功名が辻2
天下がドンドンさだまっていって、落ち着いてくるまでです。
千代自身も、ちょっと落ち着いてきた感じかな。
司馬 遼太郎 / 文藝春秋(2005/02)
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天下がドンドンさだまっていって、落ち着いてくるまでです。
千代自身も、ちょっと落ち着いてきた感じかな。
司馬 遼太郎 / 文藝春秋(2005/02)
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うーん、この人、小説は悪くないと思うのだけれど、エッセイはゴミだな……。
多分、あわないのは、まったく違った価値観の中を生きているからだろうと思います。
だいたい、昔好きだった人の悪口を手のひら返して言えるところが、イヤな感じだ。今の相手だって、別れたら、文句言うところなんて、なんぼでも出てくるだろうと思ってしまいます。
子どものうちならともかく、大人ならやっぱり、自分の人生のかなりの部分は、自業自得だと思う。それは、自分もふくめて。
まわりにクズしかいない(いなかった)のだとしたら、それを含めて、自分の責任もあるだろうと。
それでも、傷ついても、向かっていく、恋愛していくパワーというのは、凄いと思う。
まあ、人の人生だ。この人は、この道を行く。それで、いいのかもしれない。
わたしの歴史の主な知識のほとんど、なぜか、大昔、兄貴がしゃべってくれたことが元になっております。
昔は、兄貴も、それなりに情熱的にしゃべってたということだなぁ。
で、「功名が辻」の話も、だから、多分、兄貴に話してもらっていたのが、原型としてはいっているはず。
兄貴が面白いといった司馬 遼太郎ものは、「国盗り物語」とこの「功名が辻」だったような記憶があります。
わたしは、歴史小説は、中学校から高校ぐらいに1番読んでいたのですが、動機がけっこう不純で、楽しくてテストの役に立つとか思って読んでいました。
だから、「功名が辻」とか、あんまり有名人(テストに出てこない人)が主人公の話は、読んでなかったのですね。
そんな「功名が辻」も、NHKの大河ドラマになり、書店で見かけることも多くなりました。
で、ねぇさんが、読んでみたいなぁと言ったので購入したのが、大河ドラマが始まる前なので、2005年の年末ぐらいだったと思います。
そのあと、ねぇさんが、読んで、NHKドラマも楽しんで、だったのですが、わたしは、あんまりテレビを見ないので放置してました。
けっこう、楽しそうでした。
で、受験勉強からもはなれた今(爆)、読んでみようと。
司馬 遼太郎を読むのが、メチャクチャ久方ぶりです。中、高校時代に、戦国のメインストリートもの1を読んで、あと、なぜか、「韃靼疾風録」とか、「龍馬がいく」とかを大学時代に読んでました。
幕末ものもおもしろいと聞いていたけど、「跳ぶが如く」がわたしの性に合わなくて、それ以外は避けていた感じですね。 2
新選組は、兄貴の評価が低かったので、ずっと読まなかった。いかに影響力があったかよくわかりますね。でも、これは、川原 正敏の「修羅の刻」や、木原 敏江の「天までのぼれ」にであって、20代ぐらいのときに、「燃えろ剣」とか読んだら、とてもおもしろくて、あと新選組にもけっこうはまりました。
で、今回の「功名が辻」。
読む前のイメージでは、バカな旦那さんとそれをもり立てた賢い猛烈奥さんの話?
あぁ、司馬 遼太郎って、おもしろかったんだなぁと再確認しました。
なんか、確かに、説教くさいというか、自分の価値観を語るために、上手に人の性格をつくっているところは、あると思うまですが、読んでみて、伊右衛門も、千代も、かわいいですねぇ。
欠点のない人間としては書いてないです。
はじめは、千代の賢しさが目立つのかなぁと思っていたのですが、伊右衛門の方も、彼だからこそ、一途に駆け抜けていったんだなぁという感じが見えます。
なんか、夫婦が同じ夢を見ててしあわせそうだ。
司馬 遼太郎 / 文藝春秋(2005/02)
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昔、読んだとき、
「なんじゃこりゃ」
と思ったことがあります。「波のまにまに」は。
最終回だけは、コミックの書き下ろしで、パターンが変わっているという話をどこかで読んだような気が。あれ?それは、岡﨑 京子の「Pink」だったっけ?
今読んでみても、内容は、あんまりないよなぁ。内田 春菊のかく女の子の色っぽさだけがあるような話。
もしかすると、内田 春菊は、読者を見下して書いたのかもしれないとも思います。
「内容なんかなくったって、裸が出てくりゃいいんだろ、けっ!」
わかんないけどね。
でも、今にして思うと、男が最後にたどり着いたところ、ずっとお寺だと思っていたのですが、金物屋で、背負ってたのをとってもらってたのねとか、けっこう細かいところまで、しっかりかいてある。
だから、それはそれで、楽しんでかいたのかもしれない。
ホラーの方が、多分、本人としては力はいっているんだと思いますが、わたしは、この人のホラーは、ピンとこないのです。
西の善き魔女の4巻目。
でも、今までのように、フィリエルとルーンの物語ではなくて、今回は、アデイルの物語です。
フィリエルとルーンのお話は、次の6巻目で、完結するそうです。
ながれとしては、ここにこの本が4巻目として入るよりも、一気に本編をすすめてくれた方がいい気がするのです。
こういう、主人公が違う物語がいっぱいあって……という物語ならば、いろんな主人公の物語を平行させてという方法もいいと思うのですが、これ1巻だけですからねぇ。どっちかというと、メインのストーリーを追いかけたい気分です。
で、メインのストーリーに納得してから、ご褒美のように、
「実は、あの時はね…」
としゃべり出された方が、嬉しい気がします。
今まで、何回もかたちをかえて出版されてきた「西の善き魔女」なので、商売的には、これが正しい形なのかもしれません。「外伝」って、やっぱり、本編ほど売れない気がするし、特にこの「銀の鳥プラチナの鳥」は、主人公も変わっているしで、本編の間に紛れさせるのが正しいのかも。
でも、そういう配慮というのは、このお話に対して、失礼な気がする。
これって、極上のご褒美になるのなぁ。
ということで、この本は5巻としてここにあるということ以外は、不満のない楽しめる物語でした。
個性が全く違う2人の女王候補。
このモチーフは、アンジェリークを思っていたのですが、魔女っ子メグちゃんも思い出したりしていました。
もちろん物語は、一方の女王候補の側からかかれるのですが、必ずしも、どちらかが、正義で、どちらかが悪というわけではありません。
「西の善き魔女」でも、レアンドラは、決して邪悪なわけではないような気がします。1
アデイルの物語で世界を動かしていきたいという思いは、作家の思いでもあるのではないかと思います。
では、次はいよいよ、本編最終巻です。