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江森備,読書

天の華・地の風 完全版 4 私説三国志

3巻からはじまる「彼の蒼なるものの名は」の完結です。

蜀取りから劉備の漢中王になるまでと、関羽の死から劉備の死までの2つの時代の出来事が、平行して書かれていきます。

別に、謎解きがあるわけではないのですが、なんか、良質なミステリーを読んだような気にさせてくれます。

最後、そうきたか。でした。

でも、この後、彼が生きていくのは、なんのだめなんでしょう?

なかなか、悲痛な叫びの聞こえそうな1冊でした。