ローゼンメイデン9
新しい人形が作られるということは、今の自分が否定されるということ。
だとすると、第1のドールである水銀灯は、1番絶望している。だから、「Rozen Maiden」のときのジャンクという言葉が、ものすごく重い言葉としてのしかかってくる。
創造主は、意図などなく、ただ作り続けるだけかもしれないのに。
巻かなかった世界の「可能性」。閉じられたように見えて、世界は、いろいろな場所で「開いて」いる。
グルグル回る袋小路は、実は、次の階へ続く螺旋階段なのかもしれない。
マスターは、どこで何を見ているんだろう?
ジュン、引きこもりから復活。
いろんな事が動き始めた感じがあります。
めぐって、こんな感じの人でしたっけ?というか、今まであんまりこの子、クローズアップされていないのか。
それとも、糸でだれかに操られている?
前の巻から、1年以上たっているんだ……わたしが、ほっといて読まなかったというのもちょっとあるけど、ビックリ。
巻いた世界に帰ってきて、ちょっと現状確認、嵐の前の静けさ的なエピソードです。
人形たちそれぞれにも、思惑があって、その絡みがいいですね。
旅行先で読んで、けっこうダダ泣きな1巻でした。
まかなかった世界のお話は、多分、これで終了。
世界は二つに別れて、それぞれの道を歩き始める。
自分で選択するということは、その責任を自分で背負うということでもあるので、痛みをともなうけれど、それだけが可能性をひろげてくれる。