アンダーカバー その2

プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,子ども

アンダーカバー

金曜日。

「今日こそは、終わりまでやりたい」

ということで、3年生のあーさんが持ってきたのは、「ピザのやつ」こと「マンマミーア」でした。
今まで、何回か、あーさんとは、このゲームで遊ぼうとしているのですが、残念ながら、いつも時間切れになってしまってばかりで、1ラウンド目の最後の点数計算までいけた事がないのです。
それで、カードを配っていると、同じく3年生のはーさんとまーさんがやって来ました。

「まぜてーーー」

まだ、ゲームが始まっていないですし、できだけたくさんの子どもといっしょにゲームをするというのは、わたしのテーマでもあります。

「6ニムト」とかの場合は、新しく来た子たちにカードを配ればそれで始められます。
「ハゲタカのえじき」ならば、もっと簡単で、自分の色のカードを、ポイッと渡すだけです。
でも、今回の「マンマミーア」は、微妙です。

「マンマミーア」には、個人で持つ自分の色の「レシピカード」と、それから全員共同で使う「トッピングカード」が存在します。
「レシピカード」は、色別で枚数が決まっていますし、片付けるときに色別に片付けますので、子どもたちにも、
「ハイ」
と言ってすぐに渡す事が出来ます。
でも、「トッピングカード」の方は、人数によって数を変更していかなければなりません。

あー、コンピュータを共有している人たちが帰って来てしまった。
メチャクチャ途中ですが、まずは、ここまで。
「アンダーカバー」をやるところまで、進んでいません。

よく考えたら、あんないい加減なところで切らなくても、テキストにでも、コピー&ペーストしてはりつけておいて、続きを書いてから一気にアップしたらよかったですね。
思いつかなかった……。

さて、どこまで話したかというと、「マンマミーア」は、人数が変わってしまったら「トッピングカード」の数も変更しなければならないという事まででした。

りんのところでは、「マンマミーア」は、2人で遊ばれる事が多いです。そのために、「トッピングカード」は、常にどの種類のものも5枚ずつ抜かれた形になっています。
これから、4人でするために変更するには、配ったカードを集めて、4人では何枚の「トッピングカード」を使うのかマニュアルで調べて、抜いている「トッピングカード」から必要なカードを選んで、シャッフルしなおしてから全員に配るという手順が必要になります。

うー。めんどくせい。特に、マニュアルを開けて、該当の部分を広げて探すというのがめんどくさいです。
短く貴重なゲームの時間を、そんな事で減らすのは、もったいない。

そのうちに、子どもたちが慣れてきたら、自分たちだけでゲームをやっていく事も多くなっていくと思います。
その時に困りそうなのが、この人数によって、カードの数や、コマの数を変えてしまうルールだと思っています。
子どもたちは、ゲームのルールを理解する事は出来ます。また、それを他の子どもに伝えていくこともできると思います。
でも、3年生以下の子どもたちでは、はっきり言って、マニュアルを読むことは出来ません。
だからこういった、最初に処理しなければならない例外の部分というところで、けっこう躓きそうです。
これは、そういった部分だけ、ボードなどを作って示すという方法が必要だと思います。
例えば、「マンマミーア」の場合だと、何人なら、「トッピングカード」から各種類何枚ずつ抜き取るとか、「ヒューゴー」だったら、何人なら何色のコマを名個ずつ使うとか、そういった部分を抜き取って示しておくボードがあるといいなと思いました。
あと、「テイク・イット・イージー」とかだったら、計算するためのちょっとしたペーパーがあれば便利です。
あと、片付けるときの注意(色別にカードを集めとく等など)も書いておけば、そのとおりに片付ければ、次にゲームするときにも便利です。
これは、時間があったら作ってみたいと思います。

で、長々と書いてきましたが、今は、こんなものはありません。
まあ、あっても、「マンマミーア」の場合は、マニュアルをさがすという手間が少し減るだけです。
といろいろなことを考えて、

「ほな、みんな来たし、みんなですぐ出来る別のゲームしようか」

という事にして、カードを片付けました。

みんなで、ゲームの置いてあるところに行って、

「さて、どれする?」

と聞くと、まーさんが選んだのは、「マーメイドレイン」。
うん。それは、わたしも買ってきたところだからしてみたいのだけどね、準備、ゲームで、20分程度では遊びきれなさそうなゲームです。
でも、しいてこれを選んだ理由は聞いておきたいです。

「なんで、これを?」

「だって、日本語で簡単そうやもん」

なるほど、確かに、日本語なのはこれと「ブロックス」ぐらいです。
わたしも、かつてボードゲームをはじめようと思ったばかりのときは、そんな風に考えていたものでした。
日本語のゲームなんだから出来るだろう。
そのゲームは図らずも、「マーメイドレイン」と同じ会社グループSNEが出した「トレインレイダー」でした。
しかし、現実は、甘くなかったのだよ……(遠い目)

「それは、今回は、ちょっと時間がかかりすぎそうやわ。オススメは、これと、これと、これ」

とこっちから提示したゲームは、「ザップゼラップ」、「ヴィラ・パレッティ」、「アンダーカバー」でした。

「今回は、あーさんとゲームしてたから、あーさんが決めな」

そこで、あーさんが決めたゲームが、

「一昨日しておもしろかったから、コレ」

という事で、「アンダーカバー」でした。

やっとでてきた。

今回の経験者は、りんとあーさんです。はーさんとまーさんは、初めてなので、ゲームのルールを説明しながらやっていきます。

「自分のコマ動かしたりしたらばれるやん。だから、人のコマを動かしてもいいの」

1人ルール知っているというだけでも、なかなか、説明は楽です。
ゲームの切り替えにちょっと時間がかかってしまったので、残り時間が20分を切っています。

キラリン。ここは、子どもたちには悪いけど、きのうと同じように自分の「エージェント・コマ」を10のところに進めて、一気にわたしの勝利でゲームを終わらせてもらうわ。

時間の事が気になる大人のりんです。
順調に10のところに進めて、一気に大量得点を狙います。
<b>ポンポン</b>と20点ほどか入っていきます。
で、あーさんの番です。

「えっと、トップをやっつけろやったな」

いきなり、りんのエージェントを廃墟の「マイナス2」のところに動かしています。
こうなると、エージェントコマを金庫コマにあるところに動かす子どもプレーは、脅威です。

うぅ。一気に抜かされてしまった。

自分のコマを出来るだけ高い点数のところに持っていって……。
あ、くそっ。そうすると、相手のコマをマイナスまで動かせんではないか……。

おーい。ゲームを早く終わらせるのはどうした?

大丈夫です。ゲームは、ちゃんと時間内に終わりましたから。

1位 はーさん 45点。2位 あーさん 34点。3位 りん 28点。4位 まーさん 11点。

やられた。あーさん、2回目には確実に考えるプレーをしてきました。
1位のはーさんは、なーんも考えない気がしたけど、漁夫の利をしっかりと受け取りました。
4位のまーさんは、

「あ、自分のコマも、動かしていいんか!」

なんか、ルールを間違えていたようです(笑)。
ルール説明のとき、自分のコマ以外を動かすというのを強調しすぎたみたいです。m(。-_-。)mスイマセーンね。

感想を書いてもらう時間までありました。

はーさん。「たのしかった。10点。」
いいヤツです。いつでも、何でも10点です。

あーさん。「私は2位でうれしかった。トップを-3すると私は2位になった。10点です。」
自分の作戦がツボにはまった喜びは、それも、大人にはまった喜びは、1位になるのと同じぐらいのうれしさのようです。

まーさん。「ピザを作るのが、おもしろかった。8点」
……。それは、この前やった、「マンマミーア」の感想や!!

オチがついたところで、今日は、このへんで。

P.S.
前置き、長すぎですか?