東京魔界案内 見つけよう、「隠された魅力」を
「帝都物語」は、とってもおもしろくて好きですが、やっぱり「東京」というと、とっても遠いイメージです。
「帝都物語」は、とってもおもしろくて好きですが、やっぱり「東京」というと、とっても遠いイメージです。
えーと、収録されている作品は、「怪人二十面相」と「大暗室」の2作です。
どっても、なんというか、すごいマンガ的というか、エンターテイメントの王道という感じで、楽しいです。
「怪人二十面相」は、多分、子どもの頃から数えて今回で読むのは3回目ぐらいになっていると思うのですが、最初の1行のドキドキ感はすごくあります。
「大暗室」では、最初に悪のヒーローと主人公が、ライバルだと認め合って握手するときとかが、好きですね。
しかし、明智小五郎とかのキャラクターは、もともと大人向けの小説のためにつくったキャラクターなのに、それをそのまま子ども向けの作品にも持ってきて、ちゃんと違和感なく活躍させているあたりが、なんか、世界ができているという感じで好きです。
以前、講談社の天野さんが表紙を書いている文庫版の江戸川乱歩全集に手を出しましたが、10巻ぐらい読んで、あえなく挫折。
さて、今回は、どうなることか。
でも、この本でもそうなのですが、けっこうおもしろいのと、ダメダメなのがあるんだなぁ。
「孤島の鬼」は、おもしろかったです。
今の倫理観で読んでしまうと、ちょっと……なところがありますが。
この手の本(と書くと語弊があるかもしれませんが)で、私が白眉だと思うのは、馬場あき子「鬼の研究」です。
まつろわぬ者たちが、征服され、やがて鬼におとされたり、神に祭られたるする。
それは、結局、全部、生きている人間のためのものなんだなぁとつくづく思います。
いいわけでも、なんでも、理由をつけて心安らかになりたいのは、生きている人間で、信仰や、そういったものも、生きている人間のためにあります。
それだけ、生きるということが、ストレスに満ちたことなのかもしれません。