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山の人生

「山の人生」を読みながら「北神伝綺」を聞いたりして、いったいどこまで柳田は、山人論を信じていたんだろうなぁと。
まあ、もちろん、「北神伝綺」は、基準とか参考にしてはいけないんですけどね。

かなり最初の頃は、まあけっこう信じていたんだけれども、そこに「騙り」というか、語る人と聞く人の共犯状態がしょうじることは、多分、柳田自身がめちゃくちゃわかっていたのではないかとも感じます。
そういう部分をなんとか解消しないことには、柳田民俗学自体が、多分、前に進まないと考えていたのではと想像すると、いろいろおもしろい。

まあ、ただ単に興味がいろんなところにいく人だから、忙しすぎてかえりみられなかったという可能性も、メチャクチャあるとは思うんですけどね。

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かりん歩2

丁度同時期に、「北神伝綺」を読んでいて、甘粕事件のお話があったりして、同時期にいろいろ繋がるなぁとビックリしていたりします。
いろんな角度から、同じ事象を読むというのは、それだけで、なんか立体的に物事が見えてくるような気がして良いです。

まあ、民俗学とか、これだと地理学とか、地政学とか、興味が似たいようなところにあるので、なんかのタイミングで絡みあうのは、当たり前といえば当たり前なのですが。
でも、「かりん歩」は、読む前には、地理学の話だと思っていませんでしたからねぇ。

それでも、「一清&千沙姫シリーズ」のころから、作者的にはその傾向があった気がしますし、そういう傾向のお話をわたしが好むということかもしれまぜん。

興味のままに楽しんでいたら、いろんなものが繋がっていく感覚というのは、でも、楽しいものです。

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黒鷺死体宅配便10

この巻でスポットがあたっているのは、沼田です。

六部殺しの真相は、けっこうおもしろい素材です。
こういう民俗学的なお話好きです。

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三ツ目の夢二2

大塚 英志の民俗学シリーズは、好きです。
これは、若干構成を複雑にしずぎた気もします。お話が、実はわりとと単純なのでこうなったのかな。ひらりんの資質という気もします。

お話は、おもしろくなってきたところで、本質的な問題には触れずに、やっぱり、うやむやに……。
ぜひ、仮想マンガ史は読んでみたいです。

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「捨て子」たちの民俗学 小泉八雲と柳田國男

わたしも、よく橋の下って言われたような気がします。

大塚 英志は、どうしても最近は政治的な語りになってしまいますね。これも、小泉 八雲と柳田 國男のファミリーロマン的な言動をみていく本なのですが、どうしても、それが、国粋主義的な方に向かう部分を必死に否定しています。

まあ、真面目な本なので、ウソを紛れ込ませてはいないとは思いますが、大塚さんの本だからねぇ(笑)偽ハーンの話とかは、けっこう出来すぎていると思ったり。
まあ、最終的には、「本当のこと」を知りたければ、自分の足で調べなさいということでしょう。もしくは、この与えられた物語で納得するか。

うーん、小泉 八雲も、柳田 國男も、あんまり読んでいるわけではないですが、けっこう好きなんですよねぇ。でも、その好きな部分というのは、たしかに、大塚 英志のいうように、「日本人」という幻想に支えられている部分はあるのだと思います。

でも、だからどうなんだろう?

とも、思ってしまうのは、あんまりにも無責任で、モラルがないのかな?