信仰とは、神秘へのわき起こる畏れ

ダン・ブラウン,読書,越前敏弥

ダ・ヴィンチ・コード 下

あれ、もうあんまり映画版のことは記憶から遠いのですが、こんなラストでしたっけ?

わたしの印象(記憶でないのでお間違えなく)では、映画は、もっと突き放した感じで終わっていたと思ったのですが。

なんとなくこの原作では、その突き放した感じがなくなっています。

「ソフィー、これからどうするねん!!」

みたいな感想で、映画は終わっていたのですが、こっちは、家族を見いだして救いのある感じです。

そして、信仰についても、ラングトンや読者に対して、ある一定の結論というか、考え方を示しています。

ということで、こっちの方が、映画版よりも、結論的にも好きです。

まあ、ある意味、原作の方が、キリスト教にある程度配慮しているともいえるのかもしれませんが。

しかし、ダン・ブラウンおもしろいです。
わたしは、「天使と悪魔」よりも、こっちの方が好きかもしれない。