがたいです。

今後は、時系列にそって書くのではなく、印象的なことから書き始めて、忘れちゃったことは、無理には書かないということも必要かもしれません。
頭よくないので、それがなかなかに難しいのです。

最後のゲームです。

他のゲーマーのみなさんは、少し歯ごたえがなかったなかったとに感じられたようですが、りんはけっこう楽しみました。この「ダーク・サイド」。

ダーク・サイドといえば、スターウォーズを思い出します。
このゲームのボードも、なんか宇宙っぽい雰囲気です。謎の金髪の女の人の顔なんかが書いてたあります。
なんかちょっと、アメリカーーンな感じがします。まあ、わたしのアメリカーンな印象が、どれだけ国際的にみて正しいのかはわかりませんが(笑)。

で、ゲームの内容はというと、ジェダイの戦士として巨大な力を振るいながらダークサイドに落ちないように戦っていく……というものでは、全然なくて、わたしたちの日常生活のなかで見落としているような小さな悪事を暴き出していくというゲームでした。

ゲームは、自分の悪事は上手に隠して、人の悪事を暴き立てます。
自分や人の悪事は、カードに書かれています。カードは、「家族」、「友達」、「近所」、「仕事」、「休暇」の5つのジャンルにわかれています。そして、それぞれのジャンルでは、悪事の種類によって、その悪事の点数がついています。
例えば仕事のジャンルでは、「私は毎日机で居眠りをしています」みたいな軽いものなら1点ですし、「私は保険金をだまし取るため、職場に火をつけました。」のように犯罪と言わなければならないようなものは、5点です。

はっきり言って、ジャンルと点数だけが大切で、この悪事の中身は、あんまりゲームとは関係ないのですが、この全然ゲームとは関係のない部分が、このゲームの最大のおもしろいところです。

読むだけでおもしろいですよ。

「私はプールでおしっこをします。」とか、「私は母のハンドバッグからお金を『借りました』。」など、なんか青春の思い出っぽいのから、「私は狂った叔母を屋根裏に隠しています。」などのドキッとするやつ、「私は子供にサンタクロースはいないんだと言いました。」など、これはあかんのかーーと叫びたくなるヤツなどいろいろです。

でも、見てると1点の悪事の1つや、2つ、やっぱりしているかもしれませんねぇーーー。とそういう部分でも、ニヤリとできます。

読むだけでも、おもしろいですが、それではゲームの説明にならないので、ゲームをはじめます。

まずプレーヤーは、悪事のかかれた「秘密カード」を配られます。そして、手札を5つのジャンルごとに合計します。一番点数が高くなったジャンルが、その人のダークサイドです。
プレーヤーは、自分のダークサイドが、どのジャンルであるかを他のプレイヤーに悟られないようにしなければなりません。

手番にできることは、「アクションカードを引く」ことと、「誰かを告発する」ことです。

「アクションカード」には、いろいろな種類があるのですが、基本的に、手札を公開すればするほど、たくさん点数が入ってくる仕組みになっています。
ただし、手札を公開すればするほど、自分のダークサイドに関する情報を他のプレーヤーにさらしてしまうことになります。

「誰かを告発する」のは、リスクがともないます。もし、その告発が間違っていたら、点数がマイナスになります。だから、ある程度、証拠がそろってからになります。

最後のアクションカード実行されるか、全員のダークサイドが明らかになれば、ゲーム終了です。
点数ボードにコマを進めていって、ゲームを終了したとき、点数が1番高いプレーヤーが勝利するというのは、けっこうオーソドックスなゲームのルールです。
でも、自分のダークサイドがなんであるのかを他のプレーヤーから告発され、暴かれてしまったプレーヤーは、この勝利競争からドロップアウトしてしまいます。正体を見破られると、勝てなくなるのです。
そうなると、他のプレーヤーのダークサイドを全部暴いて、自分のと同じ立場に立たさなければ、いけません。全員のダークサイドが暴かれれば、その中で、1番得点の多かったものが勝利者になります。

実際のゲームです。
それぞれ自分のダークサイドがなにかわかったら、スタートプレーヤーを決定します。
スタートプレーヤーは、見かけが一番怪しい人物を選ぶのがよいでしょうととルールに書いてあります。
もちろん、「プロジェクトコア高槻店 ゲームウォーク」に来ている人たちは、みんな大人なので、

「せーのーでで、いっせいに指さして決めような。みんなでいっせいに、『見かけが一番怪しい人物』を指さすで。せーのーで」

てな、後に遺恨を残すようなことはしなかったのですが(笑)。

「ジャンケンポン!」

やはり、わたしがスタートプレーヤーか(笑)。みんな、うなずいていたような気がするのは、被害妄想ですか?

「アクションカード」のなかで、わたしがメチャクチャ気に入っていたのが「自慢カード」でした。

「自慢カード」は、数字を言って自分の前に置きます。
これによって、1つの悪事のジャンルについて手札に1枚か2枚で最低でもその数字になるカードがあることを自慢します。

「俺よー、おめーら気づいてへんやろうけどよー、実は、ワルなんだぜ。家族に7点ぐらいの悪事をしてるワルなんだぜー」

てな感じで、自慢するわけですね(笑)。
もちろん、これは、ハッタリでもかまわないわけです。
ここで他プレイヤーは相談して受け入れるか疑惑をかけるか決めなければなりません。もし自慢が受け入れられれば、その自慢チップ分の点数を獲得します。
もし疑惑がかけられたら、本当のところを言います。手札からカードを公開して証拠を示せば、自慢チップの2倍の点数を獲得します。
もし嘘をついていたら、それを認めて点数を獲得しません。

でかい点数を言うと、ハッタリだと疑惑をかけられることになります。
でも、それかせ本当だと、でかい点数×2倍の点数が入ってくるわけですよ。

えーと、わたしの悪事のカードは、2つのジャンルの得点が極端に高かったのです。
本当に高い方の悪事のカードは、そっとふせておいて、2番目のカードを使って、この自慢をやりまくって、点数を稼ぎまくりました。
こういう、ブラフ系のゲーム大好きです。

普通は、1点、2点の自慢をするんですよ。それを、6点、7点の自慢をして、しかも疑われて2倍の点数ですから、点数、バンバンですよ。
笑いが止まらないというんですか?はっきりいって、本当の悪者です。いやあ、悪いっていうことは、必要以上に自分が大きく見えることなんですねぇ。

点数も、ダントツトップ。

で、中盤、終盤の告発のときが!!
でも、安心。みんなが注目しているのは、2番目のダークサイドです。

トップをたたけということで、告発されるりん。
とうぜん、告発されるのは、2番目のダークサイドです。

告発は、2段階になっています。
告発されたプレイヤーは「法廷での証明」を求めることができます。

「じゃあ、出るとこ出ましょうか」

あくまで、不貞不貞しいワルりんです。
ここで、告発したプレイヤーは告発を撤回して告発チップを戻すことができます。ここで撤回すれば、告発側のリスクはありません。

「訴えてやる」

相手も、引く気はないようです。

「ジャーン、わたしのダークサイドは、これではありません」

この気持ちいいこと。
でも、周りの人間は、

「こんなけこのジャンルが悪いというのに、まだもっと悪いところがあるのかーー」

とビックリしていたと思います。

そして、何周かして気づくわたし。
あの2番目のダークサイドがバレてしまったら、もう、守ってくれるものがなにもない(笑)。

その後すぐ、あっさりと、ダークサイドを暴かれてしまいました。
あとは、人のダークサイドを暴くだけだーー。
と暴れようと思いましたが、すでにゲームは終盤戦。
全員の告発はできずにゲームは終了してしまいました。

ワルになりきれなかったので、いい人ということでひとつ。

後日、このゲームのことを妹に話しておりました。
けっこう、うけておりました。

「いやあ、でも、そんなカードあったら、わたしやったら、どんな悪いこと書くやろう。お兄ちゃんのマンガを勝手にお風呂にもって入って読んでることかな

悪事カードを、自分で書くのだと思ったようです。

「お前、その悪事、何点ぐらいやと思う」

「うーん、1点」

優しいお兄様の指導が入ったことは、書いておきます。
妹虐待?
この悪事は、何点ぐらいですか?

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ころぽっくるの家

「あのー、そちらのお店でハバゲームは、あつかっておられるでしょうか?」

とお昼過ぎ電話をかけた先は、「tsukaのおもちゃ箱」で紹介されていた「ころぽっくるの家」というお店です。

「はい。木のおもちゃとか、ハバの小さいお子様用のおもちゃなどをあつかっておりますが」

今回のお店は、百貨店のハバではなさそうです。

お店があるのは、大津市観音字。観音字といえば、三井寺のあたり。三井寺のあたりは、昔けっこう通ってたところですが、おもちゃ屋さんなんてあったっけ?
もっとも、わたしが三井寺のあたりをよく通っていたのは、もう十数年も前のことですから、変わってしまっているのかもしれません。
けっこう、細い道の多い町並みです。

「えーと、お店には、どういったらいいですか?」

「どちらの方からこられますか?」

「大津の方ですが……」

と言っても、相手も大津ですから、それではわからないですねぇ。

「浜大津のほうですか?」

「そうです。そうです」

「国道161号線を来られて、浜大津から2つめの信号を左に曲がったところです。三井寺の駅のところで曲がってください。でも、三井寺の駅よりは、湖岸沿いにあります」

ローカル会話で、すいません。
まあ、これで、大体の位置は理解できたわけです。
三井寺の疎水の近く。でも、どう考えても、お店の立ちそうなスペースってなかったけどなぁ。
まあ、近くまで行ってみたらわかるでしょう。

「あと、車で行っても大丈夫でしょうか?」

「はい。3台ぐらいまでなら、駐車できます」

ということで、今回は、草津から自動主に乗って、大津のお店へ。
「ポーネルンド草津」の時は、大津から自動車に乗って草津へ向かっていましたので、つくづく行動がいきあたりばったりで、衝動的なのがよくわかります。

車の中で、滋賀県の地図を開いて、「ころぽっくるの家」の住所を確認。
161を進んで、浜大津から2つめの信号を左。競艇場まで行ってしまった行き過ぎです。

浜大津。信号1つ目。2つ目。
あれ?浜大津の信号は、いれるのかな?いれないのかな?
本能と、お店の方の説明と、地図は、この曲がり角でまがれと言っています。
でも、理性が、

「こんな細い一方通行の道に行ってはいけないよ」

と告げています。
ということで、疎水を越えてまっすぐ行くと、すぐに競艇場の前の道に。
ここまでくれば、行きすぎです。

競艇場のまわりは、地域住民の方のご迷惑にならないように、ガードマンがいっぱい出て、不法駐車がないように見張っています。
そんなわき道で、一旦自動車を止めて、地図を確かめる……。

やっぱり、さっきの一方通行の道があやしいかなぁ。
後戻りして、ほそい疎水の一方通行の道に引き返します。
一方通行の道を登っていくと、すぐに京阪電車の三井寺駅に。三井寺の駅を越えて……。

「三井寺の駅よりは、湖岸沿いにあります」

という店の方の言葉がよみがえってきます。
今、登ってきた道に、そんなお店あったかな?右手は、疎水が流れているので、お店があるとしたら、左手だけです。あと、小さな商店街の通りがあるのですが、そこには、車をおくスペースがあるようなお店は、なさそうです。

ぐるっとまわって、もう1回、一方通行の道に挑戦。道ぞいの左手のたてものには、それらしい建物はありません。
商店街のほうに入ってみますが、やっぱり、ないようです。

うーむ。地図からすると、疎水の登っていった右側が「ころぽっくるの家」のある住所の番地のようです。
疎水の左がわ一方通行の道を登って、橋で疎水を越えて、イメージ的には、そのあたりにあるはずなのですが。

というわけで、そのあたりをグルグル。

疎水の橋をわたった向こう側は、三井寺から降りてくる一方通行の道になっていまして、十字路の端っこには、庭付きの一軒家が建っているだけです。

郵便局まで行ってしまうと行きすぎだし……。このあたりのはずだが……。

庭付きの一軒家を見上げると、2階の窓の下に、でっかい木がつるしてあります。
木には、カラフルな汽車の絵。
看板です。

ここかぁーーー。
やはり、本能と、お店の方の説明と、地図が、正しかったようです(笑)。

さっきから、この家の前を何回も通っていたのですが、あまりにも普通の庭付き一軒家だったので、全然気が付かなかったのです。
でも、よく見れば確かに、2階の看板には、「ころぽっくるの家」とかいてあります。
門の前にも、看板がおいてあります。
えーと、普通の家とかで予約専用のレストランとか、お茶の教室とかしているお家があります。あんな感じの看板です。
全然、意識にはいってませんでした。

車を止めるスペースは、確かに、お店(というかお家)の前にあります。というか、玄関の前の歩道に乗りあげる感じです。
そこに車を止めて、車から降りて、あらためてお店を見ました。

玄関。庭。それから、庭の向こうに部屋。部屋の窓からは、いろいろなおもちゃが見えていました。
部屋と庭のあいだの窓のところに、靴がおいてありまして、おそらく、そこから入るのだろう。
でも、ちょっと気後れも。こういうお店には、入ったことないです。
イエローサブマリンや、プロジェクトコアは、自分のお店を買いに行くところですが、このお店は、自分のおもちゃを買いに行くところとというよりは、どっちかというと、自分の子どものおもちゃを買いに行くところという雰囲気です。
思わず、自分に言い聞かせてしまいました。

わたしは、パパ。とっても、いいパパ。小学校低学年か、幼稚園児ぐらいの子どものいるパパ。妻は、いつもなら一緒に来ているはずだけど、今日は、一緒にこれないので、しかたなく1人でここに買い物に来た。
ちなみに、わたしは結婚してません(笑)。年齢的には、無理のない設定ですけどね。

設定としては、穴だらけですなぁ。まあでも、決心して、窓を開けました。

部屋の中には、窓のところでくつを脱いで、スリッパに履き替えて入ります。
8畳ぐらいの部屋です。ところせましと、いろいろなおもちゃがおいてあります。
木のおもちゃを中心に取り扱っているお店ということで、子どものための積み木のようなものもあれば、大人でも、置物にしてみたいなぁと感じるようなものも、かなりたくさんおいてあります。

「いらっしゃいませ、どういったものをおさがしですか?」

とお店の方に声をかけられました。

「お昼頃に、ハバのゲームありますかと、電話かけさせていただいたものです。
ボードゲームとか、カードゲームとか、さがしているのですが」

「はい。おいくつぐらいのお子さんのものをおさがしですか?」

きた。この質問。本当は自分のものですが、いっしょにするのは、小学生です。

「えーと、小学校の低学年ぐらいのものを考えているのですが」

「ぐらい」とかいうところが微妙にあやしいパパです。

「ちょっと、まってくださいね」
ボードゲームや、カードゲームは、部屋の一番奥の棚に置かれていました。ちょっと見てみると、なんとこの前「ボーネルンド草津」で買った「つなげていこう」の日本語版が!題名は、「コンタクトゲーム」とかになっていて、微妙に違うのですが、箱も、写真も、まったく同じです。

「あー、これ日本語版あるんや」

店の方は、目線に気づいて、

「これですね。このゲームは、道とかのタイルをつなげていくゲームです。ゲームとして遊んでもいいですし、ただ、パズル的にカードをつなげていくだけでも、子どもさん、よろこばれますよ」

「はいはい。あー、これ、わたし、英語版をもっているんですよ。日本語版って、あったんですねぇ」

おーい。わたしもってるとか、思いっきり言ってますが。
実は、英語版は、ルール訳がなんだか抄訳みたいな感じで、その辺に不満を感じていたのです。

「あー、そうなんですか。それが、おできになるお子さんでしたら、これなんかいいですよ」

出してきていただいたゲームは、「リーチ」というゲームでした。

「木のおもちゃで、たいへんいいですよ」

これは、子どものころによくした井の字の三目並べのゲームに似たゲームでした。
盤は、しっかりとした木で3×3のマスが、白黒交互にならんでいます。
その盤に、白黒3つずつの木のコマをおいて、そのコマをルールにそって動かしていって、先に3つ縦、横、斜めどの方向にでも、そろった方が勝ちという簡単な対戦ゲームです。

「1回、やってみましょうか?」

「えっ、今ですか?」

「はい」

で、絨毯の上に座って、ゲーム盤の上にコマをならべて、リーチをやってみました。

なんといえばいいのかわからないのですが、すごくうれしい感じがしました。
お店にあるものは「商品」なのですが、「商品」である以上にそういったおもちゃ類のことを大事に思っておられるのだなぁ。子どもが、このおもちゃで遊ぶということは、必ず子どもによい影響を与えるはずだと信じておられるのだなぁとそういった印象です。

わたしは、自分がこういったおもちゃ、ゲームが好きということもありますし、子どもにも好きになってほしいなぁと思っていますので、このお店は、信用できるなぁという思いを強くもちました。

「あぁ、それはいい手ですねぇ。そうしないと、わたしが3つそろってしまいますからねぇ」

と3分ほどリーチをしましたが、ちょっとやっぱり、恥ずかしい感じもするので、途中で終了しました。
でも、けっこう簡単で、考えるゲームですし、なによりも、コマを盤上で動かしたときに、両方木だから、すごくいい音がするんですねぇ。それが、気に入ったので、購入を決心しました。

「えーと、ハバの『そっとおやすみ』とか、『妖精さがし』は、ないですか?」

そう、この店に来た目的も、忘れてはいけません。ここになら、あるかも。

「あー、どちらも、ちょっと今は、きらしていますねぇ」

そのゲームなに?とならずに、すぐに回答がでてくるところも、ポイント高いです。ちょっとがっかりしたけど。

「『そっとおやすみ』さがしておられるんでしたら、こっちのカードも同じようなルールでできますよ」

と紹介してもらったのは、「ディンゴ」というカードゲームでした。なるほど、同じようなカード集めゲームです。なかなか、的確なアドバイスです。
棚をみせてもらっていると、「にじいろのへび」が。これは、すごい簡単なカードならべゲームです。実物、はじめて見た。

「それは、ちょっと対象年齢的には、小さくなってしまいますが。お子様、おいくつでしたっけ」

その時には、すごくお店のことが気に入っていましたので、まあ、いいや全部話してしまおうということで、いろいろな子どもたちと遊んでいること。Webサイトの情報で、このお店に来たこと、どんな仕事をしているかということなどを話しました。
多分、こんなお客は、少なかったと思うので、少しビックリされていたようでした。

「ハリガリジュニア」(ベルつき)なども見つけて、わたしのゲームも、低学年にも対応できるようになったぞと、喜んで帰ろうとしたとき、棚に見つけました。
「そっとおやすみ」の缶を。

「あ、あるやん」

多分、店の方は、売り切れだと思っていたのが1つ残っていたのでしょう。

「これも買います」

とレジに。
いい買い物をしました。
それに、すごいいいお店を見つけました。

お店には、おもちゃを売っておられる部屋以外に、子ども用の本や、育児や子育てについての本を売っておられる部屋などもあり、見せていただきました。
子どものために、子どもを育てている親のために。商売以上にそういったことを感じさせてくれるお店でした。

「また、来させてもらいます」

といって、自動車に乗って、草津へ。
でも、帰りの自動車のなかで、こんな不安が。
「そっとおやすみ」、お店の人、「売り切れ」と言っていたのに、かってもよかったんだろうか?
もしかして、店おきの見本やったとか……。

缶のなかのカードは、ビニールでくるまれて未使用状態でした。
でも、家に帰って、ビニールを取って、カードを見てみてビックリ。
いえ、不良品とかでは、全然ないのです。
カードが、多いのです。
13枚でいいはずの「おねむちゃんカード」は、20枚入っています。
4枚ずつでいいはずの「顔」のカードは、6枚ずつ入っています。全種類、緑とオレンジが2枚ずつ入っています。
日本語ルールの「セット内容」にかいてあるものと比べると、あきらかに多い。

やっぱり、見本品だったのでしょうか?
次回、お店に行ったときに、聞いてみたいと思います。
もしそうだったら、あやまらないと……。

帰りしなに「ころぽっくるの家だより」という通信をいただきました。そこには、このお店のWebサイトのアドレスなどと一緒に、「ころぽっくるの家」であつかわれているおもちゃなどの紹介や、子どもをまじえての活動の紹介がされていました。
おもちゃを売る。売ったら売りっぱなしにするのではなく、子どもたちのために色々な活動をされていることがよくわかりました。
小さなお店ですが、とてもあたたかくて、りんのお気に入りのお店になりました。

ではでは、「年末年始のお買い物」シリーズは、これにて終了です。