KICK-ASS キック・アス
血みどろのアメコミ。
でも、これ好きです。
アメコミ読んでいる自分は、どっかキック・アス的であるのだと思う。
アルティメッツの崩壊から、逆襲まで。
崩壊していく様は、なかなか「ウォッチメン」かと思わせるほど、無茶苦茶で深刻で、欠点のない人間(スーパーピーローであっても)はいないということがイヤというほど伝わります。
まぁ、る若干伝わりすぎて、「オレの読みたいヒーローは、こんなんとちゃうねん」という感じもしないではないのですが。
でも、迫力もあり、おもしろいです。
そして、最後は殴り合いで結局決着がつくところは、やっぱりアメコミなのでした。
最後の見開きは、凄い。そして、クイックシルバー、けっこうかっこいいやん。
そして、エピローグは、なんかいい話っぽくするためだけにつけたやろう。なんか、いい話っぽく終わります(笑)
操られているウルヴァリン。
死んで蘇らされたということで、イメージ的にはゾンビかな。
でも、ゾンビというには活き活きしています。そして、操られている割には、作戦を気にしたり、なかなか細かい思考も出来ます。
意識も、ちょっとある。
そして、人が死にまくり。
アメコミって、こんなにバンバン人死んだっけ?
まあ、ローガンの場合、爪が武器という時点で、かなりヤバイめですが、それでも、もうちょっと微妙な隠された表現だったと思うのですが。
そういえば、わたしの知っているローガンは、アマダンチウムを剥ぎ取られていたのですが、あれは、いつぐらいの話なんだろう。
アレ読んだのは、だいぶん前なので、また、アマダンチウムを移植されたのかなぁ。
そのあたり、アメコミ、モヤモヤするわぁ。
うーん。この生前の能力を持ったままで操るというのは、けっこうヤバイ。
多分、エグゼビア1人を捕まえて操れば、世界征服が出来ちゃう気がします。
そして、アメリカ、超人多すぎだ。アメリカだけで4700人。
こりゃ、確かに規制せなあかんなぁと思わせる事件で、後のシビルウォーの動きは、必然だったのだと思わせます。
でも、この話って、まだMデイの前だよなぁ。
「アベンジャーズ」の原作というか、原案の物語。
ただし、本当のマーベルユニバースではなくて、パラレルワールドな話です。
もしかして、昔新潮社から出てた「X-MEN」と「スパイダーマン」は、この世界の話だったのかな。
絵は、ものすごく見やすい感じです。かっこいいアメコミという感じ。
でも、キャラクターは、馴染みの人たちとはちょっとかわっているので、違和感がちょっとある。
びっくりしたのは、ハルク…じゃなくて、バナーを蹴り飛ばす、キャプテン・アメリカ。怖いわ。まぁ、性格的に、あんまり女々しい人は嫌いなのかもしれないと思いつつ。
でも、読んだアメリカ人も、ちょっと、
「えーっ」
と思ったみたいですね。
あとがきで、「あれは気絶させていただけ」とかかいてありましたが、そうは見えない(笑)
マーベルゾンビーズでは、外道だったピム。この人は、あまりしらないので違和感もないのですが、元々、性格に難ありな人だったのかな。