放課後の魔術師3 マスカレード・ラヴァーズ
因縁がいろいろ明らかになってきて、面白くなってきた。
……というのは、前の巻にも書いた感想だな。
《紅》の力も、ちょっと見えてきた感じ。やっぱり、魔術がうまくいかないのは、なんらかのリミッターがかかっているようですねぇ。
今回のゲームは、わたしの大好きな「ミシシッピクイーン」。
おぉ、わたしが、いつも最後の最後で逆転されるのは、そういう理由があったのかーーー!!
因縁がいろいろ明らかになってきて、面白くなってきた。
……というのは、前の巻にも書いた感想だな。
《紅》の力も、ちょっと見えてきた感じ。やっぱり、魔術がうまくいかないのは、なんらかのリミッターがかかっているようですねぇ。
今回のゲームは、わたしの大好きな「ミシシッピクイーン」。
おぉ、わたしが、いつも最後の最後で逆転されるのは、そういう理由があったのかーーー!!
なかなか、面白くなってきた。
今回とりあげられているゲームは、コロレット。これが、風景ではなくて、物語の解決までかかわっているとおもしろいのですが、まぁ、ボードゲーム物語ではないので1、こんなもんですね。退かれない程度にしとかないといけない……。
途中で、安芸が語っているパートなのに、突然、1文だけ遙が語っているところがあります。
まさか、作者が混乱しているミスではないとは思うのですが。編集の人だって、読めばすぐに気づくし。
なんか、人格が混ざってきているとかそういう効果なのだろうと思うけど、その説明がこの巻のなかにはなくて、変な感じでした。
実は、読書に関しては雑食系なのですが、読めない文体の本というのがあります。
なんか、荒れて感じてしまって、良く読めないのです。えーと、具体的に書くと、あかほり さとるとか、結城 惺とかの文体が、どうしても、受け付けないのです。
まぁ、わたしよりも読書の幅が厳しい兄貴が、あかほり さとるが読めていたりするので、なんていうかコレは、多分、文章の上手下手ではなくて、わたしにとって、あうかあわないかなのだと思います。
ということで、思ったほど手に取っていない気がするライトノベル系です。まぁ、昔からファンタジーや、RPGが好きなので、ライトノベルの前身みたいな、ソノラマ文庫とか、コバルト文庫は、けっこう読んでいたのでけれど。
で、今回の「放課後の魔術師」ですが、これは、ボードゲームがお話のなかに出てくるということで読んだ1冊です。作者の土屋 つかささんは、プログを見ているとけっこうヘビーな(?)ボードゲーマーの様です。
軽い文体だけど、荒れてないので読めました。
まぁ、細かな視点移動は、そんなに好きではないけれど。設定は、けっこう深そうでおもしろいです。
肝心のボードゲームですが、1巻目には、出てこないみたいです。残念。
「マンハッタン」という名前だけでてきた?
完結です。
ソード・ワールドも、2.0になり、フォーセリアのサーガは、これからどんどん完結にむかっていくようです。
そうすると、ケイオスランドや、イーストエンドは、どうなるんだろう?まあ、まだ語りはじめられていないイーストエンドはともかくとして、ケイラスランドの物語については、ちゃんと続けて語られてほしいものです。
なんていうか、スパーク、逞しくなったねぇというのが、今回の感想です。
ロードス島戦記のリプレイの3巻目ではじめてスパークに出会ったときは、こんなに大きなキャラクターになるとは思っていませんでした。
ラストちかくのページの美樹本 晴彦のイラストでも、そのたくましさは感じられました。
ロードス島のお話の中では、「ロードス島伝説」が実は1番好きだったのですが、今回、この「新ロードス島戦記」も、かなり好きです。
とくに、いつもお話の終わりで、一件落着かと思うと不幸が押し寄せてきて引くという展開が、なかなか、魅力的でした。
邪悪の存在を認めて、それをある程度は受け入れていくという、このマーモの考え方は、ただただ否定していくよりも、大切な考え方だと思います。