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109ばんめのぼくの姫

める様の最初の1冊。
作者の「好き」の要素は、ほぼこの1冊ででている気がします。

少し年上のお姉さんへの憧れ。ほっとけない弟の様な男の子たち。
昔話のような世界観。
純朴で、ときにはお馬鹿の様に見える王子さま。
自分らしく生きたいと願う個性豊かな娘たち。
旅、お妃選び、魔法の数々。

「めるへんめーかー」という、名前がまさに、作品を表しています。

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夢狩人3

「夢狩人」1部完結。
まあ、多分これも、後はない。

でも、あとがきを見ていると、これからもかく気はいっぱいあったのだなぁと思います。
「夢狩人」と「ベニントン館」あたりが、めるへんめーかーの本当にピークという感じです。

もちろん、その前後の作品で、それぞれ大好きなのですが、このピークを経て、より、自分の殻をやぶったマンガがかかれるようになったのは確かです。
日本を舞台にするマンガとかも、多分、デビュー当時は、作者自身も無理だと思っていたような気がしますが、なんか、挑戦の幅が広くなった。

続きは、もちろん読みたいです。

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夢狩人2

いよいよエル・カヴァラートへ到着します。
そこが、昔からけっして理想郷ではなかったよというのが、けっこう、めるへんめーかーの本気度がでていると思います。

今まで、人の暗い面といか死をかいてこなかったのですが、「夢狩人」は、けっこうそういうものがきっちりとかかれています。
だから、もしかしたら、当時、「裏切られた」と思った読者もいたかもしれないけれど、わたしは、このめるへんめーかーに出会えて良かったなぁと思っています。

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夢狩人1

前は、「姫君と泥棒たち」を再読して感動していたのですが、今回「夢狩人」を再読して、本当にビビりました。
この話、凄い。

今まで、ほぼ続き物のお話を書いてこなかっためるへんめーかーの初めての続き物のお話が「夢狩人」です。
その初ともいえる連載に、今までずっとかいてきた物語とは、まったくトーンの違うお話を、しかも、今までのお話の集大成的なものとして持って来ている。

世界自体は、今までずっとかいてきたファンタジーなのに、かかれているのは、今までの短編のコメディでは表現できないないような物語になっています。

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姫君と泥棒たち

初期のめるさまでしか摂取できない栄養がある

めるへんめーかー、こと、めるさま。
2000年代に入るちょっと前までは、ものすごく活発に活動されていたのに、ピタッとみなくなってしまった人です。
小説の表紙とかイラストもかいていました。「ウィラン・サーガ」とか、「丘の家のミッキー」とか、「武装音楽祭」とか。

初期は、めるへんめーかーという名前の通り、コメディタッチのファンタジー短編マンガをかいていて、後期は連作の長編マンガもかかれていました。
わたしは、ちょうどシリアスなマンガをかき始める前ぐらいから読んでいて、「夢狩人」というシリアスなファンタジーがはじまって、

「オォッ」

となったファンです。

初期のマンガは、お転婆でのっぽなお姫様。明るいお日様の様な長髪の王子様。魔法使いに、魔女、ローウエストのワンピース、大きなリボン、麦わら帽子(いや、魔法使いの帽子だったかな)、カントリーな雰囲気。

短編ということもあって1つ1つのお話の印象は、ちょっと薄めに感じるのですが、確実に「めるへんめーかーのマンガ」じゃないと摂取できない栄養があると感じさせられるマンガなのでした。

絵柄がうけいれられない人や、顔が無表情なのがイヤとか、そういう話もありますが、読者のいろんな想像が、そこにものすごく入り込む余地のある作風だと思います。

後期のシリアスなお話も、もちろん大好きなのですが、今は前期のまさにメルヘンといえる作風のものは、本当に、この人だけの唯一無二の良さがあるなぁと思います。

ふっと思いついて、アマゾンで検索をかけたら、けっこうKindleに入っていますねぇ。
これからも、どんどん楽しみになってきました。

どれぐらいこの人が好きかというと、わたし、この人の「マンガでわかるWindows95」という本、いまだに持ってます(笑)