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屍鬼3

3巻目にしてやっと、登場人物たちが違和感の正体に気づき始めるて対応を始めるという。
多分、起承転結の「転」にやっとはいった感じです。

そして、そのうちの1人は、村のつまはずき者ということで、なんか、人狼みたいな展開になってきています。
あぁ、吸血鬼だけれど、状況的にはよく似ているか。

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屍鬼2

2巻目にして、やっと登場人物たちがおかしさの元に少しだけ気づく。
この「少しだけ」というスピード感と空気の濃さが凄い。スピード感というと早く感じてしまいますが、逆で、この動かない感というか閉塞感か。

「十二国記」は、噛みしめなければ味がわからない小説といわれていたみたいですけれど、こっちもそうですよねぇ。
この時点で逃げてない読者はハマる。

小野不由美,読書マンガ,小野 不由美,屍鬼,新潮文庫,新潮社,藤崎 竜

屍鬼1

原作の方の「屍鬼」。
藤崎 竜のマンガ版を読んだのは、もう10年ぐらい前になるのですね。

この人も、文章とか雰囲気づくりがめちゃくちゃうまいですねぇ。それを堪能しながら読んでおります。

全体として、閉鎖的な村の不気味さみたいなところ、雰囲気が物語の底に流れているのですが、それぞれの登場人物の立場によって、それに対する感じ方が違うというのが、すごく上手に出ています。これ、理解はしているけれど、1人の人間が書くわけで、けっこう書けていない物語も多いです。まあ、ものによっちゃ、一人称だったり、視点固定だったりしますしね。
でも、この人の場合は、全然逆に見える事があるよというのを丁寧に丁寧に書いていきます。
ただ、それでいて、全体として統一したイメージができているというのが、凄いなあと。

まあ、その分雰囲気を作り出すのに時間がかかって、物語が動いている感じがあんまりしないという問題はあるかと思いますが。
でも、その雰囲気にどっぷり浸かっちゃうと、物語の進行がどうでも良くなってくる気がする。そして、もちろん物語もおもしろいんですけどね。そこにいけるかどうかで、読者を選ぶお話かもしれません。そして、はまった人は、なんか語りたくなる感じのお話。

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東亰異聞

Netflixで、「十二国記」のアニメを見て、けっこうおもしろいので小説を読んでみようということで……なぜか、「十二国記」ではなくて、「東亰異聞」、「屍鬼」と続けて読んでいます。
でも、めっちゃ雰囲気があっておもしろい。

ケレン味の効いたお話で、乱歩を思い浮かべたりしながら読んでいました。

ただ、読みながら心配だったのは、

「これ、どっちの話なの?」

ということ。

つまり、ミステリーなのか、ファンタジーなのか。

もう、ストーリーが進んで行くときには、どっちとして読んでも楽しいのですが、でも、心配になる。
ミステリーだと思って読んでいたのに、最後、全部の謎が怪異でしたとかだと、シラケるじゃないですか。でも、ファンタジーだと思って読んでいるのに、すべての怪奇現象がいや単なるつまらないトリックだからといわれるのもつまらない。

江戸川 乱歩なら、多分、ミステリーなんだろうと思いながら読める(多少、違うのもあった気がしますが)。
京極 夏彦は、ものすごく上手に煙に巻く(笑)
でも、この人の場合はどうなの??

ファンタジーとしても、ミステリーとしても、楽しいだけに、ラストのちゃぶ台返しが心配しておりました。

が、これすごい。
どっちで読んでも大満足でした。

多分、ミステリーファンも、ファンタジーファンも、満足すると思います。

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かくりよものがたり2

新しい仲間登場。
まあ、それでも、アメの寿命をすり減らす基本的なところは解決していないのですが、ちょっと、余裕がもてる感じです。

ワタが復活したエピソードも収録されていて、敵方の姿もなんとなく見えてきました。

「屍鬼」をかききった藤崎 竜がかくのですから、単純に善悪で割り切れない話なんだろうなぁと思います。