出会うのが早過ぎたようで

When I'm 64,吉野朔実,読書

いたいけな瞳1

以前、購入して読んでいて、まあ、印象が残っているわけですが……。
今、読んで見るとその時よりも、もっと理解できるなぁと思いました。

短編集なのですが、最初の「ラブレター」なんかは、とてもよくわかる。それに、熊のぬいぐりみ10万円も、おもちゃのことに興味を持ち始めて、はじめて理解できる部分もあります。

「いやあ、ああいうことって、よくあるよねぇ」

と話したくなる子の顔が浮かぶ。

きっとその子は、この本をそれなりに気に入るだろうということで、貸してあげよう(無理やり)と思って、それなら、カラーの入った文庫じゃない大判のマンガの方がいいだろうと、今、実家の本棚を探して見ましたが、見当たりませんでした。

……手放してる??

うん。この本の価値が、その頃は、わかってなかったんだなぁと、改めて実感。