今日は休日 その2 疲れたら、そっとおやすみ
そっとおやすみ
さて、公園によくある石のテーブル、石のイスに座っていっぷく。
ポーチをゴソゴソとすれば、なぜか、なかから「そっとおやすみ」が出てきます。
えーと、この子たちは、去年、けっこう一緒に遊んでいたので……。
「これしってるよな?」
と聞くと、
「『おねむちゃん』!」
と言うよい返事。
いや、それ、間違って覚えているし……。
いちようということで、ルール確認をしていると、なぜか、ギャラリーがつくという……。
そのなかにも、見知った顔が……。
「一緒にするか?」
「ううん。見とくだけでいいよ」
なかなか、遠慮深いな。
ということで、ちょっと寂しいけれど3人で「そっとおやすみ」を。
やったことがあって、ルールの確認をしたといっても、そこは小学3年生。プレーの雰囲気までは、はじめは思い出せないようです。
最初のうちは、しっかりと自分の札ばかりにらみつけていて、全然、人がふせても気がつきません。
ギャラリーの子たちにも、そのあたりの「早く気づけよ…」というクスクス感がちょっと伝わったようです。
「入れて」
と2人ぐらいの子が、新たに参入。
「後から入った子たちは、最初『おねむちゃん』もってないから、ちょっと得やなー」
とか言われながらも、細かいところは気にいないのがよいところ(笑)
見るとやるとでは、大違い。
簡単そうに見えても、自分のカードを見ながら、人がふせるのを気にするのは、けっこう難しいものです。
でも、子どもは、適応力があるから、すぐに慣れてきます。
そして、判定が微妙になったとき、
「今は、誰だ?」
と聞くと、チームワーク良く全員一致で、
「おっちゃん!」
といってくれるので、なかなかに良い勝負でした。
1枚もカードを取ってない子が、1人だけいました。その子は、みんなの集中攻撃をうけても、耐えておりました。
……つ、強い。