最後……

大場つぐみ,小畑健,読書

DEATH NOTE 12

あのまま、映画化もされるということで、引き延ばされて続いていると思っていましたが、完結していましたか!!
ビックリ。

全12巻。ジャンプとしてはたいしたことない巻数ですが、12巻とは思えないほど密度の濃いマンガでした。
なんか、「ヒカルの碁」と同じぐらい続いた気が……というのは、言い過ぎですか?

さて、ネタばれありです。
以下、コミックを読んでから、お読み下さい。

最後は、少年誌らしく、「悪」として、無様に弾劾されて無様にライトは消されてしまいました。
あそこで、リュークが、

「書こう」

と言った瞬間、それが何を意味しているのか理解して、ドキドキしてしまいました。

1番バカにされている松田さんに最後の最後で逆転されるというのも、ある程度読めていた感じです。
そうすることで、無様さ、悪さが強調されています。
わたしは、ミサが裏切ると思っていたのですが、最後に来たのは魅上でしたねぇ。これと、ラストのミサの使い方は、けっこう意外でした。

しかし、ライト自信は死んだけど、キラは信仰として残っていく。
もしかすると、キリスト教の誕生と同じような、宗教(神)の誕生に立ち会ったのかもしれない。

あのラストは、少年誌を逸脱した、悪意のあるラストでしたねぇ。

そして、ラストの言葉。
なかなか、信仰そのものにも、ケンカを売っているようなラストでした。

うーん、実は、Lとの対決のあと、このラストがきてもよかったのかなぁとちょっと思ったりもしますが、それでも、かなり楽しめたマンガでした。

さて、映画のラストは?
今は、そっちが、気になっています。
11月楽しみです。