愛でなく4 パーム13
前進的治療というのは、理想ではあると思うのですが、なかなか凡人には手を出していいのかどうかわからないところです。
ジェームズのような天才だから、間違えずに処置できるけれど、失敗すると影響が全体に出てしまう可能性がある気がします。
もっとも、専門的な治療も、細部と全体はつながっているので、全体に影響していくわけですが……。
躁状態のジェームズは、けっこう新鮮でおもしろかったです。
わたしも、アンジュラと同じ感想です。
とうとう、ジョーカー・シリーズが完結しました。
18年かかっているそうで……。
リアルタイムにずっと読んでいたわたしにとっては、長い時間だなぁと思います。
全巻で、かなり物語の核心まで近づいて、そして、空白があったので、
「『アル・カラル』のシリーズと同じように、このシリーズも、完結しないまま終わるのかなぁ…」
などど思っておりましたが、きちんと完結してよかったです。
雑誌の「WINGS」自体が様変わりしてしまって、昔は、あんなにたくさん魅力的なマンガがあったのに、今では、時々載る「パーム」ぐらいしか、読むものがない。
そんななかで、「ジョーカー」が、「WINGS」に載っていたということは、知らなかったので、コミックが出たという話を聞いたときは、とってもうれしかったです。
でも、部数が少ないようで、探すのにすごく苦労をしました。