ハワード・フィリップス・ラヴクラフト一覧

1巻目を読んだのは…

ラヴクラフト全集7

1巻目を読んだのは、大学時代に郵便局でアルバイトしていたときという記憶があるので、少なくとも15年以上はたっているということです。
その間に、クトゥルー神話も、だいぶんメジャーな存在になってきたなぁと、ちょっと感慨深いです。

さて、恐怖ものというか、コズミックホラーから読み出したラヴクラフトですが、実は、わたしが1番、性にあったというかしっくりきたのは、実は、夢の国の物語群でした。

この7巻は、その夢の国の物語や、ホラーの習作という感じの作品が集まっています。
有名どころは訳し終わっていて、小粒な作品です。

ただ、夢の国の物語とホラーとを繋ぐような作品も、けっこう収録されていて、それなりに楽しめました。

ハワード・フィリップス・ラヴクラフト,Howard Phillips Lovecraft,
大瀧 啓裕
東京創元社
発売日:2005-01-22
 


集めることに…

クトゥルー12 暗黒神話体系シリーズ

12巻まで読みながら、なんなんですが……クトゥルー神話って、こうやって集めることに意味があるんだろうか?

どっちかというと、全然、思ってもいなかったところで見つけて、ニヤリとするのが、正しい楽しみ方のような気もします。

D・R・スミス,D.R.Smith,
C・A・スミス,Clark Ashton Smith,
H・P・ラヴクラフト,Howard Phillips Lovecraft,
オーガスト・ダーレス,August Derleth,
ロバート・ブロック,Robert Bloch,
ダーレス&スコラー,A.Derleth & M.Schorer,
ゼリア・ビショップ,Zealia Bishop,
大瀧 啓裕
青心社
発売日:2002-08

 


布教活動?

ラヴクラフト全集 別巻 上

「ラヴクラフト全集」の別冊は、ラヴクラフトが、他の作家の小説を添削した作品を載せているようです。

しかし、この添削っていうのは、職業としてなりたつほどのものだったのだろうか……。だって、それなりに名前の売れている作家なら添削なんて必要ないし、無名名作家なら添削している間に自分が書いて原稿料をもらった方が割がいいだろう……。

そかも、この人、けっこう徹底的に手を入れている感じがあるからなぁ……。

まあ、手紙魔で、ペンフレンドも多かったようだから、こうやって、文章上で人とつきあうというのが、合ってはいたのだろうと思いますが。

えーと、本の内容ですが、かなり出来に幅があります。1作、2作は、おもしろいけど、何作も連続で読むと、つらいかな。

ハワード・フィリップス・ラヴクラフト,Howard Phillips Lovecraft
大瀧 啓裕
東京創元社
発売日:2007-09-28
 


上下2巻は、つらかった…

ラヴクラフト全集 別巻 下

これで、ラヴクラフト全集は、終了です。
途中から(たしか2巻から)、編集方針が変わったりして、若干、全体を見まわしたときに、まとまりが悪いところもあるのですが。まあ、いいか、マニアではないので(笑)

えーと、この別巻は、上下巻ということで、2巻続けて読んでいたのですが、ちょっとつらかったです。
ホラーって、ちょこちょこと短編を読む分には嫌いではないのですが、こう同じトーンの話が連続で続くとねぇ。ということで、下巻は、かなりいい加減なとばし読みでした。

ハワード・フィリップス・ラヴクラフト,Howard Phillips Lovecraft
大瀧 啓裕
東京創元社
発売日:2007-12
 


ダーレスの功罪

クトゥルフの呼び声 邪神伝説

マンガで、これが出るとは……。とかいいつつ、マンガは、解説のおまけみたいな本です。

解説は、けっこうまとまっています。ダーレスについて、ちゃんと評価してある本って、珍しいかも。
日本でも、海外でも、多分、マニアって、知れば知るほど原理主義的になっていっちゃうんじゃないかと思うんですよね。でも、ダーレスあってのクトゥルー神話なんだと思います。

日本じゃ、栗本 薫。って、それこそ、全然、クトゥルーって、名前だけなんですけどね。

でも、1000円は、高い。

宮崎 陽介,
ハワード・フィリップス・ラヴクラフト,Howard Phillips Lovecraft
PHP研究所
発売日:2009-11-26
 


変身する恐怖

インスマウスの影 忌まわしきクトゥルフ神話

たぶん、コレ、小説読む前からネタとして知っていたんだと思います。有名だしね。
子ども時代に、映画とかで、コレそのものでなくても、似たようなものを見ていておかしくないとおもうんです。

で、コレの原作を読んだ時に、その知ってることを、デジャブみたいに感じて、よけいに怖かった思い出があります。

そして、マンガで読んで、この話のオチと「アウトサイダー」のオチが同じことにはじめて気づきました。
あぁ、そういう話だったのか。

原田 雅史,
ハワード・フィリップス・ラヴクラフト,Howard Phillips Lovecraft
PHP研究所
発売日:2010-09-01
 

 


最高の恐怖は?

ダンウィッチの怪 クトゥルフの血族

副題の「血族」って、なんだよ~って感じですが。

しかし、ヨグ・ソトースの落とし子よりも、ゴースト・バスターズの面々のほうが、怖いです。
うーん、人間に勝る恐怖はないのかも。

宮崎 陽介,原田 雅史,
ハワード・フィリップス・ラヴクラフト,Howard Phillips Lovecraft
PHP研究所
発売日:2011-03-19
 


テケリリ…

狂気の山脈 戦慄のクトゥルフ神話

マンガ版クトゥルフ・シリーズも、最初は、イマイチだったけど、だんだと結構、楽しくなってきた。

そして、「狂気の山脈」は、好きな話です。

しかし、最後なにがおこったかは、マンガでは表現しにくいですよねぇ。まあ、小説でも、メチャクチャといえばメチャクチャだし。
そこは、絵がない方が、こわい感じがするのかも。

でも、こわいと思いながら、古のものって、けっこう愛嬌あると思います。なんのこっちゃ。


神話前夜、詰め合わせパック

ダゴン クトゥルフ恐怖神話の源泉

クトゥルー神話として明確に形になる前のラヴクラフトの神話っぽい話の詰め合わせマンガ。

まあ、ラヴクラフトには、「夢の国」という便利なものがあるから、全作品をごっちゃ煮にしても大丈夫かな。

お互いに、矛盾したりしているところも、人間には理解し切れていない部分ということで、大丈夫だし。

このゆるさが魅力でもあるのだと思います。

シャーロック・ホームズまで飲み込んでしまう、深さが好きです。

そして、実はこの時期のラヴクラフトの作品って、雰囲気がいいですよねぇ。

しかし、今気づいたけど、PHPって、宗教団体だったよなぁ。いいのか、こんなの出してて(笑)


オバケは向こう側

チャールズ・ウォードの奇怪な事件 クトゥルフ恐怖譚

こう、恐怖はあるのだけれど、決してしっかりとは見えないというところが、ホラーなんだろうなぁと。
そのあたり、ダーレスには難しいのかも。

まあでも、そこが雰囲気を出しているところだけれど、そこがもどかしくなんともつまらなく感じる部分でもあります。
だから実は、ダーレスも好きです。