HUNTER×HUNTER38
今回は、ヒソカを探す蜘蛛の話。
そして、旅団が結成された過去編。
いや、ここで、この過去編をぶっ込んでくるかという話がきてビビりました。これ、どの時点から考えてたんでしょう。
メタなことができるキャラクターということで、みんなから好き放題にされているなぁということがわかる「デッドプール」の1冊です。
それぞれが、自分の中で、デップーならこれぐらいまで赦されるというラインがあるんだけど、作者によって見事なほどそれが、バラバラだということがわかります。
そこが、デップーの魅力でもあるのですが、なんか、アイデンティティーがなくなってしまう部分でもある。
まあ、お互いにあい矛盾するからこそ、混沌のキャラクター、デッドプールともいえるのですが。
まあ、わたしは、コレを読んで、ちょっと可哀想と思ってしまいました。
「山の人生」を読みながら「北神伝綺」を聞いたりして、いったいどこまで柳田は、山人論を信じていたんだろうなぁと。
まあ、もちろん、「北神伝綺」は、基準とか参考にしてはいけないんですけどね。
かなり最初の頃は、まあけっこう信じていたんだけれども、そこに「騙り」というか、語る人と聞く人の共犯状態がしょうじることは、多分、柳田自身がめちゃくちゃわかっていたのではないかとも感じます。
そういう部分をなんとか解消しないことには、柳田民俗学自体が、多分、前に進まないと考えていたのではと想像すると、いろいろおもしろい。
まあ、ただ単に興味がいろんなところにいく人だから、忙しすぎてかえりみられなかったという可能性も、メチャクチャあるとは思うんですけどね。
これは、大津市立図書館で読んだんですよ。ということで、多分、小学校高学年か中学生の頃にであっているのではないかと思います。
当時、星 新一、眉村 卓が好きで、筒井 康隆は、「時をかける少女」というジュブナイルつながりで名前は知っていたのかな。いや、原田 知世の映画から知ったのかもしれません。
筒井 康隆の超能力ものである「家族八景」とかは読みたいと思っていたけれど、スプラックスティックなものにはあんまり惹かれなかったのですが、名前を知っていたので、多分、本棚の前で、いろんな本をペラペラとめくっていて見つけた1冊です。
まあ、中身を読んだというよりは、ペラペラとめくって、マンガのところだけ読んだのだと思います。
その読んだマンガが、永井 豪の「ススムちゃん大ショック」だったのでした。
もう、衝撃的でした。今でも思い出すトラウママンガです。まあ、後に「デビルマン」という一生の付き合いになるトラウママンガをもう1つ読むことになるのですが、この「ススムちゃん大ショック」は、永井 豪という天才に意識して触れた瞬間なのでした。
ということで、この本のベストは「ススムちゃん大ショック」です。マンガが入っていることの意義というのは、大きいと思います。2020年からの竹書房に移った「ベストSF」シリーズは、マンガが入っていなくて、ちょっと残念です。
「ススムちゃん大ショック」以外は、今回の初めて読むことになります。
60年代のSFベスト集成は、けつこうシンプルなお話が多くて、あぁ、SFってこれでいいんだと思ったのですが、70年代はけっこうお話的にも複雑になってきて、今の物語に近づいているなぁと思いました。
そして、不思議なことに、シンプルな60年代のものよりも、ちょっと古く感じるお話が多かったです。
シンプルなSFよりも、時代の空気をすってできたSFが多かったということかもしれません。
後の方の作品ほど、リリカルなお話が多かった感じです。筒井康隆が意識的にそう並べたみたいですね。
1番リリカルなのは、「美亜へ贈る真珠」かな。梶尾 真治の商業デビュー作。この人とか、この時代から活躍している人なんだと。80年代ぐらいの人だと思っていました。
ん?伴名 練の「美亜羽へ贈る拳銃」って、伊藤計劃トリビュートななんだけれど、この作品も意識している感じなんでしょう。
伴名 練オマージュも多層的なのか。