「学年繰り上がり方式」だけ…嘘つけ
ドラえもん4 藤子・F・不二雄大全集
「さようなら、ドラえもん」から、「帰ってきたドラえもん」への流れは、神ですな。
昔は、本当に一旦、連載中止が決まって、それから、しばらくたって連載再開になったのだと思っていたのですが、これは実は、こういう、藤子・F・不二雄の策略だったのですね。
しかし、
「この世代の希有な経験を追体験できるのは、『学年繰り上がり方式』で読む、全集版「ドラえもん」4巻だけ。」
というのは、言い過ぎというか、大嘘ですね。
追体験としては、コミックス6巻の最後で「さようなら」になって、7巻で「帰ってきた」の方が、優れていると思います。
この形式にしたために、その効果が得られていない。
まあ、これは、全集を読む人は、あらかじめドラえもんが全何巻か知っていて、この展開も当然知っているという前提だから、こういう構成にしたという方がいいと思います。
わたしが自分で、ドラえもんのコミックスを組むとしたら、この「さようなら」と「帰ってきた」は、ドラえもんのエピソードの1番最後に載せるかなぁ……。
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